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TAG : Libra Carl 5&7&9 コスメ系パーマ液

酸性チオグリコール酸と中性システアミンの使い分け?

最近は’Libra Carl 7’についてお取引サロン様とメールでやりとりしていて実際にどのように使われているか聞いたところプレ還元に用いるサロン様が多数を占めていました…まぁ、好きに使ってもらえればいいんですけど^^;

 

僕もこんな感じに↓リブラ付け巻きで使います^^

画像に写ってるのは26~29mmのロッドですがテストカールしているのは23mmのロッドです。付け巻き後スチーム5分でチェックのところですね。

この時テストカールでよければ中間水洗にいきます…が、すこし甘いのでシステインでアクティブさせ3分後にテストカール↓

良い感じになってきたけど、もう少しプリッと感が欲しい!というのと中間と毛先を均一にウェーブさせたいので、中間水洗→ファイマックスー750の10倍希釈で中間処理してクリープに入ります^^まずはクリープ5分でテストカール↓

もう少しかな?ってことでもう5分クリープ↓

もし、ここでもう少し!!と思ったらクリープタイムを延長…と、こんな感じです^^

で、ブログタイトルの“酸性チオグリコール酸と中性システアミンの使い分け”ですが…基本的にどちらの還元剤もプレ還元剤として用いることが多いと思います。

プレ還元剤として使用するとき、酸性チオグリコール酸の特徴としてアルカリ還元剤でアクティブさせると急激にウェーブ効率が上がるのでオーバータイムに注意が必要です。

中性システアミンをプレ還元剤として使うときはアルカリ還元剤でアクティブさせても酸性チオグリコール酸と比べて、急激にウェーブ効率が上がらないのでオーバータイムしにくいのが特徴です。

とはいってもアクティブ還元剤の種類、pH、アルカリ度によって結果は良くも悪くも変わりますのでどっちにしてもアクティブ後のテストカールはまめにチェックが必要ですね^^;

…まぁ、実際に毛質を見てみないことにはなんとも言えませんが、酸性チオグリコール酸をアクティブさせたら危険な毛質だな!?と感じたら中性システアミンのほうが無難かも知れませんね^^;

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システアミンとpH

現在お取引のサロン様とメールでやりとりしてて、あれ?これって意外と他の美容師さんも疑問に感じた事のあるじゃないかな?と思い、紹介させて頂きます。

※独断で公開しないほうが良いと思う箇所は○○にしています^^;

 

「おはようございますm(_ _)m

度々すみませんが、
今日○○のセミナーに行ったのですが、
システアミンのPHが8以上は
S-2、それ以下はS-1
を切る、と言っていて
どうゆう事か質問したんですが、
理解できませんでした(ーー;)
健康毛にはアルカリを使いS-2
を切り、ダメージ毛には中性でS-1
を切ると言う事なんでしょうか?
それとも見解が色々あるのでしょうか?色々聞いてすいません!!」

 

 

『あぁ~…僕も昔それ疑問でした^^;

難しく言われると混乱するので簡単に考えればわかりやすいです。

毛髪はアルカリで膨潤する!!です。

中性域だとアルカリの様な膨潤はしないので硬質なパラコルテックスを軟化させることが出来ないので結果的に疎水性のS2を切断し難いということです。

システアミンの特性は主にS2を切断することなのですが、アルカリ性にふることでよりパラコルテックスを軟化させS2を切断しやすくしているだけなのです。

恐らく○○さんとしてはシステアミンは中性だとS2よりもS1を切断する量が多いと言いたいのだと思います。

スピエラなどはpHが酸性からアルカリになるとラクトン環が開環して構造が変化することはあっても、システアミンはpHで構造自体は変わらないのです^^;

…解り難いですかね^^;

PS.僕も2/6に豊橋で開催する○○さんの講習会にこっそり参加してみます^^』

 

 

「こんばんは!
ありがとうございますm(_ _)m
てっきり、システアミンはS-2
だけを切るものだと思ってました!
今日軟毛でダメージ4~5のお客様に
三倍希釈で10分放置し、
中間水洗後、ファイマックス5倍希釈で
試してみたんですが、
ちゃんとウェーブがでました!
いつもpH8.2 、アルカリ0.1未満、
濃度1.65のシステアミンで
クリープありでも、いまいちウェーブが出にくい方なので、ビックリしました。
もっと色々勉強しますm(_ _)m

