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TAG : α型ケラチン

もうすぐ…

例のWECO BASEオリジナルシャンプー…都庁の薬務課で化粧品登録申請しました♪

販売名は“ForestShampoo(フォレスト シャンプー)”でございます!!

長かった^^;…出来上がったサンプルをチェック!!成分を追加配合してはチェック!!妥協のない改良の繰り返し…遂に完成しました。

 

使えば分かる!!と言いたいのですが…やっぱり苦労して開発したのでちょっと言わせて頂きたい^^

 

まず、シャンプーのメインといえば界面活性剤!!この“Forest Shampoo”には界面活性剤としては抜群のトリートメント効果の高いラウロイル加水分解シルクNaを配合!!

洗浄力のバランスのためコカミドプロピルベタインとココイルグルタミン酸TEAも配合してます。

・コカミドプロピルベタイン…赤ちゃんシャンプーにも良く使われる優しい洗浄成分です。

・ココイルグルタミン酸TEA…アミノ酸系シャンプーの代名詞ともいわれ、こちらもトリートメント効果のある優しい洗浄成分です。

 

次にシャンプーに添加したトリートメント補修剤なのですがこんな感じです↓

・18MEA…健康な髪のキューティクル最表面の“F-layer”と呼ばれる部分にこの18MEAという脂質があるのですが、1~2回のカラーやパーマによって無くなり手触りが悪化します。今回配合した18MEAは毛髪に吸着しやすい様にカチオン化したものを採用。

・ヘマチン…詳しくはここをクリック→グロスフィリンカラー剤とヘマチンパーマ剤とヘマチン要は育毛・ダメージ補修・カラー剤やパーマ剤の過酸化水素除去です^^;

・シルク…ダメージ補修・艶感・毛髪強度向上

・コラーゲン…ダメージ補修・質感向上・パーマ後のシステイン酸増加の抑制

・ケラチン…α型ケラチン、γ型ケラチン、φ型ケラチンの三種類をバランス良く配合しました☆

φ型ケラチンはこの辺に書いた記憶が^^;→φ型ケラチン羽毛ケラチン

γ型ケラチンとα型ケラチンは一丸ファルコス社のプロティキュート配合…つまり美容業界最強のケラチン誘導体を配合ってとこです♪詳しくはこちら→プロティキュート

・キトサン…分子量80万という超高分子が擬似キューティクルとして再生し、また超高分子にも関わらず網目構造のため他のトリートメントやカラー剤やパーマ剤を阻害しません。また今度じっくりキトサンについて書いてみます^^;

・ペリセア…詳しくはこちら→ペリセアペリセアで失敗!?

これらトリートメント補修剤…この“Forest Shampoo”にはかなりの濃度で配合しています^^v

 

こちら“Forest Shampoo”は少し変わった使い方がありまして^^;

①まず、頭皮をマッサージするように洗います。

②毛先は泡を優しく揉み込むだけでOK!!

③流さずに一分間放置したら流します♪

①と②は普通のシャンプーと変わらないのですが③の一分間放置がこのシャンプーの重要なポイントです。

はじめに書いた洗浄成分(シルクPPT洗浄剤&アミノ酸系洗浄剤)は刺激の強いラウリル硫酸系の洗浄成分ではなく、髪と同質のアミノ酸からなる洗浄成分なので 髪と頭皮を優しくトリートメント補修をしながら適度な脱脂力で汚れを洗浄しますので、少し時間放置するとより効果的に洗えます。

また、高濃度に配合したトリートメント補修剤が親水化したダメージ部分に集中的に吸着・疎水化(健康な毛髪状態)し、自己修復能力のない毛髪を効果的に補修します。

 

発売時期が確定したらまたお知らせします~♪

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ケミカル

ビビリ補修

ナルさんこんにちは!!「縮毛矯正でビビッてしまっている毛の修復方法を教えてください。」という事ですが…まず、1剤のタイムオーバーによる“過膨潤”のビビリか?それとも“熱炭化”によるビビリか?それとも…で施術方法は変わってくるのですが…

“熱炭化”によるビビリは正直難しい場合もあります。最近のストレートアイロンやコテは無駄に220℃も設定温度が上昇するものもあってビックリしますよね!?僕なんかサロンワークで仕上げのコテは160℃以上なんて使った事無いし^^;美容師がビビリの原因のひとつ“熱炭化”させてたらどうかと思うし…150℃で早めの3秒数えれば必要にして充分なカールもつくれるしね?

