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TAG : 高分子化

ファイマックスー750 Q&A

“ファイマックスー750”使ってみた感じはどうでした?今回は“ファイマックスー750”について寄せられた疑問にお答えします。

Q,「ファイマックスー750を他のPPT処理剤と混ぜるときに相性みたいなものはあるんですか?」

A,あります。ファイマックスー750に含まれる成分はアニオン性のφ型ケラチン(羽毛)とアニオン性のペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)で構成されているためカチオン性物質とコンプレックスを生じます。

このコンプレックスの特性を利用すると毛髪外部にファイマックスー750の吸着量を増やせるので、先にカチオン性PPTなどを混合すると効率的では無いかな?と思います。ただ手間を省きたい時はそれでも良いと思います^^;

ただ、手順からしたらファイマックスー750を希釈したものを毛髪内部に浸透させ、酸処理で高分子化させ内部補修、さらにカチオン処理によって毛髪外部に吸着量UPで外部補修!!ってのが効率的です♪…でも、いろいろ試してみてくださいね^^

 

Q,「ダメージの修復のみを施術した場合、
ダメージ度合いにもよると思のですが、低分子や中分子のケラチンも
必要なんでしょうか?
それともφ型を酸処理すると、
高分子になりきらないぶんが、
中、低分子として髪の内部でつくられるのでしょうか?
よく三種混合のケラチンが配合された処理剤をみるので、気になりまして。」

A,分子量20.000以下のケラチンは必要無いと思います。というのもダメージが進行すると、毛髪は健康な状態の疎水性からダメージ毛の親水性へと変化していきます。これは内部のケラチンがアルカリや熱などダメージによってケラチンの架橋構造を破壊することで起きます。

ちなみにケラチンPPTを作る過程の話ですが…基本的には化学修飾されていない分子量20.000以下のケラチンは加水分解する過程でシスチンのジスフィルド結合を還元し、架橋構造を無くす事で親水性の低・中分子量のケラチンPPTなります。

つまり低・中分子量の加水分解された親水性ケラチンPPTはダメージの進行した親水性になった毛髪に対して補修効果は期待できません^^;

何故なら、親水性に傾いたダメージ毛はファイマックスー750の様な疎水性ケラチンPPTで補修することでダメージ補修と言えるので低・中分子の親水性ケラチンPPTは必要無いと思います。

 

「それともφ型を酸処理すると、
高分子になりきらないぶんが、
中、低分子として髪の内部でつくられるのでしょうか?
よく三種混合のケラチンが配合された処理剤をみるので、気になりまして」

ですが、確かにφ型ケラチンを酸処理すると高分子になりきらない部分もあると思いますがほとんどが高分子化するので、低・中分子の特性が必要な時は混合したほうが良いと思います。

あと、三種混合の処理剤って…たぶんあの有名メーカーさんの処理剤だとは思いますが^^;同じ羽毛由来のφ型ケラチンでも製造過程が違うので分子量や特性も違います…なので別の処理剤だと思って使ってください^^

もし他のPPTと混合するならケラチンの場合、疎水性が強くなる分子量20.000以上のものや、分子量の違うシルクなど試してみても面白いですよ!!

 

※ファイマックスー750のカチオン処理のときのカチオン物質の組み合わせは自由!!

・リピジュア

・キトサン

・カチオン化セルロース

・カチオン化ケラチン、シルク、e.t.c.…

パッと思いついたカチオン物質だけでもこれくらいあります^^いろいろと試してお好みの組み合わせを見つけてください♪

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ケミカル

高濃度φ型ケラチン処理剤~ファイマックスー750~

こちらφ型ケラチンPPT処理剤“ファイマックスー750”完成しました♪

どんな施術にも薬剤設計しやすいようシンプルにφ型ケラチンにペンチレングリコールとペリセアを配合しました。

使用する時は精製水で5~10倍のお好みで希釈して使用してください。

目安としては…

・ダメージ予防で10倍希釈。

・ミドルダメージで7倍希釈。

・ハイダメージで5倍希釈。

・クリープパーマの中間処理には10倍希釈。

・原液使用不可。

~特徴~

・“ファイマックスー750”はアニオン性物質という特徴としてカチオンに対してイオンコンプレックスを生じますのでカチオン化PPTと混合する時は注意してください。

・pH4付近の酸リンスなどで酸処理すると瞬時に酸縮合し、分子量750から約24.000以上に高分子化します。

“ファイマックスー750”の1%溶液↓

クエン酸0.1%溶液を混ぜた状態↓

・“ファイマックスー750”に含まれるφ型ケラチンは、もともと羊毛ケラチンに比べ疎水性アミノ酸を1.5倍多く含有する稀有なケラチンですが、酸処理+カチオン処理することによってより疎水性の強い高分子ケラチンへと処理できるためカラーの退色やパーマのダレ防止に効果的です。

・酸処理+カチオン処理した場合、酸処理によって分子量750から約24.000以上に高分子化し、カチオン処理することでイオンコンプレックスにより毛髪内部・外部に強力に吸着し、“ファイマックスー750”の流出を防ぎ、トリートメントの持続性がUPします。またダメージによって約90gfまで低下した毛髪破断強度を130gf以上に補修強化します。

・シルクやコラーゲンなど他のPPT処理剤に“ファイマックスー750”を混合して酸処理+カチオン処理すると高分子化する過程で他のPPT処理剤を取り込みます。低分子のシルクやコラーゲンの流出を防ぎますので、流出しやすい低分子PPTのデメリットを解消し、他の低分子PPT処理剤の機能を強化します。※中分子PPTや高分子PPTでも可!!

各種PPT混合溶液に“ファイマックスー750”添加後、酸処理+カチオン処理↓

カラー施術前処理使用例…

・シャンプー後希釈した“ファイマックスー750”を毛髪に塗布しコーミングして揉みこみます。毛髪内部に浸透すると手触りがキシミはじめます。

・酸リンス(クエン酸0.1%水溶液でも可)などを重ねて塗布しコーミングして揉みこみます。酸処理によって高分子化し手触りがチュルンとします。このとき酸性ヘマチン水溶液で架橋させるとより良い結果が得られます。

・さらにカチオン化水溶液(キトサンがオススメ)などを重ねて塗布しコーミングします。カチオン化処理によってイオンコンプレックスを形成します。

 

パーマ施術中間処理使用例…

・中間水洗後に希釈した“ファイマックスー750”を塗布し湿熱(クリープ)で加温。

・酸リンスで酸処理します。高分子化のため1分間放置後2剤の塗布。

 

“ファイマックスー750”ってこんな感じです…。

既存の羊毛ケラチンPPT処理剤には無い最軽量・高補修のケラチンPPT処理剤です。

 

ボトルタイプ400mlと詰め替えタイプの1250mlの2種類です。

ボトルタイプ400ml/  ¥9.975

詰め替えタイプ1250ml / ¥23.100

 

詰め替えタイプ1.250mlを1.000ml換算で5~10倍に希釈した時のコストです。

10倍希釈 1.000ml換算…1.848円

7倍希釈 1.000ml換算…2.640円

5倍希釈 1.000ml換算…3.696円

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