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中性システアミン “Libra Carl 7” 

先日、中性に調整したシステアミン濃度7%のカーリング剤の化粧品申請が完了しました♪

現在工場からの出荷待ちです^^;発売準備が整い次第ブログアップしますので、もうしばらくお待ち下さい。

NET/500ml 1.300円(税抜き)

“Libra Carl 7”開発の経緯としては…単純にダメージの大元であるアルカリに極力頼らずにウェーブ効率の良い還元剤を作ってしまえばいーじゃん!!って感じでした^^;

基本的に還元剤はアルカリ領域でウェーブ効率が良くなるけど、その分ダメージが^^;でも中性域であってもあまりウェーブ効率が落ちない還元剤がシステアミンとチオグリセリン…理由があって今回はシステアミンのみなんですけど^^;

その理由ってのが後からアルカリにふって使えるって事☆

毛質によってはアルカリやS1へアタックできる還元剤が必要な時って必ずあると思うんです…ちなみに同量のアルカリを添加した場合、チオグリセリンは少量でもpHが一気に上昇するので調整が難しくなるため今回はシステアミンのみなんです。

名前の由来にもなった“Libra”は天秤って意味で毛質によってはケースバイケースで酸性にもアルカリにもふれるようにpHは中性に調整、システアミン濃度も後から精製水で調整できるように高めに設定♪pH調整や濃度調整が美容師のお好みで用事調整できるバランスが天秤みたいでしょ^^?

 

実際にどのくらいのかかり具合かはこちらで参考程度に見て下さい。

“Libra Carl 7” プロトタイプでの検証…

コールドパーマ

ホットパーマ

クリープパーマ

…ってな感じですべて中性もしくは弱酸性のままで検証しました。サロンワークでは現実的に考えて多少のアルカリ還元剤が必要に迫られるケースはあると思いますが^^;

上の画像は何かって?これには…“Libra Carl 7”の秘密が!!

次回は「ポルフィリンと酸化還元反応」について…気分次第で書いてみます。

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中性システアミンでクリープパーマ

クリープ時に使用したケラチンはファイマックスー750Ver.と某有名:アルキル化ケラチンVer.で検証。

毛束はカットウィッグの“SPILO 102 ライトブラウン”から切り取ったものを使用。

還元剤は現在開発中の中性システアミン7%で手順は以下の通り。

①20mmロッドに中性システアミン7%塗布、湿熱で10分。

②中間水洗

③左がファイマックスー750(φ型ケラチン)を精製水で10倍希釈、右がアルキル化ケラチン(γ型ケラチン)をエタノール35%溶液で10倍希釈したもので10分湿熱クリープ。

④クリープ後ヘマチンでケラチンを架橋

⑤バッファ剤…φ型の酸縮合による高分子化の為。

⑥ブロム酸を7分の2度付け。

 

ウェット状態↓ではあまり差は無いけれど、クリープ無しのコールドパーマホットパーマに比べればかなりウェーブが安定している…まぁ、本当はアルカリでアクティブさせたクリープが一番なんですが^^;

ドライ後↓はクリープ時に使用したケラチンPPTの種類の違いでは驚きの結果です!!

左がファイマックスー750で右がアルキル化ケラチンです…一目瞭然の結果ですね^^

柔軟性、ハリコシ、手触りはどちらも遜色ない…ただ違うのはファイマックスー750の方が“ツヤツヤ☆”そして“軽いっ!!”

個人的には美容業界最強!?の某有名会社のアルキル化ケラチンの方が安定したウェーブ形成すると予想してたんですけど^^;結果的にはWECO BASEのファイマックスー750の方がダレが少ない♪

結果から考察するに…

同じ疎水性ケラチンでもファイマックスー750の分子量は750、今回使用したアルキル化ケラチンの分子量は20000~40000。

つまりファイマックスー750という低分子の方が毛髪内部のダメージ箇所隅々までに行き渡り、毛髪内部の細部まで浸透し、ヘマチンにより架橋…たぶんこのときにヒスチジン残基に結合する量が必然的に高分子のアルキル化ケラチンよりも効率が良かったのだと推測。

さらに、ファイマックスー750の最大の特徴、酸縮合により分子量約750から約24000へ分子量が高分子化する為、毛髪内部をクリープ後分子量が増した為に形状が安定し、ドライ後のダレが最小限に止めたと推測する。

どちらも内部・外部に作用しますが、イメージ的にはファイマックスー750が主に内部から…アルキル化ケラチンが主に外部からってとこでしょうか^^?