もし、お客様が自宅で超高温アイロンでスタイリングしてたら巻き方だけでなく設定温度も教えるのも良いかも知れませんね^^

でも、そうじゃなくて一剤のタイムオーバーによる過膨潤のビビリや2剤の酸化不足でシステイン酸増加に伴うゴワゴワ準ビビリ症状はある程度の補修・修正は可能です。

そろそろ縮毛矯正の時期だなぁ~って思って…そろそろアップしようと思っていたブログが出来上がっていましたのでこちら↓をご覧下さい。また、分からない事があったらコメント欄に書き込んでくださいな^^;

 

 

 

今日は《ビビリ補修》について!!幾つかビビリには種類があるのですが、サロンワークでありがちな毛先の過膨潤の補修方法について書いてみます。※クリープパーマ理論同様に施術理論や技術は様々ですので、あくまで参考程度に^^;

これ↓1剤のタイムオーバーによるビビリ毛(過膨潤)!!ドライの状態だとガサガサしてとても髪質が硬くなっているのが見た目でも解ると思います。

濡らすとゴム状にビヨ~ンと伸びます…

極度に低下したCMCの補給と親水化してしまった内部を疎水性ケラチンで補給します。

今日の前処理レシピは…

・ペリセア

・平均分子量35000のα型ケラチン

・平均分子量50000のα型ケラチン

・平均分子量30000のγ型ケラチン

※α型は2種類とも“S-スルホ”作用のあるタイプを使用します。

次に還元剤塗布…pH5.5のチオ濃度3.5%に用事調整したものを塗布します。

さらにラクトンチオールなどの還元剤を重ねて再塗布する酸性W還元も良いかも知れませんね^^;

ビビっている毛先は揉み込んで薬剤をつけましょう!!

※ラクトンチオールは少なからず脱脂作用がある為アルキル化ケラチンや疎水性ケラチン等で対処しましょう!!でないと後日パサついたり、キューティクルの剥離が…。

アイロン施術前の中間処理レシピは始めに…

・ペリセア

・平均分子量35000のα型ケラチン“S-スルホ”作用しないタイプ使用

・平均分子量30000のγ型ケラチン

・平均分子量750のφ型ケラチン

・グロスフィリンで架橋処理…この時点でビビリ毛はチュルンと良い感じ♪

ドライ前には…

・シリル化シルクPPTとキトサンの2種混合液

・ポリクオタニウム―61とポリクオタニウム―64の2種混合液

2種混合液をそれぞれ重ねるように塗布してポリイオンコンプレックスによる皮膜形成。

70~80%ドライ後100~150℃でアイロン操作してから過酸化水素で2剤処理して終了!!

どうでしょうか?何もつけずにただハンドドライしただけですよ~☆サラサラ~…これで毛先1~2cmでも切らせてもらえれば…^^;

完全にビビリは補修しきれるものでは無いけどここまで補修できればまずまずの結果ではないでしょうか?

今回は《ビビリ補修》って内容でしたけど、基本的に還元剤や処理剤の濃度やダメージレベルに合わせて薬剤を用事調整すればダメージは全く起こらない事は無理であったとしても、限りなくダメージを“0”に近づけた施術は可能だと思います^^;

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ケミカル , 縮毛矯正

φ型ケラチン

やっぱりいつの時代も美容師を困らせるのはダメージ毛!!

例えば、6ヵ月の間にカラー・パーマをそれぞれ3回繰り返したケミカル的なダメージ毛にさらにストレートアイロンやカールアイロンで熱変性を起こしたダメージ毛に対し、どのようにカラーやパーマを施術しますか?

カラーを繰り返した髪の毛、どう対処すれば色持ちが良くなる?・・・間接染料のみのカラー剤?微アルカリカラー剤?中性カラー剤?ヘナ?

パーマを繰り返しかけた髪の毛、どう対処すればダメージを抑えて大きなカールやリッジが出せる?・・・スピエラ?システアミン?サルファイト?W還元?クリープ?熱処理?

