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φ型ケラチンの酸縮合~マニアック編~

ダーさんへ…コメントありがとうございます。

 

「φ型ケラチンがなぜ酸で縮合するのか?」

は、結論からすればプロトン化したから…です^^

 

その前に…分かりやすいφ型ケラチンの酸縮合イメージはこちら→φ型ケラチンの優位性

で、理論的なかんじはこちらです↓

 

 

pHはアルカリに傾けば傾くほど水酸化物イオン濃度“OH-”が増加し…

酸性に傾けば傾くほど水素イオン濃度“H+”が増加します。

 

つまり、未修飾のφ型ケラチンはアニオン性物質なので、水溶液中のpHが酸性に傾くことで水素イオン濃度(H+)が高まりプロトン化…+に荷電したことで-に荷電しているφ型ケラチンとイオン結合をした結果が酸縮合なんです^^

さらにφ型ケラチンが等電点以下になると疎水性相互作用によって、 疎水性のアミノ酸だけが集まり分子間で疎水結合し間接的にファンデルワールス力が作用します。

通常毛髪におけるファンデルワールス力の結合強度は…

 

“ペプチド結合>S-S結合>イオン結合>水素結合>ファンデルワールス力”

 

の順として弱い結合ですがダメージ の度合いによってはペプチド結合・S-S結合・イオン結合の結合数が総合的に減少し、水素結合同様にφ型ケラチンを酸処理時に起きる疎水結合(ファンデルワー ルス結合)の結合する絶対数が多いのでハイダメージ毛であればあるほど毛髪強度を補強するに有効的な結合といえます^^

 

酸縮合ってちょっとイオンコンプレックスに似てますけど、別物です^^

 

余談になりますが…毛髪の安定した状態、等電点pH4.5~5.5がですが、ダメージ毛をφ型ケラチン処理剤で補修しようとしたときに毛髪の等電点に近いpH4で酸縮合させるってなんか面白いですよね^^毛髪の安定する位置が近い感じで♪

 

 

 

「それが理解出来れば他の物質でも応用出来るのかなぁなんて思ってました。」

 

とのことですが、低分子量の羊毛ケラチンで酸縮合させる原料もありますが、羽毛ケラチンほど高分子化はしませんし、分子量20.000以下まで加水分解した羊毛ケラチンは疎水性を保てず親水性になっていきます。

親水性のケラチンを酸縮合で高分子化したところで親水性の寄せ集め…親水性のままなので補修効果はあまり期待できませんね^^;

 

もうひとつ…

 

っても僕のなかであまりに面倒くさそうなので未解決にしてあるプロトン化を利用したスピエラ実験があります。

スピエラはpHがアルカリに傾くとラクトン環が開環し、還元力が弱まるので毛髪を等電点にあわせてからの施術になりますが…

あえて浸透促進のため等電点以下のpH3付近で“酸膨潤”させたあとにスピエラを試そうとおもいましたが…

面倒くさそうなので止めちゃいました…もし良かったらやってみてください^^;

 

未修飾のφ型ケラチン25%水溶液ファイマックスー750の購入はこちらから↓

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φ型ケラチンの優位性

φ型ケラチン…巷では羽毛ケラチンやフェザーケラチンなどと呼ばれますが大きく分けると2種類に分かれます。

ひとつはWECO BASEで取り扱っている低分子のφ型ケラチン…もう一つはリトルサイエンティストの高分子のφ型ケラチン。

よく言われる羽毛ケラチン、フェザーケラチンの特徴は軽いのに柔らかくて弾力性のある…これってどちらかというとリトルさんの高分子φ型ケラチンに当てはまる言葉なんですよね^^

低分子のφ型ケラチン25%溶液のファイマックスー750

↑を販売しているのにこんな事言うの変だけど…羽毛ケラチンの良さを知るなら高分子φ型ケラチンを使ったほうが分かりやすい^^;

※僕も低分子のφ型ケラチンを軽くて弾力があって艶々なんて言ったことあるけれど、羊毛ケラチンから比べれば、その質感は間違ってないし、嘘は言っていない^^;

まぁ、同じφ型ケラチンでも分子量の違いで特性が違うって事ですね。

高分子のφ型ケラチンを知りたい方はリトルさんにお問い合わせ下さい。WECO BASEが取り扱っているのは低分子のφ型ケラチンなので^^;

 

今日の本題!!ファイマックスー750の優位性!!