また○○行ったら教えて下さい」

 

というメール内容でした。ただこのとき正確な情報を伝えるのを忘れたのこちらで追記します。

 

システアミンは“NH2-CH2CH2-SH”と表します。構造のなかにアミノ基とチオール基が結合していて、他の還元剤と違ってアミノ基が存在するのが特徴ですね。

で、システアミンというのはpHが酸性~中性(pH8以下)ではアミノ基が“+”に帯電します。なので、“Libra Carl 7”の様な中性のシステアミンだと毛髪の外部を主に還元するということになります。

ところがシステアミンというのはアルカリ性(pH8以上)だとチオール基が“-”に帯電しますので中性のシステアミンよりも、もう少し毛髪内部に浸透し、より多くのS2部分を還元します。

つまり、システアミンを化学的な視線でウェーブ効率を考えたとき、効率よく且つ低コストでカーリング剤を作るなら、pHをアルカリにして、2%以下の低濃度システアミンを作れます…だから大手美容メーカーのカーリング剤はpH8.5以上のものが多いのだと思います^^

話しが少し逸れましたが、還元剤はチオール基を持つ以上S-S結合を切断します…だからといってチオグリコール酸はS1のみ切断ではなくS2も切断するし、システアミンはS2のみを還元するのではなくS1も還元します…ただ、還元する部位が主にS1だったりS2だったりするだけです。

 

以上を踏まえて、よく思い出して下さい。

・サロンワークでお客様みんながみんなアルカリで膨潤しなければならない疎水性の毛質ですか?

・過去の施術で毛髪の損傷が激しく弾性の無い毛質にアルカリタイプのチオグルコール酸やシステインといった主にS1を切断する還元剤でさらに弾性を失いクタクタなダメージ毛にしたことありませんか?

“Libra Carl 7(中性システアミン7%)”の開発の意図はそこなんですね^^

・アルカリ膨潤に頼らない還元。

・主にS2を還元しても弾性を保ちやすい特徴のシステアミン。

中性システアミン7%なので精製水で希釈使用…還元トリートメント…プレ還元…カラー濃染…捻転毛の捻れを整えるなどなど、美容師さんの使い方一つでいろいろ出来ます♪

 

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ダブル還元パーマのメリット

最近は“Libra Carl 7(中性システアミン7%)”を発売したこともあり、還元剤やクリープパーマ関係の質問が多くなってきました。

その中で特に“パーマがかかり難い”や“パーマが落ちやすい”といった毛質に対してどう対応したら良いかという質問が多かったので、今日はダブル還元パーマについてです。

実際に毛髪診断をしなければなんとも言えないのですが、そもそも“パーマがかかり難い”や“パーマが落ちやすい”という毛質はどんな毛質でしょうか?それらが解るとかかり難い毛質もかかりやすく落ち難いパーマ施術が可能になってくると思います…。

 

既にご存知の方は多いと思いますが、毛髪内部のS-S結合にはS1とS2とS3が存在します。

まず、S1とは疎水性のマトリックスとマトリックスの間を架橋している親水性のS-S結合のことです。

次にS2というのは親水性のフィブリルと疎水性のマトリックスの間を架橋している疎水性のS-S結合のことです。

最後にS3はマトリックスの内部またはミクロフィブリル内部のS-S結合…具体的にはダイマーやテトラマーといった部分のS-S結合が開裂すると毛髪は維持出来ないそうです^^;

 

ということで、毛髪内部のS-S結合に種類があるのはご理解頂けたと思います。では次に、どの還元剤がどのS-S結合を切断するかが解るとかかり難い毛質、落ちやすい毛質という悩みから開放されると思います♪

まず、還元剤は種類によってS-S結合を切断する部位と部分が違います。

部位の違いといえば…

・チオグリコール酸、システインは主に親水性のS1へ作用。

・スピエラ、システアミンは主に疎水性のS2へ作用。

部分といえば…

・チオグリコール酸(S1)、スピエラ(S2)は毛髪内部の中心までを還元部分とする。

・システイン(S1)、システアミン(S2)は毛髪内部の外側を主に還元部分とする。

以上を踏まえるとどうでしょう?

