WECO BASE BLOG(ウェコベース ブログ)

ホーム > WECO BASE BLOG > 還元トリートメント

TAG : 還元トリートメント

静岡 縮毛矯正 ビビリ毛

6月に続き今月も新規の縮毛矯正のお客様に多くご来店頂きまして…

今日のランキングは何位かな?→美容室・サロンブログランキング

聞いてみると皆さんネット経由でこのブログがきっかけでご来店♪

どうりで…6月のアクセス解析したところ3番目に多かった検索キーワードが「静岡 縮毛矯正 ビビリ毛」でした。

ちなみに1番は「ヘマチン」…

2番は「2014 夏 インナーカラー

 …

ではでは、本題…

以前にも書きましたが、グレイカラー+縮毛矯正でビビリ毛になるお客様が非常に多いです。

ファッションカラー剤とグレイカラー剤のアルカリ剤と脱色剤の…量の違いですかね…

グレイカラー剤は見た目以上にダメージが進行しています。

ファッションカラー剤とグレイカラー剤は根本的にダメージ要因が違う…

つまりダメージの質が違うから単純に比較にはならないけれど、個人的には8トーンのグレイカラーによるダメージと12トーンのファッションカラー剤のダメージが同じくらいに感じます。

もちろん髪質や履歴、スタイリングにコテの有無、カラー剤メーカーの違いなどなど様々な要因があるので、あくまでドライ時とウェット時の触ったときに感じる感触の誤差や違和感といった曖昧なものなのですが^^;

ま、この辺りのことはまたそのうち書きます(汗)

今回のお客様は毎朝クセをストレートアイロンで抑えるよにスタイリング…

ブリーチや高温アイロンによって髪質は硬くゴワゴワに…

DPP_3556

見た目このくらいのダメージはビビリ毛とは言わないけれど…還元剤を上手に扱わないと簡単にビビリ毛になりやすい状態です。

毛先はキューティクルの剥離でスピエラは選択肢にありません…

また、酸チオもここまで毛髪表面が親水化していると少し怖さを感じます。

GMTでも良いと思いますが僕は扱っていません^^;

DPP_3558

ということで、リブラ7ジェル(中性システアミン5.6%):デビル(タンニン)20%:静岡の名水10%

放置時間は5分ほど…中間にはあれやこれやで疎水化&耐熱処理…

で、仕上がりはこちら…

DPP_3557

 色が付いているのはデビルのせい(笑)でも、このケースではいい感じ…というより狙い通り♪

DPP_3559

そういえば、何年か前に流行った還元トリートメントってやつと同じ仕組みですね^^;

公式インスタグラムはこちらから→WECO BASE Instagram

WECO BASE owner Instagram

 WECO BASE staff miharu Instagram

こちらから24時間何時でも簡単に予約できます→ネット予約

ヘアケアの基本

美容師友達募集中→Facebook

WECO BASE看板犬Borzoi bell’s life

WECO BASE SHOP 業者様用サイト

WECO BASE STORE 一般のお客様用サイト

WECO BASEへの予約

Rabbit Form アニオン系処理剤 , Trump マルチヒートケラチン , ケミカル , 縮毛矯正 , Libra Jell 5&7&9 コスメ系矯正剤 , Wltear Mist 洗い流さないトリートメント

還元剤はpH次第で…

Kazさん、こんにちは!!コスメ系でビビリ治しですか?もちろんコスメ系の薬剤も使いますよ^^

チオグリコール酸でさらにビビリが怖いという事でしたが、ビビリ補修の時に書いたチオグリコール酸はpHが酸性なのでチオ濃度さえコントロールできればさらにビビるということはありませんよ。

 

ダメージがまだ軽度~中度の場合、毛髪内部の“S-S”であるはずの“SH-”とか“ーHS”といったSH残基がバラバラになっていて、ここにケラチン処理剤をSH残基と結合させればいいんです。いわゆる“トリートメント”ですね。

なんだけれど、ビビリ毛っていうのは“S-S”が存在しない、もしくは少ないとなるとトリートメントの効かない状態です。

そんなときは…還元剤のSH基を利用しちゃえばいいんです^^

ビビリ毛になりそうな準ビビリ毛はアルカリに触れただけでもビビリます。還元剤は“S-S”を緩ませるのだけであってアルカリ剤がなければ膨潤はしませんのでさらなるビビリへの悪化の心配はありません。なので…必ず酸性還元剤を使います。

ちなみに前回書いたビビリ補修の時に酸性チオを使った理由は…酸性チオがオルトコルテックスを強化してくれるからです。チオってアルカリ領域においてウェーブ効率は優秀なんだけど、他の還元剤に比べて酸性領域だとウェーブ効率はガクンと低下してウェーブ形成には不向きなんですよね^^;だけどビビリ補修に使うと効果的☆

Kazさん、コスメ系って…たぶんシステアミンの事だと思いますけど、システアミンでもちゃんと酸性であればオルトコルテックスを強化できますよ^^だけど結果がいまいちということはアルカリ領域のシステアミン使ってません?

