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高濃度φ型ケラチン処理剤~ファイマックスー750~

こちらφ型ケラチンPPT処理剤“ファイマックスー750”完成しました♪

どんな施術にも薬剤設計しやすいようシンプルにφ型ケラチンにペンチレングリコールとペリセアを配合しました。

使用する時は精製水で5~10倍のお好みで希釈して使用してください。

目安としては…

・ダメージ予防で10倍希釈。

・ミドルダメージで7倍希釈。

・ハイダメージで5倍希釈。

・クリープパーマの中間処理には10倍希釈。

・原液使用不可。

~特徴~

・“ファイマックスー750”はアニオン性物質という特徴としてカチオンに対してイオンコンプレックスを生じますのでカチオン化PPTと混合する時は注意してください。

・pH4付近の酸リンスなどで酸処理すると瞬時に酸縮合し、分子量750から約24.000以上に高分子化します。

“ファイマックスー750”の1%溶液↓

クエン酸0.1%溶液を混ぜた状態↓

・“ファイマックスー750”に含まれるφ型ケラチンは、もともと羊毛ケラチンに比べ疎水性アミノ酸を1.5倍多く含有する稀有なケラチンですが、酸処理+カチオン処理することによってより疎水性の強い高分子ケラチンへと処理できるためカラーの退色やパーマのダレ防止に効果的です。

・酸処理+カチオン処理した場合、酸処理によって分子量750から約24.000以上に高分子化し、カチオン処理することでイオンコンプレックスにより毛髪内部・外部に強力に吸着し、“ファイマックスー750”の流出を防ぎ、トリートメントの持続性がUPします。またダメージによって約90gfまで低下した毛髪破断強度を130gf以上に補修強化します。

・シルクやコラーゲンなど他のPPT処理剤に“ファイマックスー750”を混合して酸処理+カチオン処理すると高分子化する過程で他のPPT処理剤を取り込みます。低分子のシルクやコラーゲンの流出を防ぎますので、流出しやすい低分子PPTのデメリットを解消し、他の低分子PPT処理剤の機能を強化します。※中分子PPTや高分子PPTでも可!!

各種PPT混合溶液に“ファイマックスー750”添加後、酸処理+カチオン処理↓

カラー施術前処理使用例…

・シャンプー後希釈した“ファイマックスー750”を毛髪に塗布しコーミングして揉みこみます。毛髪内部に浸透すると手触りがキシミはじめます。

・酸リンス(クエン酸0.1%水溶液でも可)などを重ねて塗布しコーミングして揉みこみます。酸処理によって高分子化し手触りがチュルンとします。このとき酸性ヘマチン水溶液で架橋させるとより良い結果が得られます。

・さらにカチオン化水溶液(キトサンがオススメ)などを重ねて塗布しコーミングします。カチオン化処理によってイオンコンプレックスを形成します。

 

パーマ施術中間処理使用例…

・中間水洗後に希釈した“ファイマックスー750”を塗布し湿熱(クリープ)で加温。

・酸リンスで酸処理します。高分子化のため1分間放置後2剤の塗布。

 

“ファイマックスー750”ってこんな感じです…。

既存の羊毛ケラチンPPT処理剤には無い最軽量・高補修のケラチンPPT処理剤です。

 

ボトルタイプ400mlと詰め替えタイプの1250mlの2種類です。

ボトルタイプ400ml/  ¥9.975

詰め替えタイプ1250ml / ¥23.100

 

詰め替えタイプ1.250mlを1.000ml換算で5~10倍に希釈した時のコストです。

10倍希釈 1.000ml換算…1.848円

7倍希釈 1.000ml換算…2.640円

5倍希釈 1.000ml換算…3.696円

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ケミカル

Forest Shampoo

“Forest Shampoo”が出来ました!!使い方はこちら→もうすぐ・・・で書いた通りです^^

洗浄成分には赤ちゃんシャンプーにも使用されるコカミドプロピルベタインをベースに髪や地肌と同質のアミノ酸系洗浄剤配合♪

他にもカラーやパーマなどで繰り返したダメージ毛を効率よく補修するために有効成分を高濃度処方しました…当たり前でシンプルなことかも知れませんが、髪や地肌に良いものを高濃度・高配合すれば良いものは必ず出来ます。

成分表にたくさんの成分表示が記載されていたとしても使用したときに有効濃度で配合されていなければ効果は期待できませんから^^;

その点“Forest Shampoo”は記載されている成分は少ないですが有効成分が高濃度・高配合ですので結果の出る分かりやすいシャンプーです!!