ダメージが進行していないからってチオグリコール酸使えば良い?…毛質がS1よりもS2の多い毛質だったらかかり難く取れやすくありませんか?

ダメージが進行しているからってシステアミン使えば良い?…毛質がS2よりもS1の多い毛質だったらかかり難く取れやすくありませんか?

 

ということで本題です^^

今までパーマがかかり難いと思ったときに使っていた還元剤の種類を思い出してみてください…S1のみ還元剤や、S2のみ還元剤を使用していませんでしたか?

極度の熱変性などの理由を除けば、S1とS2の両方を切断すればパーマがかかり難いとか取れやすいといった毛質は少ないんじゃないでしょうか^^?

ダブル還元のパターンとすれば…

・酸性チオグリコール酸(S1)→アルカリシステアミン(S2)

・中性システアミン(S2)→アルカリチオグリコール酸(S1)

・中性システアミン(S2)→アルカリシステイン(S1)

・スピエラ(S2)→アルカリチオグリコール酸(S1)

・スピエラ(S2)→アルカリシステイン(S1)

おまけにトリプル還元のパターン…

・酸性チオグリコール酸(S1)→中性システアミン(S2)→アルカリチオグリコール酸(S1)

・酸性チオグリコール酸(S1)→中性システアミン(S2)→アルカリシステイン(S1)

・酸性チオグリコール酸(S1)→中性システアミン(S2)→アルカリシステアミン(S2)

・酸性チオグリコール酸(S1)→スピエラ(S2)→アルカリチオグリコール酸(S1)

・酸性チオグリコール酸(S1)→スピエラ(S2)→→アルカリシステイン(S1)

・酸性チオグリコール酸(S1)→スピエラ(S2)→アルカリシステアミン(S2)

なんだかキリがないのでこの辺で^^;

ダブル還元・トリプル還元の基本的な施術は効率よくS1とS2の2種類のS-S結合をすばやく切断すること以外に還元時間短縮によるアルカリのダメージを極力避けることもありますので薬剤塗布は…

・酸性還元→アルカリ還元(3~5分)

・中性還元→アルカリ還元(3~5分)

・酸性還元→中性還元→アルカリ還元(3~5分)

※ちなみにアルカリ還元(S1)→アルカリ還元(S2)はダメではありませんよ^^;

の順番になります。この後クリープパーマに展開するとより良い結果が得られるでしょう!!

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“Libra Carl 7”11/26(土)販売開始!!

お待たせいたしました!!中性システアミン7%の“Libra Carl 7”が11/26(土)に販売開始です♪

はじめに…予定していた販売価格の訂正です↓

NET/500ml 1.300円(税抜き) →NET/500ml 1.200円(税抜き)

通常のパーマ液は医薬部外品登録のもので400mlのサイズという規格なのですが“Libra Carl 7”は化粧品登録で縛りがないため500mlサイズです★

なんでもそうですが、製品というものは量を作れば1つ当たりのコストは下がります!!

ちなみに“Libra Carl 7”を400ml換算すると960円になります^^

さらに“Libra Carl 7”はシステアミン濃度7%と濃度が高い為、ダメージレベルによっては2~7倍に希釈して使用するためコストは以下の通りです。

400ml換算で、( )内はシステアミン濃度です。

・2倍希釈(3.5%)=480円

・3倍希釈(2.3%)=320円

・4倍希釈(1.75%)=240円

・5倍希釈(1.4%)=192円

・6倍希釈(1.16%)=160円

・7倍希釈(1%)=137円

システアミン濃度の目安としては…

・2.3~7%でダメージ毛にシングル還元。

・1.4~3.5%でプレ還元。

・1~1.4%で還元トリートメント。(増粘剤が必要になります)

※あくまで目安なのでダメージ毛に合わせて濃度調整してください^^;

 

内容的にはシステアミン単体だと酸性なので、ちょこっとアルギニンを加えて中性に調整して、還元反応を促進する為にヘマチンを添加しました。

“Libra Carl 7”はあえてシステアミン濃度を高めに設定した理由は、ダメージ毛に対して過剰なアルカリ膨潤を避けて還元する事と、毛髪のダメージに合わせて精製水で還元濃度を希釈してパワーコントロールを可能にすること。