※今回も分かりやすく伝える為に事実とは若干異なり正確性に欠けるので詳しく知りたい方は自分で調べてください^^;

 

加水分解って言葉ありますよね?あれは塩酸で分解したり、プロテアーゼなどの酵素で分解して分子量を小さくするんですが…分かりやすく言えば綺麗な大きな布地をボロボロに引きちぎって細かく分解している感じです^^;

 

ちなみに羊毛ケラチンが処理剤に使われる理由は人毛ケラチンのアミノ酸組成に近いからなんですけど、そんな羊毛ケラチンが健康毛に近い栄養分…疎水性でいられる分子量は約20.000まで!!それ以下の分子量は親水性になって補修どころかダメージを加速させます。

 

ダメージ毛(親水化)によりダメージさせた栄養分(親水性)を入れても意味ないでしょ?ダメージ毛(親水化)には健康な栄養分(疎水性)でなきゃ^^

 

じゃあ低分子で使えるケラチンは無いのか?…ということでファイマックスー750の出番です!!

 

ファイマックスー750のφ型ケラチンは水鳥の羽毛が原料なんですが…

 

水鳥の羽って…

 

疎水性じゃなくて撥水性なんですよね…

 

分子量を750という低分子量まで加水分解しても…

 

疎水性!!

 

さらに酸縮合させると分子量が20.000OVER!!

 

さらにさらにカチオン物質とイオンコンプレックスして毛髪への吸着性が高まる!!

 

酸縮合とかイオンコンプレックスって分かりづらいと思うのでこんな感じにわくわくさんみたいに工作してみた…

毛髪がカラーやパーマのダメージによってダメージホールという穴が開きます↓

そこに疎水性低分子φ型ケラチン“ファイマックスー750”を浸透させ、ダメージホールを補修していきます。

ちなみに“ファイマックスー750”に配合しているペリセアがφ型ケラチンのカルボシル基と相互作用し、お互いに毛髪外部へ流出し難くなるので、φ型ケラチン単体で使用するより効果的になっています↓

浸透したφ型ケラチンをpH4付近の酸を重ねて塗布すると…瞬時にギュッと縮合します♪

シリコンでシリル化したヒートケラチンより操作は簡単ですね^^

このとき分子量750から一気に分子量約24.000付近まで高分子化します↓

 

ちなみに高分子PPTの補修イメージはこんな感じ↓

大きなダメージホールは補修出来ても小さなダメージホールの補修は苦手^^;

大きなダメージホールも小さなダメージホールも補修できるのが疎水性低分子φ型ケラチン“ファイマックスー750”なんですね♪

 

※よくトリートメント処理剤を誤解される方がいます。トリートメント処理剤は治療ではなく、補修です!!そこの意味を履き違えないように施術をお願いします。トリートメント処理剤は施術次第で良くも悪くもなるものです^^;

 

次回は“疎水性低分子カチオン化φ型ケラチン”と“疎水性高分子アルキルカチオン化γ型ケラチン”の混合処理剤“Alice”の補修イメージです^^

 

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おまけ…

 

φ型ケラチン粉末を密閉式の容器に小分けしたものを久しぶりに開いたら…

 

…密閉しきれてなかったのかな?1/3くらに圧縮して、バブみたいな固形になっていた^^;

このバブみたいなφ型ケラチンに秘密のPPT粉末を混合して実験♪

ムフフなPPT濃度50%!!

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φ型ケラチン~総集編~

久しぶりにアクセス解析をしたところ…“φ型ケラチン”、“フェザーケラチン”、“羽毛ケラチン”と検索キーワードが急激に増えて先月の約2倍もアクセス数が増加していたので、今日は“φ型ケラチンの総集編”にしてみます。

 

そもそもφ型ケラチンの原料は従来の羊毛や人毛からではなく、水鳥の羽毛を加水分解して得られるケラチンです。

従来のケラチンとの大きな違いはアミノ酸組成が羊毛ケラチンに比べて約1.5倍疎水性アミノ酸を多く含有していること!!

疎水性アミノ酸が多いことで、毛髪を構成している成分との疎水結合が促進して親水化したダメージ毛を健康毛に近い疎水性に導きます。

 

もう一つはα型ケラチンとγ型ケラチンの両方の性質を兼ね備えた構造のβシート構造という平面的な構造であるため、シルク(βシート構造)に似た非常に柔軟性のある分子構造のケラチンです♪

またβシート構造のため吸湿性が低く、湿度による広がりなどを抑制し、羊毛ケラチンにはない“艶感”や“軽さ”といった質感を与えることが出来ます。

 

現在、このφ型ケラチンには未修飾タイプとカチオン化タイプの2タイプがあります。

・未修飾のφ型ケラチンは平均分子量750という低分子なのですが、pH4付近で酸処理すると酸縮合し分子量が750から32倍の約24.000へ高分子化します!!