容量と価格は2種類

ボトルタイプ400ml・・・3.990円

詰め替えタイプ1.250ml・・・9.420円

業務用の詰め替え2.500mlも用意しています。

 

※何件か“Forest Shampoo”の購入のお問い合わせがあったのですが、来月中旬くらいに通信販売できるよう調整中ですのでもうしばらくお待ちください。

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Forest Shampoo ダメージケアシャンプー , ケミカル

+CooL?

夏の暑い時期になると清涼感のある商材ってたくさん増えてきますよね?Cool系のシャンプーだったり、ボディソープに入浴剤e.t.c.…

お風呂から出てきても本当に涼しくて癖になっちゃう^^なんだけど…こういったジャンルのシャンプーは洗った後って、もの凄くギシギシになるんですよねぇ…。

「いつも使っているサロン専売品のヘアケアシャンプーにCool系があればギシギシ・ゴワゴワにならなくて済むのにねぇ…」

なんて感じたことのある美容師さん!!お客さん!!

コレです!!このひと瓶あればこの夏は乗り切れます^^そう…ハッカ油♪

このハッカ油をほんの2~3滴をシャンプー一回分の量に混ぜるとあら不思議!!立派なCool系シャンプーの出来上がり☆

いつものサロン専売品のシャンプーのクオリティーを保ちつつ、使用感は冷たくスースーします^^

ボディソープにも2~3滴で十分です。

ボディローション兼虫除けとしては…

・水100ml ・消毒用エタノール10% ・グリセリン3% ・ハッカ油1% の配合で簡単に作れます。

入浴剤としては10滴位…※入れすぎ注意…ってか危険!!調子にのって入れすぎると極寒の南極世界を体験することになりますので様子をみながら入れて下さい!!

 

 

 

ここからは美容師さん向けの内容です^^

ハッカ油には30%のl-メントール(C10H20O)分子量:156を含有しています。ハッカ油で冷たく感じる清涼感はこのメントールの効果なんですね。

このメントールが何故スースーと冷たく感じるかというと、皮膚感覚の一つ冷点をメントールが刺激して脳に「冷たい!!」という誤った反応が起こるためです。

また、逆のパターンとしてとうがらしの辛味成分カプサイシンは皮膚感覚の一つ温点を刺激し温かいという感覚を引き起こします。

ちなみにメントール30%含有したハッカ油ではなく、日本薬局方品の98%のメントールで使用するとき配合量制限があります!!つまり…ハッカ油も配合量次第では制限した配合量を超えると、薬事法に抵触する恐れもあるので注意が必要です。

確か…粘膜に使用されることがない化粧品のうち洗い流すものと粘膜に使用されることがない化粧品のうち洗い流さないものには7%まで、粘膜に使用されることがある化粧品は1%までの配合量制限があったような…なので使用する際は自己責任でお願いします。

こういったことって本当に怖いので、僕は使用するときは統一して上限1%にしてます^^;

なんにしても原料レベルのものを扱うときは成分濃度と特性をよく理解して使わないとね♪

 

ちなみにブログタイトル“+Cool(プラスクール)”って…ハッカ油にペリセアとL-アスコルビン酸を配合して“+Cool(プラスクール)”って商品名で販売しようとしたけどボツ企画にしたもの…だってメインのハッカ油はどこのドラッグストアでも500円くらいで販売してるから^^;

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ケミカル

化学修飾のメリット

サロンワークではケラチンやシルク、コラーゲンなどのPPT処理剤を施術に組み込みダメージを抑制・補修させたり、染色率をUPさせたり、カール形成力をUPさせたりと様々な用途があります。