要は使い方次第で、ダブル還元やトリプル還元のプレ還元に使用したり、還元トリートメント、ビビリ補修、他(S1)の還元剤のミックスしたりと“Libra Carl 7”一つで用途は様々です。

あえて使用条件をつけるなら…【ケミカルに自信の無い方は使用不可】です^^;

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ポルフィリンと酸化還元反応

前回の中性システアミン“Libra Carl 7”の続きで、“ポルフィリンと酸化還元反応”についてなんですが、その前に一つ訂正があります^^;

前回のブログの中で、これから“Libra Carl 7”とアルカリ剤と増粘剤の組み合わせでいろいろできちゃうレシピをアップしていく予定でしたが…予定していたアルカリ剤が濃度的に危険物扱いとなり、薬事法に収まらないので作れないという事になりました…まぁ、その辺はダブル還元、トリプル還元で対処ということで^^;

それでなくても“Libra Carl 7”のシステアミン濃度7%はかなりの強さがありますけどね♪

では、本題!!“ポルフィリンと酸化還元反応”について…

ヘマチンや銅クロロフィリンって言えば美容師さんならピンとくるはず^^そう、ポルフィリン類似化合物のひとつ金属錯体のことです。

このヘム鉄や銅クロロフィルNaを含むポルフィリンには酸化還元特性があり、酸化にも還元にも良好な触媒作用が得られるというメリット☆

分かりにくい方はこちらを参照して下さい→カラー剤とヘマチンパーマ剤とヘマチン

ってな感じで、WECO BASEではヘマチンしか使わないのですが^^;

・カラーの前処理でヘマチンを毛髪内部に浸透させると、ヘマチンが酸化触媒作用によりカラー剤の過酸化水素による酸化分解を促進し、発色作用時間を結果的に早め染色率アップ♪

・カラーの乳化時には乳化することによって酸化しきれていない酸化染料を毛髪内部に浸透させ、乳化後にヘマチンでさらに乳化させることで酸化しきれていなかった酸化染料をヘマチンが酸化触媒作用により酸化重合を促進し、カラー剤の分子量が増大するので退色を防ぎます。

・パーマにいたっては簡単^^;中間処理でヘマチンを塗布することで2剤である酸化剤の作用をヘマチンの酸化触媒作用によって酸化を促進するもの…

…そう、僕自身ヒントを下さった大阪市のNさんのあるひと言が無ければ僕はヘマチンはただの酸化促進剤+ケラチン架橋剤という認識しか無かったのです;;

二回も言っちゃうけど、ヘマチンや銅クロロフィリンNaなどのポルフィリン化合物は酸化還元特性があるってこと!!つまりヘマチンは酸化促進だけじゃなく還元作用も促進してくれるってことです^^;

では実験、中性システアミン7%にヘマチンを○○%配合して還元促進させてみる!!

中性システアミン7%にヘマチンを濃度別に添加して還元作用の効率が良い配合を特定する実験がコレ↓

まぁ、このへんの%は秘密になりますが^^;上の6種類の中から一部実験結果を公表☆

手順は以下の通り

①23mmウィンディロッド使用。

②左:某コスメカーリング剤、真中:中性システアミン7%ヘマチン入り、右:中性システアミン7%ヘマチン無しで湿熱で7分。

②中間水洗

③ファイマックスー750(φ型ケラチン)を精製水で10倍希釈したもので10分湿熱クリープ。

④クリープ後ヘマチンでケラチンを架橋

⑤バッファ剤…φ型の酸縮合による高分子化の為。

⑥ブロム酸を5分の2度付け。

1剤の還元作用と2剤の酸化作用がヘマチンの触媒効果によって酸化還元反応を促進することから還元時間を10分から7分へ3分間短縮、酸化はブロム酸7分の2度付けを5分の2度付けで4分短縮、合計7分短縮して検証。

左は某コスメカーリング剤はpH8.5のアルカリでもシステアミン濃度が低いためか右の中性システアミン7%に負けてる^^;

