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TAG : α型ケラチン

φ型ケラチン…羽毛ケラチン…フェザーケラチン…

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ケラチン処理剤といえば羊毛由来…人間のケラチンに似てるってことで羊の毛を加水分解したものが多い…

ただ、この加水分解の過程で疎水性から親水性のケラチンへ…つまりダメージしたケラチン水溶液に(あくまでイメージ的にね^^;)…

親水性のケラチンは親水化した毛髪に馴染みが良いから使い道が無いわけではないのだけれど…

薬剤などのダメージで親水性に傾いた髪を疎水性にするにはやっぱり疎水性ケラチンが必要…

となると個人的には、一丸さんの疎水性高分子ケラチンシリーズなんかが便利なアイテムだと思う。

低分子だと成和さんのシリル化タイプのプロモイスあたりはデジPや矯正に重宝します。…

でも使うタイミングや施術内容によって向き不向きがあるわけで…いろいろとね^^

そこで、今日はこんなケラチンもありますよ~ってお話です。

冒頭にも書いたφ型ケラチン…羽毛ケラチン…フェザーケラチン…呼び名は何でもいいんだけど^^;

元の羽毛が撥水性ということもあって、分子量750という低分子にまで加水分解しても疎水性…撥水=疎水の定義をご存知の方はスルーして下さい^^;

pH4あたりで酸処理すると、酸縮合して分子量が約32倍の24000位の水難溶性高分子へ…ダメージホール内にしっかり留まり、間充物質として機能する優れもの♪

ケラチンの構造的にはαケラチンとγケラチンの性質を両方を兼ね備えた構造のβシート構造という平面構造…そのためシルクに似た軽い質感…柔軟性…艶感に☆

そんなケラチン…面白そうでしょ♪

WECO BASEではこの羽毛ケラチンを配合した処理剤 Trumpを発売してから約2年…

先代のファイマックスー750を数に入れると3年になりますが…

用途は主にクリープパーマの中間処理…

Trumpは疎水性のφ型低分子ケラチン…γ型高分子ケラチン…ぺリセアを混合したアニオン性ケラチン処理剤です。

次回は…時間があればクリープパーマの工程をアップします!!

ちなみにカチオン性φ型ケラチンはこちらAliceに配合!!好評発売中♪

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φ型ケラチン~総集編~

久しぶりにアクセス解析をしたところ…“φ型ケラチン”、“フェザーケラチン”、“羽毛ケラチン”と検索キーワードが急激に増えて先月の約2倍もアクセス数が増加していたので、今日は“φ型ケラチンの総集編”にしてみます。

 

そもそもφ型ケラチンの原料は従来の羊毛や人毛からではなく、水鳥の羽毛を加水分解して得られるケラチンです。

従来のケラチンとの大きな違いはアミノ酸組成が羊毛ケラチンに比べて約1.5倍疎水性アミノ酸を多く含有していること!!

疎水性アミノ酸が多いことで、毛髪を構成している成分との疎水結合が促進して親水化したダメージ毛を健康毛に近い疎水性に導きます。

 

もう一つはα型ケラチンとγ型ケラチンの両方の性質を兼ね備えた構造のβシート構造という平面的な構造であるため、シルク(βシート構造)に似た非常に柔軟性のある分子構造のケラチンです♪

またβシート構造のため吸湿性が低く、湿度による広がりなどを抑制し、羊毛ケラチンにはない“艶感”や“軽さ”といった質感を与えることが出来ます。

 

現在、このφ型ケラチンには未修飾タイプとカチオン化タイプの2タイプがあります。

・未修飾のφ型ケラチンは平均分子量750という低分子なのですが、pH4付近で酸処理すると酸縮合し分子量が750から32倍の約24.000へ高分子化します!!

・カチオン化タイプは未修飾のφ型ケラチンのアミノ基に第4級アンモニウム塩を結合させ、カチオンの電荷を付与したタイプで平均分子量1.000という低分子です。

未修飾タイプの様に酸縮合による高分子化はありませんが、カチオン性を持つことによって特に傷んだ毛髪表面に多く吸着する性質があります。

基本的にどちらも同じく疎水結合を促進し、カラーやパーマの前処理ではコルテックス間のCMCの流出を防ぎ、過酸化水素やブリーチ処理の過酸化によって生成されるシステイン酸の増加を抑制し、S-S結合の減少を防ぎます。

 

最近はよく「どう使用するのが効果的か?」というメールを多く頂くのですが、個人的には…

パーマの中間処理で未修飾タイプの特性を活かして、低分子で浸透後(クリープ処理剤としては最高^^)に酸縮合による高分子化を利用してウェーブ効率アップ♪

扱いやすさ優先でカチオン化タイプ使用でもいいんじゃないでしょうか?