では、数ある処理剤の中から何を選択すれば効率よく施術できるか?になってくるのですが…

以前にこちら→化学修飾で、カチオン化・シリル化・アルキル化など書きましたが、他にもアシル化・エステル化・シリコーンレジン化などサロンワークには欠かせない化学修飾もあります。

カチオン化…ペプタイドの末端アミノ基を4級アンモニウムカチオン化する事で“-イオン”に傾いたダメージ毛への吸着性を高めます。

シリル化…加水分解したポリペプタイドにケイ素“”Si”の骨格をくっつけたもの。シリル化したPPT処理剤は熱処理により、このシランによるシラノール基同士が 高分子化・皮膜形成し、PPTの吸着性を高めます。

アルキル化…油性成分を結合させたもので、アルキル化したPPT処理剤は油性成分と結合することでダメージ毛への吸着性を高めます。

アシル化…ペプタイドに各種脂肪酸を縮合させたもの…よくアミノ酸系シャンプーの洗浄剤に使用されてます。

エステル化…ペプチドの末端カルボキシル基をエステル化することで、水に溶解しづらいタンパク質を水に解けやすくしたもの。さらに毛髪内部に浸透したエタノールが気化せずにタンパク質を引き込む作用でPPT処理剤の吸着性を高めます。

シリコーンレジン化…カルボシル基・疎水基・シリコーンからなるPPT処理剤で、親水性、疎水性、親シリコーン性の部分を持ち、ダメージ毛に対しダメージ箇所を自動的に選択し補修する性質のものから、“DDS”(ドラッグデリバリーシステム)などへの応用性がある化学修飾方法です。※この辺はまたいつか別のときに書いてみます^^;

これら化学修飾されたものの共通点は通常の加水分解しただけのPPT処理剤に比べ格段に毛髪への吸着性が高い!!…というところです^^

で、本題…処理剤の試作品のときに頂いたコメントでφ型ケラチンのカチオン化やアルキル化のメリットとは…。

通常のφ型ケラチンはこちら→φ型ケラチン羽毛ケラチンで書いたとおり化学修飾をしいない状態でも“酸+カチオン処理”することによって化学修飾された羊毛ケラチンと比べても遜色ない効果が得られます。

そう、φ型ケラチンのポテンシャルの高さは化学修飾されてない状態でも得られる効果が絶大というところ^^♪

そんな化学修飾されていないアニオンよりのφ型ケラチン…今回カチオン化φ型ケラチン“TK-C”が出来ました!!

カチオン化することによってトリートメントの基材となるカチオン界面活性剤に容易に配合できるようになった事!!アニオンよりのφ型ケラチンをカチオン基材に配合したらイオンコンプレックスが生じるから製品としてはねぇ…サロンワークではあえてこのコンプレックスを利用するんだけど^^;

それで現在“Forest Shampoo”の対となるトリートメントにφ型ケラチン配合したいけどコンプレックスの問題があったから悩んではいたんですけど…カチオン化φ型ケラチンができたので解決♪

カチオン化φ型ケラチンのメリットってトリートメント製品に配合するならそんな感じです^^;じゃあサロンワークで使用するカチオン化φ型ケラチンPPT処理剤としてのメリットは…

あくまで個人的な使用感ではあるんですが、特に痛んだ毛先表面を強力に吸着し、質感的にはシリル化シルクとキトサンで処理したかの様な感じ^^;

上手く言えないんだけど本当にケラチン?って思うくらい軽くて…やわらかで…しなやかで…つやつやな手触り☆

カチオン化φ型ケラチン(TK-C)は純粋に従来のφ型ケラチン(TK-B)を強力に進化させた感じです♪

 

ここからは完全に僕の妄想なんですが、φ型ケラチンにアルキル化バージョンができないかなぁ?…なんてね^^;

某メーカーの羊毛ケラチンのアルキル化ケラチンも非常に良いのだけれど、強いて悪く言えばしっとり重い^^;その点羽毛ケラチンは軽さと強度が両立しているので、もしも、“アルキル化φ型ケラチン”なんてのがあったら施術の幅が絶対に広がるなぁ…と思って^^

他の理由としてはCMCとの相乗効果とかスピエラの脱脂作用対策ってなところでしょうか^^;

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処理剤の試作品

↑の写真がφ型ケラチン100%粉末!!