 

 

 

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Forest Shampooの特徴

たくさんのサロン様から“Forest Shampoo“や“ファイマックスー750”の販売方法などのお問い合わせがあるなか…

「“Forest Shampoo“は特にどんな効果に優れていますか?」

とのお問い合わせが多かった為、今日“Forest Shampoo“が髪に与える効果を理論的に説明します^^;

界面活性剤はコカミドプロピルベタイン(両性界面活性剤)をメインにして、助剤にアミノ酸系界面活性剤(アニオン性界面活性剤)を構成しました…その他の成分にはφ型ケラチングロスフィリンペリセアに続きカチオン性高分子を中心に配合しました…ここに“Forest Shampoo“の技術的な秘密が!!

某メーカーのように界面活性剤のみでトリートメント効果を最大限発揮するならシルク界面活性剤をメインにした骨格処方を真似してしまえばそれなりに良いものはできると思います^^;…ただ、シルク界面活性剤は高価な為、製造単価が跳ね上がる分それは最終的にお客様の負担が大きくなるということになります。

なので…製造単価を抑えつつ、トリートメント効果を最大限発揮するには界面活性剤と添加するトリートメント成分のバランスが生命線になってきます。

ちなみに“Forest Shampoo“の技術的な秘密とは…両性界面活性剤をメインにアニオン性界面活性剤を助剤として加え、カチオン性高分子を高濃度に処方したこと!!

どういうことかというと、両性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性高分子で骨格処方されたシャンプーはすすぎの際に水に不溶性のトリートメント成分によるコアセルベート(複合体)を形成するという特徴があるってことです♪

“Forest Shampoo“の何の成分がコアセルベーション(複合化)するかというと…

γ型高分子ケラチン(分子量:40.000)、α型高分子ケラチン(分子量:45.000)キトサン(分子量:80万)、カチオン化セルロース(分子量:40万)のカチオン性高分子です。

公表している時点でもう秘密では無いのですが^^;…でもハッキリ言えば“Forest Shampoo“に似たようなものは作れても同じものは作れないんですね★

シャンプーすすぎの際コアセルベートの生成条件として…

・表面電荷密度だったり…濃度…ポリマーの種類…電荷密度…分子量…イオン強度とかいろいろ^^;

これらの配合が0.05%変わるだけで質感は異なってきますし、髪にとって悪い方向にコアセルベートしかねない^^;

ただ言えるのは“Forest Shampoo“に含まれるトリートメント成分は一種類当たり最低で0.5%以上3%未満配合ということ!!少なく感じるかも知れませんが市販で販売されているトリートメントに含まれるトリートメント成分の50~300倍の濃度だということです。

※何故分かるかといえば…配合原料の原価、成分配合の番手、販売価格を推測すればトリートメント成分のおおよその配合%はある程度分かるんですけどね^^;

ちなみに“Forest Shampoo“にはシリコンを含みません。質感の向上にはシリコンは絶対に欠かせない成分なのですが、シリコンを流用したコアセルベーションは使い続けることによって、例え0.01%の極うす~い剥がれやすい濃度でも剥がれにくい強固な皮膜形成をするからです。

なので“Forest Shampoo“使用時はノンシリコンシャンプー同様に髪質によって多少軋むかもしれませんが、コンディショナーやトリートメント無しでも乾かすと柔らかでサラサラの質感になります…これは子供の毛髪と同じ!!濡れると軋み、乾くとサラサラ☆

カチオン性高分子(ケラチンやキトサン)を利用したコアセルベートは健康毛に類似した毛髪表面に整える効果によるものです^^v

“Forest Shampoo“には他にφ型ケラチン(分子量:750)、ペリセア(分子量:834)のアニオン性低分子も高濃度に含みますが、すすぎの際にカチオン性高分子とイオンコンプレックスを生じコアセルベートします!!