以上、φ型ケラチン~総集編~終了です^^

さらにφ型ケラチンの詳細を知りたい方はファイマックスー750を参照して下さい。

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未確認情報求む!!

つい先日のこと、縮毛矯正とカラーリングを定期的に施術するロングヘアーのお客様がご来店しました。

普段はコテでほぼ毎日スタイリングするのが日課です。

たしか前回施術したときに顔周りの毛質がポーラス毛手前、普段のコテの温度のせいかヒートブリスターも起きていている^^;

ということで、コテなどの熱機器を使ってもヒートブリスターの起きにくいスタイリング方法を伝えて…普段のヘアケア方法の一つには“Forest Shampoo”を使って頂く事になりました。

それから約一ヶ月してから今回のご来店…

あれれ?って感じで、顔周りのポーラス気味な部分が髪密度が高くなって若干だけど改善しちゃってるし、ヒートブリスター部分も改善…なぜ???

この時点で僕は“Forest Shampoo”を販売したことを記憶の彼方へ飛ばしてしまっていたわけですが^^;

何か特別なケアをしているか聞いたところ“Forest Shampoo”とハホニコのラメラメ1を一回だけ使っただけだそうです。

さらにお客様からの感想は「コテで巻いたときの巻き髪が落ち難くなった」そうです。

…まぁ、良い結果になった事はいいんですが、巻き髪の娘用(熱機器)に作ったシャンプーではないので耐熱性実験や検証は行ってないので、何でそうなったか考えなければなりません^^;

今のところ考えられることは“Forest Shampoo”が髪を洗いながらα型、γ型、φ型三種類の疎水性ケラチン・コラーゲン・ペリセア・ヘマチン・18MEA・キトサンを補給し、すすぐことでコアセルベート(複合化)しているから…つまり洗えば洗うほど髪密度が高くなる!!

今回は特にφ型ケラチン、ヘマチン、18MEA、キトサンの関与するところが大きいかったのだと思う^^;

ということで、僕もまだまだ未確認なところが多いです^^;

“Forest Shampoo”に限らず“ファイマックスー750”や’Libra Carl 7’を使っていて僕がブログ上に書いていない効果や施術方法を発見したら教えて下さい。このブログから同じ商品を使っているサロン様に紹介していきたいと思います♪

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※“Forest Shampoo”をご購入するサロン様は増えてきたのですが、まずは一週間連続して自分の髪で効果を確かめて下さい。

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Forest Shampoo ダメージケアシャンプー

パワーアップ!?

昨年は“Forest Shampoo”が売れきれてしまい、取り扱いサロン様にはご迷惑をおかけしました。

本日ドカっと届きましたのでしばらく在庫のほうは大丈夫そうです^^;

で、少し変更点があります。

“Forest Shampoo”の↓の方に書いてある“Produce by WECO BASE”を削除しました…理由はなんとなくです^^;

もう一つは成分の変更です…

・配合してある洗浄成分は変わらないのですがシルク界面活性剤の比率を高め指通りと補修力を高めました。

・シリコン類の代替材料としてメドウフォームーδーラクトンを追加して滑りを良くしました。

※メドウフォームーδーラクトンはジメチコン以上の滑りと帯電防止性のある、メドウフォーム種子油から合成されたラクトン誘導体です。

・11種類のアミノ酸を配合し保湿力、退色防止力、ダメージ補修力を高めました。

今回のリニューアルは、他のトリートメント成分は高濃度処方のままなのでご安心下さい。単純に有効成分を追加したかたちで製造しました。

使い心地は…ムフフ^^ノンシリコンなのに危険なくらい!?ツル・ツヤ・サラ♪

従来の“Forest Shampoo”同様にすすぎの際に水に水難溶性のトリートメント成分によるコアセルベート(複合体)を形成するという特徴はそのままです♪

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Forest Shampoo ダメージケアシャンプー

なぜφ型ケラチンがダメージ毛に有効なのか?