真中の中性システアミン7%ヘマチン入りはなかなか均一なウェーブを形成♪

ドライ後ウェーブがが見えやすいようにちょっと刈り上げちゃいました^^;それでも画像だと少し分かり難いのですが、右の中性システアミン7%は根元から中間にかけて若干ダレを感じる程度なのに対して真中の中性システアミン7%ヘマチン入りは均一なリッジ感♪

中性システアミン7%のみと中性システアミン7%ヘマチン入りの結果から、ヘマチンによる1剤の還元促進作用により毛髪内部のS-S結合が速やかに切断され、2剤もヘマチンの酸化促進作用で切断されたS-S結合を速やかに再結合したものと推測。

つ・ま・り…ヘマチンを添加することで酸化還元反応を活性化して時間短縮になり、還元剤としてはアルカリに頼らなくても還元促進できちゃう^^もちろん“Libra Carl 7”にはヘマチンを添加しています♪※ちなみにヘマチンの添加量が多いとウェーブ効率がダウンしました^^;

予定では11月末に…

“Libra Carl 7” ポルフィリン含有中性システアミン7%カーリング剤

NET/500ml 1.300円(税抜き)

での販売予定ですが、もしかしたら遅れる場合もありますのでご了承下さい。

 

※訂正です。還元促進はしません。酸化効率が上がるだけでしたm(__)m

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中性システアミンでクリープパーマ

クリープ時に使用したケラチンはファイマックスー750Ver.と某有名:アルキル化ケラチンVer.で検証。

毛束はカットウィッグの“SPILO 102 ライトブラウン”から切り取ったものを使用。

還元剤は現在開発中の中性システアミン7%で手順は以下の通り。

①20mmロッドに中性システアミン7%塗布、湿熱で10分。

②中間水洗

③左がファイマックスー750(φ型ケラチン)を精製水で10倍希釈、右がアルキル化ケラチン(γ型ケラチン)をエタノール35%溶液で10倍希釈したもので10分湿熱クリープ。

④クリープ後ヘマチンでケラチンを架橋

⑤バッファ剤…φ型の酸縮合による高分子化の為。

⑥ブロム酸を7分の2度付け。

 

ウェット状態↓ではあまり差は無いけれど、クリープ無しのコールドパーマホットパーマに比べればかなりウェーブが安定している…まぁ、本当はアルカリでアクティブさせたクリープが一番なんですが^^;

ドライ後↓はクリープ時に使用したケラチンPPTの種類の違いでは驚きの結果です!!

左がファイマックスー750で右がアルキル化ケラチンです…一目瞭然の結果ですね^^

柔軟性、ハリコシ、手触りはどちらも遜色ない…ただ違うのはファイマックスー750の方が“ツヤツヤ☆”そして“軽いっ!!”

個人的には美容業界最強!?の某有名会社のアルキル化ケラチンの方が安定したウェーブ形成すると予想してたんですけど^^;結果的にはWECO BASEのファイマックスー750の方がダレが少ない♪

結果から考察するに…

同じ疎水性ケラチンでもファイマックスー750の分子量は750、今回使用したアルキル化ケラチンの分子量は20000~40000。

つまりファイマックスー750という低分子の方が毛髪内部のダメージ箇所隅々までに行き渡り、毛髪内部の細部まで浸透し、ヘマチンにより架橋…たぶんこのときにヒスチジン残基に結合する量が必然的に高分子のアルキル化ケラチンよりも効率が良かったのだと推測。

さらに、ファイマックスー750の最大の特徴、酸縮合により分子量約750から約24000へ分子量が高分子化する為、毛髪内部をクリープ後分子量が増した為に形状が安定し、ドライ後のダレが最小限に止めたと推測する。

どちらも内部・外部に作用しますが、イメージ的にはファイマックスー750が主に内部から…アルキル化ケラチンが主に外部からってとこでしょうか^^?

