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TAG : システイン

弱酸性チオグリコール酸と中性システアミンとアルカリマルチ還元剤

Libra Carlシリーズついて質問があったので紹介します。

 

はじめに“Libra Carl 5”と“Libra Carl 7”と“Libra Carl 9”の三種類で内容はこんな感じ…

 

・Libra Carl 5…pH5.5、アルカリ度0、チオグリコール酸4%

・Libra Carl 7…pH7、アルカリ度0.1、システアミン濃度5.6%

・Libra Carl 9…pH8.8、アルカリ度3.5、システアミン3%、チオグリコール酸2%、システイン0.3%

 

で、質問というのが「Libra Carlの5と7や、7と9を1:1で割ったらpHはどうなりますか?」だったのでやってみました^^

 

・Libra Carl 5+7=pH6.5、チオグリコール酸2%、システアミン2.8%

・Libra Carl 7+9=pH7.8、システアミン4.3%、チオグリコール酸1%、システイン0.15%

…でした。ただpH計測器が壊れてたので、簡易タイプのもので計測したので±1+若干の誤差はあるかもしれません^^;

一覧にするとこんな感じですね↓

 

・Libra Carl 5…pH5.5、アルカリ度0、チオグリコール酸4%

・Libra Carl 5+7=pH6.5、チオグリコール酸2%、システアミン2.8%

・Libra Carl 7…pH7、アルカリ度0.1、システアミン濃度5.6%

・Libra Carl 7+9=pH7.8、システアミン4.3%、チオグリコール酸1%、システイン0.15%

・Libra Carl 9…pH8.8、アルカリ度3.5、システアミン3%、チオグリコール酸2%、システイン0.3%

 

基本的にはLibra Carl 5つけ巻き→アクティブに9使用のダブルプロセスで大体の毛髪に対応できるとは思いますが、毛髪診断で5と7、7と9の中間が必要と判断したときは上記一覧を参考にしてみて下さい。

 

あと…サロン向けサイトにて“Libra Carl 5”と“Libra Carl 7”と“Libra Carl 9”にダブル還元について使用方法を追記したので是非一度目を通して下さい。

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還元剤とアルカリ剤の関係

先日爽やかミントシャワー☆でパーマ剤に関係するコメントを頂いたのですが、還元剤とアルカリ剤の関係をどう上手く伝えられるか考えていたら10日も過ぎてしまいました^^;

 基本的には還元剤とアルカリ剤の組み合わせ次第…と、シンプルな考え方だけではなく、種類や配合比率によって変化するものなので分かりやすい説明というのがかえって難しいんですよね。

 

なので、今日は分かりやすい?還元剤とアルカリ剤の関係を思いついたので書いてみます^^

 

パーマ剤の還元力を決める要素が銃弾と似ていたので下記のように例えますが、あくまで例えなので正確では無いことをご了承下さい。

 

①還元剤の種類→弾丸の種類と置き換えます。

②還元剤濃度→弾丸の質量と置き換えます。

③アルカリ剤の種類→火薬の種類と置き換えます。

④アルカリ度→火薬量と置き換えます。

 

 

①は鉄鋼弾(貫通力)・散弾(拡散)・ゴム弾(非殺傷)と、弾丸にも種類があってそれぞれ特性が違います。

還元剤でいえばチオグリコール酸(内部S1)・システイン(外部S1)・システアミン(外部S2)・スピエラ(内部S2)など還元する場所と部分の様に還元剤の種類が違えば特性も違います。

※最新の情報ではチオでもpHと時間次第でS2にも作用するみたいです…S3の破壊でビビリが起きるなら当たり前か?僕もまだまだ勉強不足^^;

 

②は質量が大きいほど威力が大きくなり、小さいほど威力が小さくなります。還元剤でいえば還元剤濃度が高ければS-S結合を切る力が大きくなり、濃度が低ければ弱くなります。

 

③は火薬の種類によっては爆発力は大きいけど不安定な火薬、また爆発力は小さいけど安定した火薬などなど…アルカリ剤でいえばアンモニアの様にpHが高く反応は早いけど揮発しやすいため不安定なもの、逆にいえば毛髪に残留しにくい♪

モノエタノールアミンやトリエタノールアミンのpHはアンモニアに比べやや低く、揮発しないため反応は遅いけど安定はしている。そのかわり毛髪に残留しやすいなどの問題も^^;

 

④はシンプルに量の問題!!弾薬にどんな火薬(アルカリ剤)をどれだけ詰め込んだのか?爆発力が大きいもの(アルカリ)?小さいもの(モノ・トリエタ)?を大量なのか?少量なのか?