明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願いします。

今日はファイマックスー750の主成分について…“なぜφ型ケラチンがダメージ毛に有効なのか?”です。

特徴とすれば…

①750という低分子量にもかかわらず疎水性。

②毛髪内部に浸透させた後、酸処理をすると瞬時に分子量が750から24.000へと高分子化。

③α型ケラチンとγ型ケラチン両方の性質を兼ね備えている。

まず①の疎水性であることですが、通常健康な毛髪は疎水性なのですがダメージによって親水性になっていきます…つまり、毛髪がダメージすると言うことは疎水性から親水性になっていくことで水分を過剰に吸収する様になって乾きにくくなったり、逆に乾燥するとバサバサになってしまいます。

こうした親水化した毛髪を健康毛に近い状態に補修するには疎水性のケラチンが必要になってきます。

従来の羊毛ケラチンでは分子量20.000以下で加水分解の過程で親水性になり20.000以上の分子量を維持するものは疎水性を保てるのですが、特にアルキル化等を別にしたとき、分子量20.000以上の高分子ケラチンは毛髪表面を主に疎水化していくため硬く重く仕上がりやすく、低分子ケラチンに比べれば多少浸透時間がかかります。

ところがファイマックスー750は分子量が750と低分子のため高分子ケラチンに比べ毛髪内部から疎水化し、しなやかで軽い仕上がりになりやすく毛髪内部への浸透時間が早いのです。

そして②の毛髪内部に浸透させた後、酸処理をすると瞬時に分子量が750から24.000へと高分子化することですが…この時毛髪内部では毛髪内部に浸透したφ型ケラチンが酸によって等電点以下になることでプロトン化し+に荷電し、毛髪のダメージ部分の-部分とイオン結合を引き起こします。

さらにφ型ケラチンが等電点以下になると疎水性のアミノ酸だけが集まり分子間で疎水結合し間接的にファンデルワールス力が作用します。通常毛髪におけるファンデルワールス力の結合強度は“ペプチド結合>S-S結合>イオン結合>水素結合>ファンデルワールス力”の順として弱い結合ですがダメージの度合いによってはペプチド結合・S-S結合・イオン結合の数が総合的に減少し、水素結合同様にφ型ケラチンを酸処理時に起きる疎水結合(ファンデルワールス結合)の結合する絶対数が多いのでハイダメージ毛であればあるほど毛髪強度を補強するに有効的な結合といえます^^

また③のφ型ケラチンはα型ケラチンとγ型ケラチンの両方の性質を兼ね備えているのですが、構造的にはβストランド構造になっており、毛髪のペプチド鎖の分子間で水素結合して安定した丈夫なβシート構造となります。

βシート構造で毛髪に吸着したφ型ケラチンはシートの片側の面に現れるアミノ酸残基の多くが疎水性です…つまり疎水基が上向きになり、水難溶性になるため長期間毛髪を保護します。

また、疎水基が表面に露出した形のまま結合するのでシリコンやキトサン、リピジュア等カチオン系ポリマーなどを重ねづけで塗布すると綺麗に吸着しますのでより一層トリートメントの持続性を効果的にします^^

まとめると…

①親水化したダメージ毛の補修には疎水性ケラチンが最適です。

②φ型ケラチンが酸処理によってイオン結合と疎水結合で毛髪内部・外部に吸着し、疎水化して水難溶性になることで長期間毛髪を保護します。

③βシート構造により他のカチオン系ポリマー処理剤をより効果的にします。

以上が、φ型ケラチンがダメージ毛に有効な点です。

 

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※別に羊毛由来の疎水性高分子ケラチンよりも優れている言っているわけではありません^^;今までの羊毛ケラチンに無い特性がφ型ケラチンにあるというだけで従来の羊毛由来の疎水性高分子ケラチンもダメージ補修には欠かせない原料です♪

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ケミカル

お取引サロン様へ

今年も残り僅かになってきました…不景気とはいってもクリスマスと三連休、さらにサロンは繁忙月ということもあってか、かなり忙しい毎日だと思います。

 

WECO BASEは皆様のおかげで、今年は特徴ある商品を発売させて頂きました。

左:“Forest Shampoo”…φ型ケラチンやヘマチン他などトリートメント成分を※1%以上配合し、すすぎの際にトリートメント成分がコアセルベートし、強力にダメージ毛をサポート♪

※化粧品原料レベルで用事調整する方であれば、如何に高濃度処方のシャンプーか理解できると思います。

中:“ファイマックスー750”…α型ケラチンとγ型ケラチン両方の性質を兼ね備えたφ型ケラチン、毛髪深部への浸透性の良い※低分子ケラチン(分子量:750)でありながら疎水性を示す稀有なケラチン!!

