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TAG : ラクトンチオール

スピエラの添加量

え~と…いつかの講習会でのことを思い出し…言ったか言わないか心配になったので一応書いておきます。

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あくまで個人的な見解なのですが…

実際のサロンワークでは基本スピエラ単体使用をすることはほとんどありません!!…というより怖い@@;

ま、僕がスピ単体での矯正やパーマがヘタクソなだけです^^;それにやっぱりチオグリコール酸による仕上がりの質感が好評なだけです。

なので、スピエラはあくまで添加剤として考えます。

この辺はパラコルテックスとオルトコルテックスあとは既矯正部の変性具合など毛髪診断して…

スピエラの還元特性を使ったほうが効率よく還元でき、尚且つ還元不足による失敗を減らすに耐えられる毛髪と判断した時に使用します。

すっごいアバウトですが…

・ハード系チオグリコール酸にはスピエラ3%

・酸性チオグリコール酸にはスピエラ1%

 基本的にはpH違いのチオだけあれば充分対応できると考えます。

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静岡 縮毛矯正専門店

今日は雨…

縮毛矯正の予約が入りそうな予感…

昔カリスマ美容師ってのが流行っていて、そのとき美容業界に入ってきた子達は今ちょうど30歳前後…

金融関係のお客さん曰く…30歳前後の美容師さんが独立出店の為の融資が多いとか…

そういえば以前ネットでも日本政策金融公庫の統計で創業融資件数が3年連続でを過去最高を更新したとか…

で、今後3年は開業ラッシュが続く見込みらしい…

…なるほど!!美容室が増えた気がしたのは気のせいじゃなかった!!

 そりゃ、数が増えれば競争が起きて、いろんな業態の美容室ができるよね?

カラーやヘッドスパに特化したお店なんかよく見かけるしね^^

 ってことで、なんとなくPCの前で「静岡 縮毛矯正専門店」と検索してみた…

すると、静岡市内はヒットしない…静岡市内には縮毛矯正専門店は存在しないのかな?他県さんではよくヒットするのに…

 まぁ、そうこうしているうちに本日の縮毛矯正♪

 太く・硬く…そして一見ゆるやか過ぎて癖毛に見られなさそうな撥水毛+捻転毛

中間から毛先に軽~中度のビビリ毛

IMG_5035

一剤はパイモアさんから出てるスピエラとシステアミンのMIX剤…

ハイトーンの既染毛なので、還元度合いは酸化染料が還元した時の見た目と、一定量S-Sが切断された時に出る独特の匂いと指の感触の変化でチェック!!…つまり“勘”ということ^^;

今回の放置時間はだいたい5分くらいかな?で、お流し…

IMG_5036

ここからドライ→アイロン操作に入るのですが…その前にこのラビッドフォームを塗布…

IMG_5037

こんな感じ↓の泡だからセット面でも楽々塗布♪

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まぁ、適当に…は、いけないね^^;ネープ…

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バック…

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GPと下から上に順に馴染ませて…

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トップとサイドもね…

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で、コーミングしてよく馴染ませる…

IMG_5043

そうすると…だんだんキシキシ…キシキシと軋んでくる(笑)

そ、ラビッドフォームの主成分のミルスタイルがそうさせる^^

ミルスタイルといえば220℃までの耐熱性のあるコーティング剤…通常の処理剤(PPT系)だとアイロンの温度次第ではタンパク変性が起きて構造が変化してしまうので、まさに矯正のアイロン操作には持ってこいの保護剤なのです♪

※220℃まで耐熱性のある成分っていうだけで、髪が220℃の超高温に耐えられるということではありませんよ~…あしからず。

で、ラビッドフォームを塗布した後はそのままツインブラシでドライ…

IMG_5044

まだ、アイロン操作前ですが…なんか良い感じ?

ミルスタの特徴でもあるとは思うけど、コーティング力の強さからか、ドライしただけでいつもより真っ直ぐになるんだよね…

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ツインブラシで良く伸びてたのでアイロンは160度でワンスルー♪

IMG_5046

 2剤は過酸化水素で10分放置…

IMG_5047

仕上がりはこちら↓

IMG_5048

当たり前だけどドライヤーで乾かしただけでこんな感じ…

それでもやっぱり毛先5cmは切りたいかな。

IMG_5049

あ、画像は加工してないです…JPEGで撮って出しです…一応^^;

IMG_5051

 

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酸性パーマの還元剤でウェーブ効率が良い!!といえば皮膚への感作性の強い“チオグリセリン”また酸性側では品数少ない“システアミン”の二つがあるけど一番入手しやすいのはやっぱり“スピエラ”でしょうか?