 

 

 

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中性システアミンでホットパーマ

今日はコールドパーマとデジタルパーマの中間であるホットパーマで、現在開発中の中性システアミン7%で検証♪

毛束はカットウィッグの“SPILO 102 ライトブラウン”から切り取ったもので左から…

・中性システアミン7%

・中性システアミン:酸性チオグリコール酸 3.5%:3.5%

・酸性チオグリコール酸7%

今回は処理剤やクリープ無しで、デジロッド20mmに一剤塗布後、60℃で10分間加温。二剤はブロム酸で7分の2度付け。

ウェット後がこちら↓

ドライ後がこちら↓

左から…

中性システアミン7%

中性システアミン:酸性チオグリコール酸 3.5%:3.5%

酸性チオグリコール酸7%

実用的なのはやはり中性システアミン7%でしょうか…前回のコールドVer.の時と比べるとウェット時の変化はあまり無いけれど、ドライ後はデジタルパーマほどではないけれど、ホットパーマなだけにそれなりのリッジが出ている♪

今度はクリープVer.で検証してみます…。

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中性システアミン7%

パーマのダメージってアルカリによるところが大きいのです…だったら中性以下でウェーブ効率の良いパーマ剤を作ってしまえばいーじゃん!!

ってことで、システアミン濃度7%と5%の2種類で中性に調整して、中間水洗しやすいように粘度のないサラサラの中性システアミンを取引先の工場で作ってもらいました^^

用意した毛束は美容師さんがカットウィッグとしてよく使う“SPILO 102 ライトブラウン”

薬剤は左から順に…

・中性システアミン7%

・中性システアミン5%

・中性システアミン3.5%※1

・中性システアミン3.5%:チオグリコール酸3.5%※2

※1、中性システアミン7%と精製水を1:1で割ったもの。

※2、中性システアミン7%と酸性チオグリコール酸7%を割ったもの。

今回は純粋にパーマ剤の還元力の違いだけを見たかったので、加温無し、処理剤なし、クリープなしの施術です。

時間がなかったので少しいい加減な(毛束が均一でない^^;)検証ですが…結果はコレ↓です。

今回は20mmのロットでまきまき…自然放置の15分で中間水洗です。

2剤はブロム酸で7分の2度付けです。

ロットアウト直後のウェット状態を見ると左から中性システアミン7%、5%、3.5%なんだか予想通りの結果に^^

写真だと分かり難いかもしれませんが、一番右の中性システアミン3.5%:酸性チオグリコール酸3.5%はリッジが弱いのですが、根元から毛先までのかかりが一番均一でした…まぁ、S1とS2の両方に作用してるので想定内ですが^^;

手触りに関しては中性システアミン3.5%:酸性チオグリコール酸3.5%が一番滑らかで柔らかく、中性システアミンは3.5%、5%、7%の順によく言えばハリコシが、悪く言えば硬質感が出ました。まぁ、中間処理でいくらでも質感コントロールできるのでその辺りは美容師さんにお任せ^^

 

今回の中性システアミン…

・遠赤や湿熱で加温したら?

・ホットパーマにしたら?

・プレ還元に酸性チオグリコール酸5%で中性システアミン5%を再塗布したら?

・処理剤使ったり、クリープさせたら?

・短時間でアルカリ還元剤再塗布でアクティブさせたら?

・1~2%濃度に希釈してビビリ補修にも良いかも?

ん~…どれもウェーブ効率上がりそう^^中性システアミン7%があったらいろいろ出来ちゃう?

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パーマ液を開発中!!

久しぶりの投稿になります^^;

先日発売したばかりのファイマックスー750…予想以上の反響の大きさに驚いてます!!

取引先のサロンさんから頂いたメール中で…

Aさん:「今までφ型入りの処理剤はあっても、φ型のみのPPT処理剤が他社には無いから重宝します。」

Bさん:「値段が高く感じたけど希釈して使うからそんなに他とコストは変わらない。」

Cさん:「ツヤ感と軽さにビックリ!!」

などなど♪喜んで頂ける感想を頂きありがとうございます^^

Aさん:そうなんですよねぇ…よく見かけるφ型ケラチン入りPPT処理剤って初めから羊毛ケラチンPPTとか、コラーゲンPPT、かなり脂性の強い脂質なんかと混合されている商材が多くて、毛髪に軽さと強度のみ求める質感のときにφ型ケラチン独特の軽さと強度が活かしきれなかったりして^^;まぁ、混合型のPPT処理剤は使いやすくて良いんですけどね☆