※酸処理によって瞬時に分子量が24.000へ高分子化します。

右:“Libra Carl 7”…pHは中性、システアミン濃度7%、還元促進にヘマチン配合♪どれだけユニークな商品かご理解頂けると思います。また、使用方法においても精製水で希釈使用…還元トリートメント…プレ還元…カラー濃染…捻転毛の捻れを整えるなどなど、美容師さんの使い方一つでいろいろ出来ます。

 

さて!!来年は

・疎水性高分子γ型ケラチンと疎水性低分子φ型ケラチンのアルキルカチオン化ケラチン処理剤

・高濃度ヘマチン処理剤

・秘密のアニオンポリマー

・高濃度CMC(Cell Membrane Complx)処理剤

・増粘剤CMC(Carboxy Methy Cerllulose)

・高濃度ヒアルロン酸美容液

の順で発売していく予定です。

これからも他のメーカーさんには無いユニークな商材を美容師の目線で開発し、皆様のお役に立てるように努力していきますので、どうぞ来年も宜しくお願いします。

…そうそう、今年のうちに解決しておきたい疑問などあったらお気軽にコメント欄に書き込んでください^^

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ケミカル

疎水性低分子φ型ケラチン

12月に入り急に寒くなってきましたねぇ…美容師は体が資本です!!御身体には気をつけて下さいね!!今日はファイマックスー750の宣伝です☆

PPT処理剤にはシルク、コラーゲン、ミルク、コンキオリン、大豆、小麦などいろいろ種類がありますが、毛髪の補修に最適なのはケラチンです…というのも当たり前ですよね?毛髪がケラチンで構成されているんですから^^;

なのでケラチン以外のPPT処理剤は脇役です…確かにケラチンには無い質感でツヤのシルク、コンキオリン、保湿のコラーゲン、ミルクとかありますが、毛髪の補修においてケラチンに勝るものはありませんからね♪だからと言って毛髪補修を効率良くするにはケラチン単体で使用するのではなく組み合わせも重要ですが^^;

で、その毛髪補修の主役ケラチンといっても何種類もありますが…サロンワークでは主に一丸ファルコスのプロティキュートとWECO BASEオリジナルのファイマックスー750を使用しています。理由はこちら→理論武装最前線

そう、毛髪は本来疎水性なのですがダメージによって親水性になってしまうから疎水性ケラチンの補給が必要なのです!!なのでプロティキュートシリーズなのですが^^;

そのプロティキュートを作るとき、羊毛を加水分解してはじめに非結晶性マトリックスケラチン(γ型)を取り出します…いわゆるアニオン性γ型高分子ケラチン(Hガンマ)ですね。さらに化学修飾によってアルキルカチオン化(CガンマとCガンマ12の2種類)ができます。

で、マトリックスケラチンを取り出して残ったものを尿素やSLS、ラウミノプロピオン酸Naなどの界面活性剤で溶解した結晶性フィブリルケラチン(α型)2種類が取れます。

プロティキュートシリーズはどれも20.000以上の高分子であるから疎水性でいることを保つことができ、親水化したダメージ補修にとても有効なのが解ると思います。ですが高分子であるだけに毛髪深部への浸透性だけでいえば低分子ケラチンの方が有効ですが、問題なのは加水分解による低分子化に伴う親水化です。

羊毛ケラチンは20.000以下の分子量に加水分解していくと疎水性から親水性に性質が変わっていきますので、親水化したダメージ毛に親水性低分子ケラチンを補給しても補修能力にはあまり期待できない以上にカラー剤やパーマ剤などの薬液を阻害します。

分かり易く言えばダメージ毛に対してダメージさせたケラチンの補給ですからね^^;

 

ここで、WECO BASEオリジナルPPT処理剤のファイマックスー750の紹介です。

原料が水鳥の羽毛由来のケラチンPPT処理剤…原料の水鳥の羽毛は疎水性というより撥水性なのです。それを分子量:750という低分子量まで加水分解しても羊毛の様に親水性にならず疎水性を保てるのが特徴です。

毛髪深部への浸透性の良い低分子ケラチン(分子量:750)でありながら疎水性を示すケラチン!!