おまけにヘマチンを処理剤並みに高濃度処方したのでカラーやパーマの前後に使用するととても効果的です。詳しくはここをクリックして下さい→カラー剤とヘマチンパーマ剤とヘマチン

 

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Forest Shampoo ダメージケアシャンプー , ケミカル

高濃度φ型ケラチン処理剤~ファイマックスー750~

こちらφ型ケラチンPPT処理剤“ファイマックスー750”完成しました♪

どんな施術にも薬剤設計しやすいようシンプルにφ型ケラチンにペンチレングリコールとペリセアを配合しました。

使用する時は精製水で5~10倍のお好みで希釈して使用してください。

目安としては…

・ダメージ予防で10倍希釈。

・ミドルダメージで7倍希釈。

・ハイダメージで5倍希釈。

・クリープパーマの中間処理には10倍希釈。

・原液使用不可。

~特徴~

・“ファイマックスー750”はアニオン性物質という特徴としてカチオンに対してイオンコンプレックスを生じますのでカチオン化PPTと混合する時は注意してください。

・pH4付近の酸リンスなどで酸処理すると瞬時に酸縮合し、分子量750から約24.000以上に高分子化します。

“ファイマックスー750”の1%溶液↓

クエン酸0.1%溶液を混ぜた状態↓

・“ファイマックスー750”に含まれるφ型ケラチンは、もともと羊毛ケラチンに比べ疎水性アミノ酸を1.5倍多く含有する稀有なケラチンですが、酸処理+カチオン処理することによってより疎水性の強い高分子ケラチンへと処理できるためカラーの退色やパーマのダレ防止に効果的です。

・酸処理+カチオン処理した場合、酸処理によって分子量750から約24.000以上に高分子化し、カチオン処理することでイオンコンプレックスにより毛髪内部・外部に強力に吸着し、“ファイマックスー750”の流出を防ぎ、トリートメントの持続性がUPします。またダメージによって約90gfまで低下した毛髪破断強度を130gf以上に補修強化します。

・シルクやコラーゲンなど他のPPT処理剤に“ファイマックスー750”を混合して酸処理+カチオン処理すると高分子化する過程で他のPPT処理剤を取り込みます。低分子のシルクやコラーゲンの流出を防ぎますので、流出しやすい低分子PPTのデメリットを解消し、他の低分子PPT処理剤の機能を強化します。※中分子PPTや高分子PPTでも可!!

各種PPT混合溶液に“ファイマックスー750”添加後、酸処理+カチオン処理↓

カラー施術前処理使用例…

・シャンプー後希釈した“ファイマックスー750”を毛髪に塗布しコーミングして揉みこみます。毛髪内部に浸透すると手触りがキシミはじめます。

・酸リンス(クエン酸0.1%水溶液でも可)などを重ねて塗布しコーミングして揉みこみます。酸処理によって高分子化し手触りがチュルンとします。このとき酸性ヘマチン水溶液で架橋させるとより良い結果が得られます。

・さらにカチオン化水溶液(キトサンがオススメ)などを重ねて塗布しコーミングします。カチオン化処理によってイオンコンプレックスを形成します。

 

パーマ施術中間処理使用例…

・中間水洗後に希釈した“ファイマックスー750”を塗布し湿熱(クリープ)で加温。

・酸リンスで酸処理します。高分子化のため1分間放置後2剤の塗布。

 

“ファイマックスー750”ってこんな感じです…。

既存の羊毛ケラチンPPT処理剤には無い最軽量・高補修のケラチンPPT処理剤です。

 

ボトルタイプ400mlと詰め替えタイプの1250mlの2種類です。

ボトルタイプ400ml/  ¥9.975

詰め替えタイプ1250ml / ¥23.100

 

詰め替えタイプ1.250mlを1.000ml換算で5~10倍に希釈した時のコストです。

10倍希釈 1.000ml換算…1.848円

7倍希釈 1.000ml換算…2.640円

5倍希釈 1.000ml換算…3.696円

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ケミカル

もうすぐ…

例のWECO BASEオリジナルシャンプー…都庁の薬務課で化粧品登録申請しました♪

販売名は“ForestShampoo(フォレスト シャンプー)”でございます!!