現在、製造中の“Forest Shampoo”にも1%配合してある“φ型ケラチン”これって本当に優れものでカラーやパーマの処理剤にも欠かせない代物☆

このφ型ケラチン1%処方したトリートメントを7日間使用すると…なんと71.4%の方が自身の髪質に対して満足度が向上!!

体験者の感想は…しっとりするようになった…指どおりが良くなった…髪の毛が滑らかになった…艶・コシが出るようになった…など

あぁ…“Forest Shampoo”にφ型ケラチン1%配合していてよかったぁ^^

個人的にはI社のアルキル化ケラチン以来の衝撃を受けたケラチンですし、他のケラチンには無い特徴も持ってるしね!!

WECO BASEで使うPPT処理剤としても無くてはならない存在!!

ってことで“ 高濃度φ型ケラチン溶液”というシンプルな処理剤…今現在、僕の知る限りどの美容メーカーも作ってないって事もあるので、つくってみようかと検討中♪

具体的にはφ型ケラチン溶液に“ペリセア”を“1%”添加したものを製造しようか思案してるとこ^^;

実際WECO BASEでは…

γ:α:φ:ペリセア=1:1:1:1%

で用事調整した処理剤を使用しています…効果は美容師である僕達よりお客様が一番違いを感じています^^

このブログっていろいろな美容師さんから問い合わせがあったりするんだけれど、かなり勉強されている読者が意外と多くて^^;そんな読者なら“高濃度φ型ケラチンPPT処理剤”ってのできたら使ってみたいでしょ?…今試作品作ってるので販売開始になったらまたお知らせしますね^^

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ランチオニン

サロンワークではダメージの原因であるアルカリ剤を必ず使用します。

このアルカリ剤が無ければカラーもパーマもできませんから^^;

アルカリ剤とは“必要悪”ってところでしょうか?ところがこのアルカリを上手にコントロールしながら処理していかないと“ランチオニン”が生成されてパーマの掛かりにくい髪質に変わってしまいます。

はじめにランチオニンはどの様に生成されるか?が分からないと対処の仕様がないのでその辺から…

ざっくりいえばアルカリに長時間さらしていればランチオニンは生成されます^^;

例えば縮毛矯正剤の一剤放置後、軟化チェックしても軟化が甘い場合さらに時間放置をすると思いますが…この時点で毛髪内部では“S-S(シスチン結合)”が化学的に分解…“SH-HS”のシスティンの状態へ変化します。

時間と共に片方の“SH-(システイン)”が“デヒドロアラニン中間体”というアミノ酸に変わってしまいます…またもう片方の“ーHS(システイン)”にこの“デヒドロアラニン中間体”に反応して“ーS-(ランチオニン結合)”が永久架橋します。

通常は還元剤によって…

S-S→SH-HS

と、こうなります。で、酸化によって

SH-HS→S-S

となって可逆的な反応…つまりパーマは理論上、繰り返し施術が可能なのですが、現実アルカリを使用するので上記の反応以外にも一部のシステインは酸化前にアルカリによって…

SH-HS→ーS-

※正確には(HOOCーCH(NH2)ーCH2ーS-CH2-CH(NH2)ーCOOH)

となり還元できない不可逆的な状態へ変わります。こうなってしまうと縮毛矯正もパーマも掛からなくなります。

ランチオニンをできるだけ生成しない為にはあらかじめ、酸性システアミン・チオグリセリン・スピエラなどの酸性領域でも還元力のある還元剤とアルカリが強すぎない還元剤を組み合わせてダブル還元やトリプル還元などですばやく還元する薬剤選定をしましょう!!

いわゆる“低膨潤・高還元”ですね^^

 

書き忘れるとこでした^^;

PPT処理剤は高分子ケラチンを!!間違っても低分子ケラチンPPTは使わないこと!!