いくらダメージしにくいと言われた化粧品登録のシステアミンでも分かりやすく逆から書くと“H2N-CH2-CH2-SH”と、構造中にSH基があり、他の還元剤と同じように還元作用しますのでpH次第ではビビリますので注意が必要ですね^^;

また、ビビリ補修のポイントは還元剤のSH基を利用するということなのでサルファイトは構造中にSH基を持たないのでビビリ補修には不向きな還元剤です。※サルファイトは別の目的でビビリ補修に使うときもあるけど、それはまたいつか書きます。

まとめると…SH基を持った還元剤であれば酸性領域においてオルトコルテックスを強化し、毛髪内部の減少した“S-S”の代わりに還元剤のSH基を利用し、ケラチン処理剤を結合させて2剤で酸化処理によって“SH”の“S”を奪う事によって“S-S”を新しく構築・補修します。これが俗にいう“還元トリートメント”ですね♪

還元剤とpHの関係による特性を上手く利用すれば幅は広がりますよ★

一応ビビリ補修に向いている還元剤が↓です。

・チオグリコール酸

・チオグリセリン

・システアミン

・ラクトンチオール

の4つです。チオグリコール酸は安価で手に入りやすいからオススメです^^

また、チオグリセリンやシステアミン、ラクトンチオールは中性から酸性領域においてウェーブ効率が優秀なのでオススメです→理由は還元剤の特性ですね^^;

“S-S”って細かくいえばマトリックス…ミクロフィブリル…マクロフィブリル…ダイマー…テトラマー…中間フィラメントと各部位に“S1”“S2”と種類があり還元剤によって切断する部位が違うのでここを上手く酸性領域でW還元するとより綺麗にビビリ補修が出来ます♪

 

 

「もう1つ質問です。ブログに書いてあるトリートメント処理剤はどこのメーカーの物を使用されてますか?差し支えがなければ商品名など教えてください。」…Kazさんに限らずよく質問される事なんでここで書きますね。

WECO BASEでは通常のカラー剤やパーマ剤は通常サロンと同じディーラーさんから仕入れてます。トリートメント処理剤などは原料メーカーの代理店を通して仕入れをさせてもらってます。

トリートメント処理剤を原料から仕入れるメリットとしては原料そのものなので、高濃度のトリートメント処理剤を扱える事ですね!!大手美容メーカーもトリートメント処理剤は販売しているのですが…濃度が薄過ぎてダメージの状態によっては補修効果がでない^^;っていうか大手美容メーカーのトリートメントって質感面では最終的にシリコンコーティングで終わりでしょ?内部補修は?ってね。

でも高濃度の処理剤扱っている美容メーカーって少ないからそこから仕入れると価格が高い!!その分WECO BASEは販売を目的としてない…今のところね^^;あくまで技術者が使いやすい処理剤を自分で作ってるだけのお話なので総合的にはちょっと安い♪

でもデメリットもあります。仕入れの入り目がでかいってこと!!量もさることながら価格も…うちはスタイリスト3人のみの静岡県にある小さな小さな美容室なのにトリートメント処理剤の材料費だけで¥500.000-超えたりしちゃうときあるしね^^;普通材料なんて売上の10~20%程度でしょ?

それでも仕入れたいのであれば…化粧品原料を取り扱っている代理店さんを探すといいかも^^;

公式インスタグラムはこちらから→WECO BASE Instagram

WECO BASE owner Instagram

 WECO BASE staff miharu Instagram

こちらから24時間何時でも簡単に予約できます→ネット予約

ヘアケアの基本

美容師友達募集中→Facebook

WECO BASE看板犬Borzoi bell’s life

WECO BASE SHOP 業者様用サイト

WECO BASE STORE 一般のお客様用サイト

WECO BASEへの予約

ケミカル
WECO BASEのヘアカタログ
ネット予約ページへ
ショップリスト
一般のお客様用オンラインショップ
業者用ショップログインお申し込みフォーム
トップに戻る