長かった^^;…出来上がったサンプルをチェック!!成分を追加配合してはチェック!!妥協のない改良の繰り返し…遂に完成しました。

 

使えば分かる!!と言いたいのですが…やっぱり苦労して開発したのでちょっと言わせて頂きたい^^

 

まず、シャンプーのメインといえば界面活性剤!!この“Forest Shampoo”には界面活性剤としては抜群のトリートメント効果の高いラウロイル加水分解シルクNaを配合!!

洗浄力のバランスのためコカミドプロピルベタインとココイルグルタミン酸TEAも配合してます。

・コカミドプロピルベタイン…赤ちゃんシャンプーにも良く使われる優しい洗浄成分です。

・ココイルグルタミン酸TEA…アミノ酸系シャンプーの代名詞ともいわれ、こちらもトリートメント効果のある優しい洗浄成分です。

 

次にシャンプーに添加したトリートメント補修剤なのですがこんな感じです↓

・18MEA…健康な髪のキューティクル最表面の“F-layer”と呼ばれる部分にこの18MEAという脂質があるのですが、1~2回のカラーやパーマによって無くなり手触りが悪化します。今回配合した18MEAは毛髪に吸着しやすい様にカチオン化したものを採用。

・ヘマチン…詳しくはここをクリック→グロスフィリンカラー剤とヘマチンパーマ剤とヘマチン要は育毛・ダメージ補修・カラー剤やパーマ剤の過酸化水素除去です^^;

・シルク…ダメージ補修・艶感・毛髪強度向上

・コラーゲン…ダメージ補修・質感向上・パーマ後のシステイン酸増加の抑制

・ケラチン…α型ケラチン、γ型ケラチン、φ型ケラチンの三種類をバランス良く配合しました☆

φ型ケラチンはこの辺に書いた記憶が^^;→φ型ケラチン羽毛ケラチン

γ型ケラチンとα型ケラチンは一丸ファルコス社のプロティキュート配合…つまり美容業界最強のケラチン誘導体を配合ってとこです♪詳しくはこちら→プロティキュート

・キトサン…分子量80万という超高分子が擬似キューティクルとして再生し、また超高分子にも関わらず網目構造のため他のトリートメントやカラー剤やパーマ剤を阻害しません。また今度じっくりキトサンについて書いてみます^^;

・ペリセア…詳しくはこちら→ペリセアペリセアで失敗!?

これらトリートメント補修剤…この“Forest Shampoo”にはかなりの濃度で配合しています^^v

 

こちら“Forest Shampoo”は少し変わった使い方がありまして^^;

①まず、頭皮をマッサージするように洗います。

②毛先は泡を優しく揉み込むだけでOK!!

③流さずに一分間放置したら流します♪

①と②は普通のシャンプーと変わらないのですが③の一分間放置がこのシャンプーの重要なポイントです。

はじめに書いた洗浄成分(シルクPPT洗浄剤&アミノ酸系洗浄剤)は刺激の強いラウリル硫酸系の洗浄成分ではなく、髪と同質のアミノ酸からなる洗浄成分なので 髪と頭皮を優しくトリートメント補修をしながら適度な脱脂力で汚れを洗浄しますので、少し時間放置するとより効果的に洗えます。

また、高濃度に配合したトリートメント補修剤が親水化したダメージ部分に集中的に吸着・疎水化(健康な毛髪状態)し、自己修復能力のない毛髪を効果的に補修します。

 

発売時期が確定したらまたお知らせします~♪

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ケミカル

パーマ剤とヘマチン

タケチャンマンさん“カラー剤とヘマチン”でコメントありがとうございます☆頂いたコメント掲載させてもらいますね^^

「初めまして、タケチャンマンと申します。

ヘマチンがカラーリングの前処理に使えるのは初めて知りました‼

カラーやパーマでも基本的に後処理にしか使えないもんだと思ってましたので。

他にもヘマチンの使い方とかってあるんですかね?」

コメントや質問を頂けると自分で書いたブログが読まれてお役に立ててる?と思うと何だか嬉しいですね♪

 