ってことで今回はスピエラについて^^;

 

スピエラの特徴はなんといってもpH5.5という酸性領域において67%というウェーブ効率を発揮します!!

ちなみにpH9のシステインのウェーブ効率は62%…まぁ、計測の仕方次第ですけど^^;データ上はアルカリ領域のシステインを凌ぐウェーブ効率の良さです♪

でも良い事ばかりではありません…

(1)2回、3回と繰り返すとキューテイクルの剥離、パサつきが起きる。

(2)匂いが…。

 

スピエラ還元剤が発売されたばかりの頃、そんな問題に悩まされた僕のプチ実験?を少しだけ公開★

(1)2回、3回と繰り返すとキューテイクルの剥離、パサつきが起きる…ってこれもスピエラの特徴でスピエラは疎水性部分に馴染みやすいことからキュー ティクル最表面のF-レイヤー(18MEA)~コルテックスのCMC部分をスピエラが浸透・通過して行く時に油分を奪って(脱脂作用)しまうからですね。

対処方として一番結果が良かったのはペリセアやセラミドなどCMCを前処理で内部の油分を強化し、さらに高分子疎水化ケラチン(アルキル化ケラチン)で補強します。

また、親水化した毛髪を疎水化することでスピエラの均一な浸透還元が可能になります。

後処理にはラメラ構造の疎水性皮膜と含水性皮膜を形成するリピジュアNAとCの混合液でパサつきを抑えれました。

また、ペリセアとリピジュアはイオンコンプレックスを形成するので、中間処理にペリセア塗布し、後処理にリピジュアを塗布すると強力なラメラ構造を持ったナノスケールの皮膜形成をするのでオススメです!!

リピジュアに川研ファインケミカルのキトアクア(キトサン分子量40万)混合はより良い結果が出るでしょう!!一丸ファルコスさんのキトフィルマー(キトサン分子量80万)なら混合せず別で塗布すると非常に良いです。個人的な好みは後者ですが…。

 

(2)匂いが…スピエラって独特の匂いが気になりますよね?シンプルにグロスフィリンなんかをロッドアウト後に原液で揉みこむとある程度匂いは抑えれます♪

一時的に匂いをほぼ完全に抑える効果としては“シクロデキストリン”…ってわかりやすくいうとファブリーズのこと^^;

成分的にはとうもろこしから取れる“シクロデキストリン”(α体、β体、γ体あります)ってものなんですけど、これには“包接作用”といって臭いの元であるアンモニアやメルカプト基を包み込み臭いを断ちます!!

まぁ、時間と共に“除放”して臭いは再発しますが^^;それ以前にファブれません!!ウィッグの実験段階で消臭候補から除外でした!!

スピエラとシステアミン共通で消臭効果&ウェーブ保持率が最高なのは2剤に過酸化水素の使用ですね!!

※でもスピエラもシステアミンも化粧品登録なので、過酸化水素の酸化処理は薬事法に引っ掛かりますのでアウト~!!

やっぱり高濃度のグロスフィリン揉み揉み3分放置するのが無難です♪

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ケミカル

還元剤はpH次第で…

Kazさん、こんにちは!!コスメ系でビビリ治しですか?もちろんコスメ系の薬剤も使いますよ^^

チオグリコール酸でさらにビビリが怖いという事でしたが、ビビリ補修の時に書いたチオグリコール酸はpHが酸性なのでチオ濃度さえコントロールできればさらにビビるということはありませんよ。

 

ダメージがまだ軽度~中度の場合、毛髪内部の“S-S”であるはずの“SH-”とか“ーHS”といったSH残基がバラバラになっていて、ここにケラチン処理剤をSH残基と結合させればいいんです。いわゆる“トリートメント”ですね。