しかも、マトリックス(γ型)とフィブリル(α型)の両方の性質を兼ね備えたφ型ケラチン!!

さらに、酸処理することによって分子量:750から約24.000へ高分子化!!

施術の際にγ型とα型どちらを使用するか判断のつき難い髪質や、しっかりと補修しながら強度は欲しいけど、仕上がりを重くしたくないスタイルにオススメな軽~い仕上がりの疎水性低分子φ型ケラチン…ファイマックスー750でした^^

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雑感

還元トリートメント

今日は“Libra Carl 7”と増粘剤の組み合わせで還元トリートメント!!

今回、用意した毛髪はブリーチ×2回の過膨潤縮毛矯正(アイロン操作180℃3秒プレス)×2回で、もう毛先はポーラス毛になって全体の手触りはゴワゴワ^^;

毛髪内部はブリーチ剤と縮毛矯正剤の強いアルカリで“ランチオニン”が生成され、毛髪のダメージレベルに合わない過剰な還元剤濃度によって“混合ジスルフィド”を生成、二剤も過酸化水素濃度3%であえて過剰酸化させてシステイン酸も生成★…つまり過収縮によってビビリの状態です。

ポーラス毛+過膨潤によるビビリであれば毛髪内部のS-S結合がほとんど存在していない状態なので、ただ普通にトリートメントしても毛髪内部に定着しないからトリートメントが持続もしなければ効果も薄い^^;

もし、こうなった場合トリートメントで効果的に毛髪を修復するには…還元剤が必要になります!!

酸性領域の還元剤は基本的にコルテックスを強化する働きがあります…還元剤のSH基(チオール基)はアルカリ領域で活性化しS-S結合を切断する作用がありますが、酸性領域だとアルカリ領域に比べ活性化せずにケラチンPPTと組み合わせ、酸化させることで毛髪内部に擬似的にS-S結合を生成して毛髪強化をします。

さらに、“Libra Carl 7”の主成分…システアミンの特性上他の還元剤に比べ、混合ジスルフィドの生成を抑制もしくは減少し、酸化処理によって疎水基相互作用によって過収縮を改善する働きがあるため、今回の様なポーラス+過収縮毛にはシステアミンによる還元トリートメントが効果的!!

上記を踏まえて以下の施術になります♪

①まず、補修したい部分にファイマックスー750の10倍希釈を塗布し、ヘマチンを重ねて塗布して前処理をします。

②“Libra Carl 7”を5倍希釈してシステアミン濃度を約1.4%に調整します。ただこのままだとシャバシャバの液体なので開発中?の増粘剤を3%添加して塗布しやすいゲル状にしたものを前処理剤の上から重ねて塗布します。

③還元時間は自然放置で5分したらお流しです。

④中間処理でファイマックスー750の10倍希釈を塗布したら、テンションをかけずにコーミングしながら湿熱で5分+冷風で1分。

⑤テンションをかけずにブロー後、毛質に合わせて100℃~150℃でアイロン操作。

※アイロン操作時の中間処理のケラチンPPT処理剤はα型ケラチンが熱処理+テンションをかけることでα型からφ型へ移行してファンデルファールス結合を強化するのが有効ですが、今回テンションを加えないので、あえてシステイン酸を抑制する効果の高いφ型ケラチンにしてみました^^;やるなら酸性チオグリコール酸のときで→酸性チオグリコール酸でビビリ補修

⑥ブロム酸で酸化処理。

今回は左サイドのみ還元トリートメントしました。何も付けずにハンドブロードライ…中間部分アップ画像↓

毛先部分アップ画像↓

全体画像↓

写真ではなかなか伝わりずらいですが、ゴワツキがとれて柔らかくサラサラになりました♪

施術ポイントとしてはヘマチンと疎水性ケラチンと還元剤(pHと濃度)でしょうか…。

今回あえて使用しなかった疎水性γ型ケラチン、疎水性α型ケラチン、リピジュア、キトサンなどを併用すればもっと良い結果が得られると思います^^;