詳しくは→理論武装最前線~化学修飾~で書いたとおもう^^;

ケラチンタンパクを低分子量化する過程でシスチンのジスルフィド結合を還元して架橋構造をなくし水への溶解性を高めることから、健康毛髪と同じ疎水性(強固なケラチン)からダメージ毛に近い親水性(脆弱なケラチン)よりになる為、アルカリやヒドロキシラジカルの影響を受けやすくなります。

つまり…高分子ケラチンPPT処理剤のほうが低分子ケラチンPPT処理剤に比べシステイン酸やランチオニンを生成しにくいということです♪

低分子ケラチンPPTをどうしても使いたいなら羽毛ケラチンつまりφ型ケラチンならOK!!羊毛ケラチンと違って、低分子でも疎水性だからね^^

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ホームカラーとサロンカラーの違い。

まずはこちら↓

シラガゾメッシュ!!

暗髪グラデーションカラー

その他カラーの記事→デザインカラー

TVで一日に一回は必ず見るのがホームカラーのCM…本当にCMに出演している女優さん・モデルさんはその商品で染めているのでしょうか?…な~んて、まぁいっか^^;

今日は“ホームカラーとサロンカラーの違い。”についてです。

一番分かりやすいのは価格と時間!!

…これ言っちゃうと全国のサロンさんから苦情がくるかな?でも本当の事だから言ってもいいよね^^;

・市販のカラー剤の価格は約¥900~1.800くらい…

・サロンのカラー剤の価格は約¥900~1.800くらい…

※一剤・二剤合わせた平均的な価格…だと思います^^;

メーカーによって様々だけれど、ほとんど同じくらいだとは思います…でもサロンだとカラー剤の原価の8倍近い料金になります…なぜでしょう!?ってことでカラー剤の中身の違いを見てみましょう!!

一番の違いはカラー剤に含まれるアルカリ剤…

このアルカリ剤は何種類かあるんですが、主にサロンカラーで使われる成分はアンモニアといって、pHは高いのですが、徐々に揮発して毛髪内部に残留しにくい、除去しやすいという特徴があります…が匂いは臭い^^;

で、ホームカラーで主に使われるものといえばモノエタノールアミン…アンモニアと違ってpHは低いのですが時間とともにpHは高くなり、毛髪内部に残留しやすい、除去しにくいという特徴があります…そのかわりにメリットとして匂いは少ないです。

違いはアルカリが残留するかしないかってことですね♪

ちなみにアルカリが毛髪内部に残留すると…キューティクルは開きっぱなしになり毛髪内部を形成しているマトリックス(間充物質)が流出!!

…結果として、退色が激しく、開きっぱなしのキューティクルは摩擦によって剥離し、パサパサ・ゴワゴワになってしまいます。

要はアルカリは残留しない事が一番です。

さらにサロンカラーではこのアルカリを調整して、同じ一剤でも微アルカリ剤又は中性カラー剤といった毛先の既染部に配慮した毛先専用のカラー剤を使い分けて塗布されるので、毛先へのダメージが最小に抑えられてますので退色も少なく色持ちが良くなります。

そうはいってもアルカリを使う以上、サロンカラーではアルカリに傾いたpHを弱酸性に戻す為にバッファーという後処理施術もします☆

 

また二剤の酸化剤についても大きな違いがあります…酸化剤の過酸化水素濃度ですね^^

サロンカラーの過酸化水素濃度の使い分けは…

“根元用・硬毛用”~“軟毛用・ムラ直し用”~“毛先用”~“ハイダメージ用”といった具合に

6%~4.5%~3%~1.5%~0.75%と、ダメージレベル・毛質などによって使い分けます…ほとんどのお客様のケースで4.5%~1.5%の間で施術できますが、ホームカラーの場合6%のみ^^;

ちなみに酸化剤の過酸化水素濃度が高くが毛髪内部に残留すると…太陽の紫外線に反応してヒドロキシラジカル(-OH)を生成…タンパク質やCMCなどに反応してダメージ部分の大きい毛先から退色し、パサパサ・ゴワゴワになります。

この過酸化水素の残留を防ぐためにサロンカラーではヘマチンなどを使って除去しますが、これもホームカラーの場合お客様がヘマチンを用意するのは容易ではありません…ましてやヘマチンは使い方を間違えると大変なことにもなりますし^^;