なんだけれど、ビビリ毛っていうのは“S-S”が存在しない、もしくは少ないとなるとトリートメントの効かない状態です。

そんなときは…還元剤のSH基を利用しちゃえばいいんです^^

ビビリ毛になりそうな準ビビリ毛はアルカリに触れただけでもビビリます。還元剤は“S-S”を緩ませるのだけであってアルカリ剤がなければ膨潤はしませんのでさらなるビビリへの悪化の心配はありません。なので…必ず酸性還元剤を使います。

ちなみに前回書いたビビリ補修の時に酸性チオを使った理由は…酸性チオがオルトコルテックスを強化してくれるからです。チオってアルカリ領域においてウェーブ効率は優秀なんだけど、他の還元剤に比べて酸性領域だとウェーブ効率はガクンと低下してウェーブ形成には不向きなんですよね^^;だけどビビリ補修に使うと効果的☆

Kazさん、コスメ系って…たぶんシステアミンの事だと思いますけど、システアミンでもちゃんと酸性であればオルトコルテックスを強化できますよ^^だけど結果がいまいちということはアルカリ領域のシステアミン使ってません?

いくらダメージしにくいと言われた化粧品登録のシステアミンでも分かりやすく逆から書くと“H2N-CH2-CH2-SH”と、構造中にSH基があり、他の還元剤と同じように還元作用しますのでpH次第ではビビリますので注意が必要ですね^^;

また、ビビリ補修のポイントは還元剤のSH基を利用するということなのでサルファイトは構造中にSH基を持たないのでビビリ補修には不向きな還元剤です。※サルファイトは別の目的でビビリ補修に使うときもあるけど、それはまたいつか書きます。

まとめると…SH基を持った還元剤であれば酸性領域においてオルトコルテックスを強化し、毛髪内部の減少した“S-S”の代わりに還元剤のSH基を利用し、ケラチン処理剤を結合させて2剤で酸化処理によって“SH”の“S”を奪う事によって“S-S”を新しく構築・補修します。これが俗にいう“還元トリートメント”ですね♪

還元剤とpHの関係による特性を上手く利用すれば幅は広がりますよ★

一応ビビリ補修に向いている還元剤が↓です。

・チオグリコール酸

・チオグリセリン

・システアミン

・ラクトンチオール

の4つです。チオグリコール酸は安価で手に入りやすいからオススメです^^

また、チオグリセリンやシステアミン、ラクトンチオールは中性から酸性領域においてウェーブ効率が優秀なのでオススメです→理由は還元剤の特性ですね^^;

“S-S”って細かくいえばマトリックス…ミクロフィブリル…マクロフィブリル…ダイマー…テトラマー…中間フィラメントと各部位に“S1”“S2”と種類があり還元剤によって切断する部位が違うのでここを上手く酸性領域でW還元するとより綺麗にビビリ補修が出来ます♪

 

 

「もう1つ質問です。ブログに書いてあるトリートメント処理剤はどこのメーカーの物を使用されてますか?差し支えがなければ商品名など教えてください。」…Kazさんに限らずよく質問される事なんでここで書きますね。

WECO BASEでは通常のカラー剤やパーマ剤は通常サロンと同じディーラーさんから仕入れてます。トリートメント処理剤などは原料メーカーの代理店を通して仕入れをさせてもらってます。

トリートメント処理剤を原料から仕入れるメリットとしては原料そのものなので、高濃度のトリートメント処理剤を扱える事ですね!!大手美容メーカーもトリートメント処理剤は販売しているのですが…濃度が薄過ぎてダメージの状態によっては補修効果がでない^^;っていうか大手美容メーカーのトリートメントって質感面では最終的にシリコンコーティングで終わりでしょ?内部補修は?ってね。

でも高濃度の処理剤扱っている美容メーカーって少ないからそこから仕入れると価格が高い!!その分WECO BASEは販売を目的としてない…今のところね^^;あくまで技術者が使いやすい処理剤を自分で作ってるだけのお話なので総合的にはちょっと安い♪

でもデメリットもあります。仕入れの入り目がでかいってこと!!量もさることながら価格も…うちはスタイリスト3人のみの静岡県にある小さな小さな美容室なのにトリートメント処理剤の材料費だけで¥500.000-超えたりしちゃうときあるしね^^;普通材料なんて売上の10~20%程度でしょ?

それでも仕入れたいのであれば…化粧品原料を取り扱っている代理店さんを探すといいかも^^;

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