 

ん~…ここまで書いたから消さないけど、なんか分かり難い例えかな^^;?要は上記4つの要素でパーマ剤をどんな還元力の強さ(ハード・ミディアム・ソフト)になるか決まるんですね。

 

 

少し複雑になりますが、とても大事なことなので、時間のある時にじっくり読んで考えてみて下さい。

 

・Aという還元剤をpH10まで上げるにはBというアルカリ剤なら1ccで足りるところが、Cというアルカリ剤は10cc添加しなければpHが10まで上がらない。

・Aというアルカリ剤1ccで、Bという還元剤のpHを10上げるのに対して、Cという還元剤はpHが8までしか上がらない。

 

最近は美容師さんからの要望か、どのメーカーも還元剤の種類と濃度とpHとアルカリ度の表記はしていますが、複数の還元剤とアルカリ剤を使用しているため実際には目安程度でしか分からないお話しなんですよね^^;

 

 

…で、少し余談になりますが理・美容師さんは各々お気に入りメーカーのパーマ剤を使用しているとは思います。

WECO BASEでもカーリング剤として酸性チオグリコール酸やシステアミンなど取り扱っていますが、たまにこんな感じに皮肉られることがあります。

・大手メーカーは質の高い原料を大量生産するから低価格だけど効果は高い…

・個人で作った商品は質はそんなに良いとはいえず、少量生産だから割高…

どんな理由でどこからこんな話しが出るのやら^^;

ちなみにチオグリコール酸など還元剤を供給している原料メーカーで佐々木化学という会社名を耳にしたことはあるでしょうか?日本国内で80%以上のシェアを誇るトップメーカーさんですね♪

そう!!大手の○○というメーカー製パーマ剤に含まれる還元剤も、こじんまりと作っているWECO BASEオリジナルパーマ剤も還元剤は出処は…お・な・じ!!

効果が良い悪いは処方の問題!!ましてやそれを理解して扱う理・美容師の知識と技量の問題です!!

これじゃ、ちょっと愚痴になっちゃいましたね^^;まぁ、原料特性を把握していれば、値段やブランドでなくても良い悪いはあまり無いんですよね…ってお話し。

 ついでに商品も紹介しておきます^^

【Libra Carl 5】

・pH5.5

・アルカリ度0

・チオグリコール酸4%

・ヘマチン配合(酸化還元反応促進)

 

【Libra Carl 7】

・pH7

・アルカリ度0.1

・アルカリ剤 アルギニン

・システアミン濃度5.6%

・ヘマチン配合(酸化還元反応促進)

 

 【Libra Carl 9】

・pH8.8

・アルカリ度3.5

・アルカリ剤 アンモニア水、モノエタノール、トリエタノール

・システアミン3%

・チオグリコール酸2%

・システイン0..3%

・ヘマチン配合(酸化還元反応促進)

 

シングル還元・ダブル還元・トリプル還元・マルチ還元…お好みでお使い下さい♪

500ml/1050円

1250ml/2100円

業者用ショップログインお申し込みフォーム

 

 P.S Sweet さんこんな感じでよかったですかね^^;?

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複数還元剤…“Libra Carl 9”発売!!

“Libra Carl 7”の姉妹“Libra Carl 9”が発売となりました。

 こちらも化粧品登録なので…一般的にはコスメカーリング剤と呼ばれるものですね^^

 

薬剤スペックは…

pH8.8

アルカリ度3.5

システアミン3%

チオグリコール酸2%

システイン0..3%

ヘマチン(還元促進)→ポルフィリンと酸化還元反応

容量はリフィルタイプで…

500ml/1050円(税込)

1250ml/2100円(税込)

の2種類となっています。

 

※一般的なパーマ剤やカーリング剤は400mlなので…400ml換算の価格はこちら↓

・500ml→400ml換算=840円

 ・1250ml→400ml換算=672円

 

サロン業務用登録フォーム

 

予定では今月末に“Libra Carl 7”と“Libra Carl 9”の姉妹“Libra Carl 5”が販売予定となっております♪

 