 

まとめると…カラー剤の材料価格はほとんど同じでも髪質やダメージレベルに合わせた薬剤設計及び必要な前処理+後処理に掛かる時間とコストがサロンカラー品質でそれが難しいのがホームカラーなのです…ほかに小顔効果や立体的に魅せるセクションカラーなど、技術的な幅広い対応もサロンカラーならではですね☆そう、ただ均一に塗布するだけでは無いのです♪

 

 

あとサロンの対応とすれば…ホームカラーは“色むら=ダメージむら”になります。これを繰り返した毛髪はサロンカラーでも難しいケースが出てきますので“あらかじめ予防する”ということを含めて、サロンカラーとホームカラー違いをお客様に説明して予防するのが一番だと思います。

 

次回はランチオニン辺りについて書いてみます^^

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美容師の本音

kusapokoさんからのコメントを一部引用させて頂きます^^;

“…自分達がサロンで出来る技術やサービスは、その日、その時だけでは終わりたくないと、いつも考えております。

そういった点からも、お客様にはホームケアの重要性を伝えるように心掛けております。

しかし、大手メーカーの商材や店販商品は、その商品を作った方々の熱意はサロンの現場までは伝わりづらく…

自分としては、その熱意を知ってこそ、価値が生まれと思っております。…”

 

まったくその通りです!!

僕は提供した技術の仕上がりや持続性を下支えするのはトリートメントだと思っています。

ダメージによって栄養分が足りなくなった毛髪ではカラーやパーマの持続性が悪くなる為、毛髪内部・外部に擬似毛髪をつくり持続性を向上させる為のトリートメント!!

当然サロンで施術した後なら綺麗な髪になります…でもお客様がホームケアで綺麗な状態を持続できるのはどのくらいの期間でしょうか?

月に1回来店するお客様であれば約29日間…2月に1回来店するお客様では約60日間…僕達美容師はその間、毛髪の状態を診ることも出来なければケアすることもできません。

そう、お客様のケア次第で僕達の提供した技術は変化します。

その変化って普段のドライヤーの仕方とか紫外線・プールの塩素・海水・スタイリング機器とかいろいろとダメージの原因ってたくさんあります。

その中でもホームケアで多くの割合を占めるのはヘアケア剤ではないでしょうか?

最近では“ノンシリコン” “無添加” “オーガニック”なんてシャンプー・トリートメントが流行っていますが、こういった中には一部商品でアルカリ石鹸がメインのシャンプーもあったりして…絶対髪痛みますよね^^;

こういった間違ったケアをされるとダメージ補修もへったくれもありませんし、もちろんカラーやパーマの持続性は最悪です…お客様自身も僕達美容師も悲しいことです。

でも、ほとんどのお客様は配合されているこの成分が○○でこんな効果がある!!とか知っている人は少ないですしね^^;

だからこそ美容師は普段のホームケアの重要性を伝えなければなりません。

ましてやお客様がこの先繰り返しカラーやパーマを希望される場合、ホームケアの出来によっては素材となる毛髪強度が全然違いますからね^^;仕上がりに差が出ます!!

それってkusapokoさんが言っていた“自分達がサロンで出来る技術やサービスは、その日、その時だけでは終わりたくないと、いつも考えております。そういった点からも、お客様にはホームケアの重要性を伝えるように心掛けております。”っていう気持ちそのまんまなんですよね♪

それにはまず、技術・サービスを提供する美容師自身があらゆる薬剤知識を身につけなければお客様に伝わらないと思います。

「これ新商品で良いですよ!!試してみませんか?」なんて商品説明されてもまったく良さが分からないからふ~んってなっちゃうしね^^;

仮に優れた商品でも納得して頂けなければ、ただ値段の高い商品の押し売りに他なりませんし…。

 

つまり…数百・数千と数あるヘアケア剤を美容師自身が熟知し納得した上で、厳選した商品を取り扱えるかによってお客様への思いが伝わると思います。

これって商品を製造するメーカーの問題でもあるんですけどね^^;