毛髪に与えるダメージを極力抑えたカラー剤やパーマ剤、技術はたくさんあります。けれど毛髪内部の栄養分が流出したまま施術するよりも、栄養分を補給してから施術した方がケミカル的なダメージを予防しつつ、カラー剤の染色率やパーマ剤のカールの形成力を上げる事によってより綺麗に仕上がります。もちろん縮毛矯正やデジタルパーマによる“ビビリ”も今まで難しいと思われた施術も補修可能になります^^

で、具体的にサロンでは前処理、中間処理、後処理とトリートメント剤を施術工程に組み込むのですが、ただトリートメントをくっつければいいってわけではありませんよね^^;カラー剤やパーマ剤が毛髪に与えるダメージは全く別物なので、それぞれの毛髪内部の損傷度を調べます。

そう何が不足してるか?

基本的にダメージ毛に対してトリートメントを設計する場合、カラー剤やパーマ剤に含まれるアルカリ剤によって毛髪内部のNMFやCMCなどの保湿因子が流出しますので、まずはこのNMFとCMCを補給します。

ただNMFとCMCの分子量はとても小さいのでこの二つを抱え込むように保持する成分ケラチンを補給します!!このときのケラチンは高分子の状態で、結晶性のα型ケラチンと非結晶性のγ型ケラチンを補給します!!

このNMFとCMCとケラチンを毛髪内部に補給することによって擬似毛髪が完成します^^vそうすれば必要以上にダメージは作られないし、カラーの染色率が上がったりパーマのカールが長持ちします♪

 

代表的なものでNMFはアミノ酸や尿素、CMCにはセラミドやペリセアとありますがケラチンは少し違います^^

ケラチンは羊毛から加水分解されて生成されますので原料は同じ!!ただし分解される過程で、α型だったりγ型だったり、分子量を1000という低分子から60000という高分子まで調整され、さらにはアルキル化、シリル化、カチオン化などの化学修飾など製造過程は様々になってきます。そうする事によって同じ原料でも・・・

・カラー剤に適したケラチン

・パーマに適したケラチン

・質感を柔らかくしっとりと、硬くハリとツヤを!!

など、いろいろな質感や仕上がり感をコントロールできます^^

 

ここでちょっと変わったケラチンが一つ^^羊毛由来ではなく羽毛由来のケラチンです☆

ダメージ補修する時、羊毛ケラチンが効果的に補修するのは事実だけれど、どうしてもケラチンのみだと硬い質感になってしまいがち・・・なのでシルクだったりコラーゲンを使ったりするのですが^^;どうもシルクは原価が高くなるし、コラーゲンはパーマ時にダレの原因になって不向きなタンパク質だったりと・・・何か良いトリートメント処理剤はないかなぁ・・・あった!!羽毛ケラチン^^v

基本的に動物の毛はα型とγ型の2種類の組み合わせでできているのに対して、羽毛はφ型ケラチンから出来ていて一つの分子内にα型とγ型の両方の性質を併せ持っているので軽くてしなやかな質感に加え、従来の羊毛ケラチンに比べて疎水性アミノ酸が1.5倍多く含まれるってことが特徴!!

どういう事かというと羊毛のα型ケラチンは螺旋構造・・・α型ケラチンの螺旋が1周するのに平均3.6個のアミノ酸が使われて立体構造になっているのに対し、羽毛ケラチンはφ型ケラチンといって平面的なβシート構造になってて・・・つまりシルクタンパクの構造に近いわけです!!

そう!!ケラチンなのにシルクみたい♪

さらにちょっと面白いのが酸縮合する事によって高分子化するって事!!

WECO BASEが扱っているφ型ケラチンの分子量は750と低分子なのですが、pH4付近の酸処理をすると瞬間的に酸縮合を起こし、疎水性タンパク質に変化!!このときの分子量は24000オーバー^^;

また、WECO BASEが扱うφ型ケラチンはアニオン性なのでカチオン性のものとも結合します!!

通常、高分子ケラチンで頑張っても破断強度は110gf前後までしか修復しないのに対し、いつかのブログでも書いたようにWECO BASEでは毛髪の破断強度を100~130gf付近まで修復します^^v

個人的なレシピは・・・φ型ケラチンにヘマチン+酸リンス+カチオン化18MEAかな^^;

まぁ、なんにしてもφ型ケラチンのみ使用って事はないけどね・・・。

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