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TAG : カルボシル基

アミノ酸を知るということは…

今日はアミノ酸について!!現場のサロンワークにあまり関係のない内容…関係なくはないか^^;

 

アミノ酸というのはカルボキシル基(酸基)とアミノ基(塩基)の組み合わせから出来ています。

 

サロンワークでよく耳にするアルカリ性アミノ酸…アルギニンというのはカルボキシル基(酸基)とアミノ基(塩基)の組み合わせでアミノ基(塩基)を多く含んだアミノ酸のことなんですね^^他にはリジンとかヒスチジンなど。

で、このカルボキシル基とアミノ基のバランスが同じ場合はシステインやプロリンといった中性のアミノ酸となります。

アルカリ性と中性とくれば、酸性のアミノ酸!!旨味成分のグルタミン酸とか^^構造的にはカルボシル基とアミノ基のうちカルボキシル基を多く含む組み合わせになります。

 

ちなみにカルボシル基とアミノ基の組み合わせでアミノ酸は約500種類も存在するといわれています。

 

以上で、“カルボキシル基+アミノ基=アミノ酸”という様に構成されていることは分かります。

 

今度はアミノ酸同士の組み合わせです!!アミノ酸同士の組み合わせをタンパク質といいます。

 

アミノ酸Aにあるカルボキシル基(-COOH)とアミノ酸Bのアミノ基(-NH2)が脱水縮合し…アミノ酸AとBが結合した状態がペプチド結合なんですね^^

で、このペプチド結合が多くなるとポリペプチドと呼ばれます。

 

ここで一旦まとめます。

 

カルボキシル基+アミノ基=アミノ酸

アミノ酸+アミノ酸=ペプチド(タンパク質)

 

ここから↓はサロンワークに役立つ情報です^^;

 

サロンワークで使用する処理剤といえば…ケラチン、シルク、コラーゲンが代表的な3種類になります。

この三種類はタンパク質なので当然アミノ酸から出来ています。

 

※数字は若干大雑把に書きました^^;さらに原料などにより数値にはばらつきはあります。

 

人毛ケラチンのアミノ酸組成…

シスチン15%、グルタミン酸14%、アルギニン9%、その他

 

ケラチン(羊毛)のアミノ酸組成…

グルタミン酸15%、シスチン10%、アルギニン10%、その他

 

シルク(フィブロン)のアミノ酸組成…

グリシン40%、アラニン30%、セリン15%、その他

 

コラーゲンのアミノ酸組成…

グリシン33%、プロリン21%、アラニン11%、その他

 

 

…もう、知っている方もいるかもしれませんが^^;

 

なぜ毛髪の補修にケラチンが一番有効なのか?…それは毛髪の80~90%はケラチンから出来ています。その毛髪のアミノ酸組成に一番近いのが羊毛ケラチンなんですね^^

 

アミノ酸を知るということは…そういうことです^^

 

だからといって羊毛ケラチンの処理剤がすべてが良いわけではありません…過去に何回もブログで書きましたが、羊毛ケラチンの中でも疎水性ケラチンでなければなりません。

それはダメージした毛髪は親水化して、毛髪本来の疎水性ではないからですね…親水化した毛髪を毛髪本来の疎水性に戻すのは疎水性ケラチンでなければならないからです。

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キトサン

前回の“もうすぐ…”ってブログの中でキトサンについて詳しく説明できてなかったのでちょっと書いてみます。

 

常にサロンワークではいかにダメージを抑制し、またどれだけ効率よく毛髪補修できるかによってカラーやパーマの仕上がり、さらにトリートメントそのものの持続期間に差が出てきます。

方法とすれば前処理・中間処理・後処理と各種トリートメントを複合的かつ効果的に施術していくのですが、今回はキトサンについてなので中間~後処理のお話になります。

一般的に知られているキトサンの効果としては帯電防止、ハリコシUP、艶感UP…でしょうか?

成分としては、エビ・カニ等の殻を精製したものが“キチン”と呼ばれ、この“キチン”から80%以上を脱アセチル化して抽出精製したものが“キトサン”です。

このとき“キチン”から完全に“キトサン”に処理できないために“キチン・キトサン”と呼ばれたりします…よくダイエット食品のCMなんかでよく耳にしますよね^^;

↑こうして“キチン”と“キトサン”と“セルロース”を比べて見ると解るように“キチン”にはN-アセチル基(NHCOCH3)という部分があるのに対して、脱アセチル化した“キトサン”にはそのN-アセチル基(NHCOCH3)のかわりにアミノ基(NH2)があります!!コレ非常に重要!!

で、セルロースはといえば非常にそっくりな構造なんですが…そうヒドロキシル基(OH)を持っているんですね^^コレも重要!!

まずキトサンのアミノ基(NH2)の何が重要かというと…厳密に言えばキトサンのアミノ基(NH2)は陽イオン系アミノ基といってカチオン性であるということ!!

ということは毛髪のケラチンタンパクのアニオン性であるカルボキシル基とイオン結合し、イオンコンプレックスを生じるため毛髪表面に強力に吸着し皮膜形成します。

※この時にβシート構造を持ったφ型ケラチンに酸+キトサンの組み合わせだとポリイオンコンプレックスを形成。とても相性が良い処理方法です^^詳しくは→φ型ケラチン

またキトサンの特徴として、約20%と適度な吸湿性を持っていますのであらゆる気温と湿度に対して、一定の保湿を保持する働きがありますのでハリコシUP、艶感UPだけでなく柔らかさもUPします^^

で、セルロースは…また今度書きます^^;とりあえず分子量40万というカチオン性高分子で吸水性が高いので程よく保湿し、櫛どおりを良くするものでほとんどのシャンプー・リンスに配合されてるものだと思ってください。

ちなみにWECO BASEで扱っているキトサンは一丸ファルコス社のキトフィルマーHV:分子量80万の高濃度タイプのキトサンです。

先ほどはキトサンにはアミノ基(NH2)があることによってケラチンタンパクのカルボシル基にイオン結合により強力に吸着し皮膜形成すると書きましたが、この強力な皮膜…シリコンなどの皮膜と違って網目構造のため皮膜形成後でも薬剤浸透ができる特徴なんです☆セルロースも^^;

なので後から各種PPTや薬剤を重ねても邪魔せずに浸透させることが可能なので、後処理にしか使えないと思われがちなキトサンは実は中間処理にPPTと併用するとによってとても効果的に使えるんです!!

…他にも皮膜だけならシリル化PPT・ポリマー・シリコンなど皮膜系処理剤はたくさんありますがこれらは保湿や質感の向上はできてもキトサンでなければ枝毛の修復はできません。

シリコンもダメージ補修には欠かせない原料ではあるものの特にキューティクルが剥離しているようなハイダメージ毛の修復にはキトサンあっての他の皮膜系処理剤なので…。

こと皮膜に関してはキトサンやセルロースのほうが多様性があるってことですね。

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