少し以前に、シャンプー・トリートメント・PPT処理剤などOEM製造する製造業者さんを探している頃、美容師なら誰でも知っている某有名美容メーカーの研究員の方とどんなコンセプトのシャンプーを決めるかという時に僕は試作した時の“Forest Shampoo”の骨格処方(内容成分と比率)が出来上がっていたので、それを提出したら笑われた^^;

某美容メーカー「シャンプーはほとんど水と界面活性剤だと思って下さいね(笑)」…だってさ…

いや…あのぉ…今までそういった商品ばかりで、納得できるものがないからOEMで自分が妥協しない成分を配合したもの作りたかったのに…。

もちろんこのメーカーさんとは取引成立しなかったんですけどね。だって仕舞いには…

某美容メーカー「60~70%のお客様に受ける商品ができますから安心して下さい。」…だって。

まぁ、大手メーカーのロジックとしては正論なんですけどね^^;僕はその残り30%の満足できなかったお客様に満足できる商品を作りたいのに…。

ちょいと愚痴ってしまいましたが、実際そうなんですよね?大手美容メーカーって毎年ドンドン新しい商材を作っては去年のものよりここの○○が新しい!!今度は○○が凄い!!

で、売れなくなるとまた新しい商材を投入してくる^^;僕から見れば5年前の商材とあまり変化が見られないけどね…。

今日はすこし長文になり過ぎました><;読んでて疲れますよね?

要は「納得できない商材なら自分で納得できるまで商材を改良して作ってみよう!!」って事でした^^;

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カチオン化φ型ケラチン

新しい原料が手に入りました♪

真ん中に映っている“TK-C…カチオン化φ型ケラチン20%溶液!!”

従来のφ型ケラチンをカチオン化したもの!!ダメージ部分の吸着率をUPしたタイプです☆

従来のφ型ケラチンについてのブログはこちら→羽毛ケラチンφ型ケラチン←読んでから↓見てね!!

ちょっと以前にこのφ型ケラチンの性質を利用して一つ面白いホームケア商品を作ろうと思ってたの^^;

φ型ケラチンは酸とカチオン処理することによって分子量750が24000以上に高分子化するって性質!!

であれば、リンス・コンディショナーは毛髪を等電点に安定させる為にpH5前後に調整され、帯電防止の為にもちろんカチオン化されてるでしょ?

ならシャンプー後に“φ型ケラチン1%溶液”を塗布してリンス・コンディショナーして貰えれば…使えば使うほど内部補修して健康毛に近づくってね♪

でも、ある理由からWECO BASEオリジナルの“Forest Shampoo”にφ型ケラチンを配合しちゃいました!!

ちなみに…1%っていったら少なく配合してるイメージ持つ方多いかも知れませんが…これってホームケア商品レベルなら立派な高濃度!!

これって商品を製造販売する立場にあるから分かることだけれど、よく成分表示にいろいろ書いてあるけど0.01%以上配合してあれば効果はあまり期待できなくても記載できる…いや、記載しなきゃならないの。

で、成分を多く配合している順に記載しなきゃなんだけど、薬事法で面白いのが0.1%以下は順不動!!

なので0.09%の防腐剤よりも0.01%配合のシルクやコラーゲンなどが上位に記載されて…“高配合!!”とか、“高濃度処方!!”って記載できちゃうし、実際そういう風に謳っているメーカーも…^^;

だからトリートメント成分“高配合!!”とか、“高濃度処方!!ってあんまり信じちゃいけない…そういった商品使っていて効果でました?ってね。

もちろん、WECO BASEオリジナルの“Forest Shampoo”にはφ型ケラチン1%添加してますよ~!!使えば一回で分かる効果です☆

って話が逸れちゃいましたけど、今回のこの“カチオン化ケラタイド”組み合わせからいってトリートメントに処方するつもりです。

まだ“Forest Shampoo”と対となるトリートメントが完成してませんからね^^;

他にもサロンワーク用に“カチオン化ケラタイド”を複合したPPT処理剤としての展開も考えてますが、そちらはもう少し研究してからなのでお楽しみに!!

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