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ケミカル , 縮毛矯正 , Libra Carl 5&7&9 コスメ系パーマ液

Forest Shampooの特徴

たくさんのサロン様から“Forest Shampoo“や“ファイマックスー750”の販売方法などのお問い合わせがあるなか…

「“Forest Shampoo“は特にどんな効果に優れていますか?」

とのお問い合わせが多かった為、今日“Forest Shampoo“が髪に与える効果を理論的に説明します^^;

界面活性剤はコカミドプロピルベタイン(両性界面活性剤)をメインにして、助剤にアミノ酸系界面活性剤(アニオン性界面活性剤)を構成しました…その他の成分にはφ型ケラチングロスフィリンペリセアに続きカチオン性高分子を中心に配合しました…ここに“Forest Shampoo“の技術的な秘密が!!

某メーカーのように界面活性剤のみでトリートメント効果を最大限発揮するならシルク界面活性剤をメインにした骨格処方を真似してしまえばそれなりに良いものはできると思います^^;…ただ、シルク界面活性剤は高価な為、製造単価が跳ね上がる分それは最終的にお客様の負担が大きくなるということになります。

なので…製造単価を抑えつつ、トリートメント効果を最大限発揮するには界面活性剤と添加するトリートメント成分のバランスが生命線になってきます。

ちなみに“Forest Shampoo“の技術的な秘密とは…両性界面活性剤をメインにアニオン性界面活性剤を助剤として加え、カチオン性高分子を高濃度に処方したこと!!

どういうことかというと、両性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性高分子で骨格処方されたシャンプーはすすぎの際に水に不溶性のトリートメント成分によるコアセルベート(複合体)を形成するという特徴があるってことです♪

“Forest Shampoo“の何の成分がコアセルベーション(複合化)するかというと…

γ型高分子ケラチン(分子量:40.000)、α型高分子ケラチン(分子量:45.000)キトサン(分子量:80万)、カチオン化セルロース(分子量:40万)のカチオン性高分子です。

公表している時点でもう秘密では無いのですが^^;…でもハッキリ言えば“Forest Shampoo“に似たようなものは作れても同じものは作れないんですね★

シャンプーすすぎの際コアセルベートの生成条件として…

・表面電荷密度だったり…濃度…ポリマーの種類…電荷密度…分子量…イオン強度とかいろいろ^^;

これらの配合が0.05%変わるだけで質感は異なってきますし、髪にとって悪い方向にコアセルベートしかねない^^;

ただ言えるのは“Forest Shampoo“に含まれるトリートメント成分は一種類当たり最低で0.5%以上3%未満配合ということ!!少なく感じるかも知れませんが市販で販売されているトリートメントに含まれるトリートメント成分の50~300倍の濃度だということです。

※何故分かるかといえば…配合原料の原価、成分配合の番手、販売価格を推測すればトリートメント成分のおおよその配合%はある程度分かるんですけどね^^;

ちなみに“Forest Shampoo“にはシリコンを含みません。質感の向上にはシリコンは絶対に欠かせない成分なのですが、シリコンを流用したコアセルベーションは使い続けることによって、例え0.01%の極うす~い剥がれやすい濃度でも剥がれにくい強固な皮膜形成をするからです。

なので“Forest Shampoo“使用時はノンシリコンシャンプー同様に髪質によって多少軋むかもしれませんが、コンディショナーやトリートメント無しでも乾かすと柔らかでサラサラの質感になります…これは子供の毛髪と同じ!!濡れると軋み、乾くとサラサラ☆

カチオン性高分子(ケラチンやキトサン)を利用したコアセルベートは健康毛に類似した毛髪表面に整える効果によるものです^^v

“Forest Shampoo“には他にφ型ケラチン(分子量:750)、ペリセア(分子量:834)のアニオン性低分子も高濃度に含みますが、すすぎの際にカチオン性高分子とイオンコンプレックスを生じコアセルベートします!!

おまけにヘマチンを処理剤並みに高濃度処方したのでカラーやパーマの前後に使用するととても効果的です。詳しくはここをクリックして下さい→カラー剤とヘマチンパーマ剤とヘマチン

 

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