ではでは本題に…ヘマチンを扱っている美容メーカーさんの多くは後処理に使う事によって、カラーの酸化重合を促進したり、パーマの中間処理・後処理でケラチンの架橋であったりS-S結合の再結合を促進したりといった説明をされます…確かにその通りなんですけど、もっと他にも使い方次第では施術の幅が広がると思います。

例えば前回のブログ内容ではカラーの前処理にヘマチンを使うとメラニン色素の酸化分解を促進して、よりクリアで綺麗な発色が出来ます!!とか^^

なので今回はパーマ剤とヘマチンについて書いてみます。

通常の施術通り一剤カールチェック後に中間水洗をし、この後ヘマチンを塗布します…コレ重要!!※クリープパーマの時はクリープ終了後に^^;

理由は2つ

(1)ヘマチンは構造上毛髪内部に浸透しやすいので、この後にケラチンを塗布すると毛髪内部で架橋し、さらに10倍に希釈したヘマチンを重ねづけすると内部はもちろん毛髪表面もケラチンが皮膜架橋するので、手触りもウェーブ効率もグ~ンとアップします♪※ケラチン塗布後にヘマチン塗布の意味合いはS-S再結合促進とケラチンの酸縮合と2剤の酸化効率を上げる為です。

(2)ヘマチンの構造に含まれる(Fe)鉄はただの鉄ではなく消臭効果のある2価鉄なのでパーマ独特のチオール臭に対して消臭効果が期待できます☆※システアミンの消臭はちょいと別です。

パーマの中間処理ではこんな感じで使ってます…で後処理には2剤の過酸化水素除去とチオール臭を防ぐために使用します…いたって普通の使い方かもしれませんが参考になりました^^;?

 

上に書かれなかったヘマチンの効果…

・抗男性ホルモン(5αーリダクターゼ阻害)による育毛効果!!

・パーオキシダーゼ促進…過酸化水素だけでなく有機過酸化物にも作用し、酸化ストレスから生体を守っています。また皮膚コラーゲン産生促進活性作用も!!

・チロシナーゼ促進…メラノサイトを刺激する事によって白髪防止もしくは改善します。

余談になりますが、去年?今年?…まぁ、ごく最近のことですが、白髪は17型コラーゲンが無くなることが原因だと解明されました。まだ、治療薬なるものはまだ開発されてないみたいですけど…

うちの母親はヘマチンシャンプー(ハホニコのラメイヘアクレンジングシャンプー)を半年位使い続けた結果、顔周り以外の白髪部分が減少してうすい茶色もしくは黒に近い感じまで白髪が減りました!!ちょっと憶測の域ですが、ヘマチンのパーオキシターゼ促進活性効果によって1型コラーゲンだけでなく少なからず17型コラーゲンも産生されたのでは?同時にチロシナーゼも促進活性されメラノサイトが活性状態になり黒髪が増えたのかも?

…もしくは僕が「白髪が減るかもよ!!」なんて言っていたからプラシーボ効果かも!?

興味があればヘマチンシャンプーお試しあれ!!

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ケミカル

カラー剤とヘマチン

 

グロスフィリンってタイトルで以前こんな感じに↓

「化学式ではC34H32ClFeN4O4…

で、この“ヘマチン”は鉄(Fe)を有するという特徴ゆえに金属タンパク質なんて呼ばれたりします。さらにグロビンタンパクのヒスチジン残基も併せ持つのも大きな特徴です!!

グロビンタンパクから切り離された状態の“ヘマチン”はケラチンに含まれるヒスチジンと結合します。

※解りやすく例えればマジックテープの引っ掛かるほう(ケラチン)と引っ掛けるほう(ヘマチン)の関係です^^;

もうひとつ、ポルフィリン内にあるビニル基とケラチンタンパクのひとつであるシステインも併せて結合するためにもの凄く毛髪強度がアップするんですね♪」

…と、トリートメントについてヘマチンとケラチンの相性の良さについて書きました。

では、カラーではどのタイミングでヘマチン処理するか?です。

カラーでいえば、乳化時にヘマチンを使用することによってカラー剤の酸化しきれていない酸化染料が酸化重合し、分子量が大きくなるので色の退色防止になるのでヘマチンは後処理に向いています…と、ここまではヘマチンを使いこなしている技術者なら知っている方も多いと思います。

ただ、より綺麗にカラーリングするのであればヘマチンは前処理にも使うべきかな^^まずカラー剤の通り道をCMCで作り、染色作用を高めるプロティキュートCガンマor12等を塗布すると、CMCとアルキル化高分子ケラチンが相互作用し毛髪内部に定着、さらにアルコールを揮発して疎水変換してさらに毛髪内部に吸着。そこヘマチンを重ねづけるとケラチンタンパクが毛髪内部に架橋されてカラーの染色率と持続性をアップさせます!!