薬剤スペックは…

・pH5.5

・チオグリコール酸4%

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ダブル還元パーマのメリット

最近は“Libra Carl 7(中性システアミン7%)”を発売したこともあり、還元剤やクリープパーマ関係の質問が多くなってきました。

その中で特に“パーマがかかり難い”や“パーマが落ちやすい”といった毛質に対してどう対応したら良いかという質問が多かったので、今日はダブル還元パーマについてです。

実際に毛髪診断をしなければなんとも言えないのですが、そもそも“パーマがかかり難い”や“パーマが落ちやすい”という毛質はどんな毛質でしょうか?それらが解るとかかり難い毛質もかかりやすく落ち難いパーマ施術が可能になってくると思います…。

 

既にご存知の方は多いと思いますが、毛髪内部のS-S結合にはS1とS2とS3が存在します。

まず、S1とは疎水性のマトリックスとマトリックスの間を架橋している親水性のS-S結合のことです。

次にS2というのは親水性のフィブリルと疎水性のマトリックスの間を架橋している疎水性のS-S結合のことです。

最後にS3はマトリックスの内部またはミクロフィブリル内部のS-S結合…具体的にはダイマーやテトラマーといった部分のS-S結合が開裂すると毛髪は維持出来ないそうです^^;

 

ということで、毛髪内部のS-S結合に種類があるのはご理解頂けたと思います。では次に、どの還元剤がどのS-S結合を切断するかが解るとかかり難い毛質、落ちやすい毛質という悩みから開放されると思います♪

まず、還元剤は種類によってS-S結合を切断する部位と部分が違います。

部位の違いといえば…

・チオグリコール酸、システインは主に親水性のS1へ作用。

・スピエラ、システアミンは主に疎水性のS2へ作用。

部分といえば…

・チオグリコール酸(S1)、スピエラ(S2)は毛髪内部の中心までを還元部分とする。

・システイン(S1)、システアミン(S2)は毛髪内部の外側を主に還元部分とする。

以上を踏まえるとどうでしょう?

ダメージが進行していないからってチオグリコール酸使えば良い?…毛質がS1よりもS2の多い毛質だったらかかり難く取れやすくありませんか?

ダメージが進行しているからってシステアミン使えば良い?…毛質がS2よりもS1の多い毛質だったらかかり難く取れやすくありませんか?

 

ということで本題です^^

今までパーマがかかり難いと思ったときに使っていた還元剤の種類を思い出してみてください…S1のみ還元剤や、S2のみ還元剤を使用していませんでしたか?

極度の熱変性などの理由を除けば、S1とS2の両方を切断すればパーマがかかり難いとか取れやすいといった毛質は少ないんじゃないでしょうか^^?

ダブル還元のパターンとすれば…

・酸性チオグリコール酸(S1)→アルカリシステアミン(S2)

・中性システアミン(S2)→アルカリチオグリコール酸(S1)

・中性システアミン(S2)→アルカリシステイン(S1)

・スピエラ(S2)→アルカリチオグリコール酸(S1)

・スピエラ(S2)→アルカリシステイン(S1)

おまけにトリプル還元のパターン…

・酸性チオグリコール酸(S1)→中性システアミン(S2)→アルカリチオグリコール酸(S1)

・酸性チオグリコール酸(S1)→中性システアミン(S2)→アルカリシステイン(S1)

・酸性チオグリコール酸(S1)→中性システアミン(S2)→アルカリシステアミン(S2)

・酸性チオグリコール酸(S1)→スピエラ(S2)→アルカリチオグリコール酸(S1)

・酸性チオグリコール酸(S1)→スピエラ(S2)→→アルカリシステイン(S1)

・酸性チオグリコール酸(S1)→スピエラ(S2)→アルカリシステアミン(S2)

なんだかキリがないのでこの辺で^^;

ダブル還元・トリプル還元の基本的な施術は効率よくS1とS2の2種類のS-S結合をすばやく切断すること以外に還元時間短縮によるアルカリのダメージを極力避けることもありますので薬剤塗布は…

・酸性還元→アルカリ還元(3~5分)

・中性還元→アルカリ還元(3~5分)

・酸性還元→中性還元→アルカリ還元(3~5分)

※ちなみにアルカリ還元(S1)→アルカリ還元(S2)はダメではありませんよ^^;

の順番になります。この後クリープパーマに展開するとより良い結果が得られるでしょう!!

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