Bさん:価格は確かに高いです…

ボトルタイプ400ml/9.975円

詰め替え1.250ml/23.100円

けれど製造から販売までの過程でこの価格でないと運営していく上でギリギリの価格なのでご了承ください><

でも高濃度の為、原液使用は不可!!希釈して使うので実際のコストはそんなに他の処理剤に比べて凄く高いというわけでもないです。

詰め替えタイプ1.250mlを1.000ml換算で5~10倍に希釈した時のコストで…

10倍希釈 1.000ml換算…1.848円

7倍希釈 1.000ml換算…2.640円

5倍希釈 1.000ml換算…3.696円

ちなみに今流行り…いやいや定番化しつつあるクリープパーマなどの中間処理にはダメージ度合いに関係なく10倍希釈が適した濃度です!!WECO BASEではほとんどクリープ水としてしか使ってない^^;7倍と5倍希釈はビビリ補修が必要な時くらいかな^^

Cさん:そうです!!φ型ケラチンの特徴は“軽さ”“強度”“ツヤ感”が売りです^^しかもこのファイマックスー750で酸処理後はキトサンやシリコン、ポリマーなどの皮膜系処理剤が非常に綺麗に張り付きやすい性質があり、ファイマックスー750と皮膜系処理剤が相互作用して持続性もアップ!!次回来店時のお客様の髪質が違います^^ツヤ感重視のお客様には特にオススメですね♪

ってことで…ファイマックスー750購入希望者はこちらから↓

WECO BASE 業者様向けSHOPログインお申し込みフォームページ

 

今日は前置きが長かった^^;

今年はいろいろと還元剤を見直していることが多く…また話が長くなるので簡潔に発表します!!

現在…

酸性チオグリコール7%と中性システアミン7%を検証中です。

 

目的

・ダブル還元・トリプル還元などへの応用。

・近年のカラーやパーマの繰り返しによる親水化した毛髪への対応。(酸性チオグリコール酸・中性システアミン)

・親水化したダメージ部分にアルカリ剤を使用しないため過膨潤を防ぐ。(酸性チオグリコール酸・中性システアミン)

・アルカリ膨潤を起こさないため還元剤濃度を高めに配合。(酸性チオグリコール酸・中性システアミン)

・チオグリコール酸は酸性域においてファイマックスー750や高分子ケラチンなどの疎水性ケラチン(一丸ファルコス社プロティキュート)との組み合わせで親水性のオルトコルテックス強化の働きが確認できる為、ハイダメージによってS-S結合の親水性域S1が減少時に有効的に擬似S1結合の合成?再架橋?←この辺が検証中です^^;(酸性チオグリコール酸)

・上記の疎水性ケラチンとの組み合わせでオルトコルテックス強化のためダメージ部分のかかり過ぎを防ぎ、健康毛の部分を緩やかに還元する為、ダメージ部分に左右されずに均一なカール形成。(酸性チオグリコール酸・中性システアミン)

・pHがアルカリ領域になくても疎水性域のパラコルテックスのS-S結合S2への浸透性が高いためウェーブ効率が良い。(中性システアミン)

・最大限還元力を活かすために還元剤を減力するPPTや感触剤は配合しない。必要であれば中間処理時に必要最低限のPPT・CMC・NMFを使用すれば良い。(酸性チオグリコール酸・中性システアミン)

・ビビらせない安全なパーマ。(酸性チオグリコール酸・中性システアミン)

・スピエラを混合できる。※スピエラ販売メーカーによりますが、中性システアミンにスピエラを混合することで酸性になります。(酸性チオグリコール酸・中性システアミン)

ってな感じです^^本当は書きたい理由ってまだまだあるんですけど、その辺はまたの機会に!!

試作品ではかなり良い感じで^^年末までには完成させたいのですがサロンワークもあるし、検証には時間が掛かるので間に合うかどうかわかりません^^;また出来上がったらブログアップします♪

還元剤濃度はどちらも7%で販売予定です。本当はこんなこと言っちゃいけないんだろうけどサロンワークでは髪質によって精製水で希釈して使ってください^^;

仮名称:S1アタック…酸性チオグリコール酸7%は2~3倍希釈。

仮名称:S2アタック…中性システアミン7%はストレートから2倍希釈。

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