もうひとつのヘマチンの効果として、ヘマチンは金属タンパク質といって構造中に“Fe”鉄を含有していますので、あらかじめヘマチン(Fe)が毛髪内部にある場合、カラー剤は毛髪内部のメラニン色素付近に鉄分があると過酸化水素による酸化分解によって活性酸素を促進し、メラニン色素の分解が促進されますのでイメージ通りのクリアな発色が施術しやすくなります☆

※ヘマチンをカラーの前処理で使うときに気をつけたいのが毛髪表面に残さない事!!毛髪表面にヘマチンが残留しているとカラー剤が毛髪表面で酸化重合してしまい色が毛髪内部で発色しなくなるので気をつけましょう^^;

↓↓↓高濃度ヘマチンシャンプー詳しくは画像をクリック↓↓↓

https://www.wecobase.jp/shop/?p=8

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ケミカル

グロスフィリン

“ヘマチン”の原液!!これを3%に希釈した物が↓です。前回の“ヘマチン”をもう少し詳しく書いてみます^^

“ヘマチン”といえばヘモグロビンから作られた製剤のことで別名“グロスフィリン”、効果といえば・・・

カラーの退色防止、タンパク質定着強化、育毛促進、脱毛予防、脱臭効果、薬害除去、活性酸素除去、UVカット、後は・・・白髪をだんだんと黒髪が生えてくるように働きかける等!!

様々な効果をもたらす素晴らしいトリートメント処理剤(架橋剤)の一つです。

では、前回の内容で“ケラチン”と組み合わせると架橋構造を形成し、毛髪強度がアップすると書きましたが、具体的にどの様に?ってとこです^^

“ヘマチン”ってのは血液中に含まれる血色素成分からなるポルフィリン誘導体のことで、環状の基本骨格の中央に鉄原子を配置しています・・・

化学式ではC34H32ClFeN4O4ちょっと難しくなってきたかな^^;?

で、この“ヘマチン”は鉄(Fe)を有するという特徴のゆえに金属タンパク質なんて呼ばれたりします。さらにグロビンタンパクのヒスチジン残基も併せ持つのも大きな特徴です!!

と、いうことは・・・美容師さんがこのブログを見てたらもう気づいてしまった方も多いはず^^;

グロビンタンパクから切り離された状態の“ヘマチン”はケラチンに含まれるヒスチジンと結合します。

※解りやすく例えればマジックテープの引っ掛かるほう(ケラチン)と引っ掛けるほう(ヘマチン)の関係です^^;

もうひとつ、ポルフィリン内にあるビニル基とケラチンタンパクのひとつであるシステインも併せて結合するためにもの凄く毛髪強度がアップするんですね♪

前回のブログにWECO BASEでのトリートメント効果について、「カラー剤やパーマ剤で傷んだ髪の毛の破断強度が60~80gfだとすると、100~130gfまで修復します☆」と書きましたが、どのくらいの修復度合いかというと・・・

通常の健康毛の破断強度は140~160gfといわれてます・・・WECO BASEのトリートメント頑張ってるでしょ^^;

ちなみにWECO BASEは“濃密ハホニコトリートメント”なんてメニューで呼んでますけど、この“ヘマチン”使ってるからだけでは無いですよ~><

WECO BASEの“濃密ハホニコトリートメント”は“ヘマチン”含めて最低でも12種類のトリートメント添加剤を追加使用し、髪質によって必要であれば最大5種類ほど追加しますからね^^

今回は“ヘマチン”について書きましたが、他のトリートメント添加剤は又の機会に書いてみます^^

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