・カチオン化タイプは未修飾のφ型ケラチンのアミノ基に第4級アンモニウム塩を結合させ、カチオンの電荷を付与したタイプで平均分子量1.000という低分子です。

未修飾タイプの様に酸縮合による高分子化はありませんが、カチオン性を持つことによって特に傷んだ毛髪表面に多く吸着する性質があります。

基本的にどちらも同じく疎水結合を促進し、カラーやパーマの前処理ではコルテックス間のCMCの流出を防ぎ、過酸化水素やブリーチ処理の過酸化によって生成されるシステイン酸の増加を抑制し、S-S結合の減少を防ぎます。

 

最近はよく「どう使用するのが効果的か?」というメールを多く頂くのですが、個人的には…

パーマの中間処理で未修飾タイプの特性を活かして、低分子で浸透後(クリープ処理剤としては最高^^)に酸縮合による高分子化を利用してウェーブ効率アップ♪

扱いやすさ優先でカチオン化タイプ使用でもいいんじゃないでしょうか?

以上、φ型ケラチン~総集編~終了です^^

さらにφ型ケラチンの詳細を知りたい方はファイマックスー750を参照して下さい。

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なぜφ型ケラチンがダメージ毛に有効なのか?

明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願いします。

今日はファイマックスー750の主成分について…“なぜφ型ケラチンがダメージ毛に有効なのか?”です。

特徴とすれば…

①750という低分子量にもかかわらず疎水性。

②毛髪内部に浸透させた後、酸処理をすると瞬時に分子量が750から24.000へと高分子化。

③α型ケラチンとγ型ケラチン両方の性質を兼ね備えている。

まず①の疎水性であることですが、通常健康な毛髪は疎水性なのですがダメージによって親水性になっていきます…つまり、毛髪がダメージすると言うことは疎水性から親水性になっていくことで水分を過剰に吸収する様になって乾きにくくなったり、逆に乾燥するとバサバサになってしまいます。

こうした親水化した毛髪を健康毛に近い状態に補修するには疎水性のケラチンが必要になってきます。

従来の羊毛ケラチンでは分子量20.000以下で加水分解の過程で親水性になり20.000以上の分子量を維持するものは疎水性を保てるのですが、特にアルキル化等を別にしたとき、分子量20.000以上の高分子ケラチンは毛髪表面を主に疎水化していくため硬く重く仕上がりやすく、低分子ケラチンに比べれば多少浸透時間がかかります。

ところがファイマックスー750は分子量が750と低分子のため高分子ケラチンに比べ毛髪内部から疎水化し、しなやかで軽い仕上がりになりやすく毛髪内部への浸透時間が早いのです。

そして②の毛髪内部に浸透させた後、酸処理をすると瞬時に分子量が750から24.000へと高分子化することですが…この時毛髪内部では毛髪内部に浸透したφ型ケラチンが酸によって等電点以下になることでプロトン化し+に荷電し、毛髪のダメージ部分の-部分とイオン結合を引き起こします。

さらにφ型ケラチンが等電点以下になると疎水性のアミノ酸だけが集まり分子間で疎水結合し間接的にファンデルワールス力が作用します。通常毛髪におけるファンデルワールス力の結合強度は“ペプチド結合>S-S結合>イオン結合>水素結合>ファンデルワールス力”の順として弱い結合ですがダメージの度合いによってはペプチド結合・S-S結合・イオン結合の数が総合的に減少し、水素結合同様にφ型ケラチンを酸処理時に起きる疎水結合(ファンデルワールス結合)の結合する絶対数が多いのでハイダメージ毛であればあるほど毛髪強度を補強するに有効的な結合といえます^^

また③のφ型ケラチンはα型ケラチンとγ型ケラチンの両方の性質を兼ね備えているのですが、構造的にはβストランド構造になっており、毛髪のペプチド鎖の分子間で水素結合して安定した丈夫なβシート構造となります。

βシート構造で毛髪に吸着したφ型ケラチンはシートの片側の面に現れるアミノ酸残基の多くが疎水性です…つまり疎水基が上向きになり、水難溶性になるため長期間毛髪を保護します。

また、疎水基が表面に露出した形のまま結合するのでシリコンやキトサン、リピジュア等カチオン系ポリマーなどを重ねづけで塗布すると綺麗に吸着しますのでより一層トリートメントの持続性を効果的にします^^

まとめると…

①親水化したダメージ毛の補修には疎水性ケラチンが最適です。

②φ型ケラチンが酸処理によってイオン結合と疎水結合で毛髪内部・外部に吸着し、疎水化して水難溶性になることで長期間毛髪を保護します。

③βシート構造により他のカチオン系ポリマー処理剤をより効果的にします。

以上が、φ型ケラチンがダメージ毛に有効な点です。

 

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※別に羊毛由来の疎水性高分子ケラチンよりも優れている言っているわけではありません^^;今までの羊毛ケラチンに無い特性がφ型ケラチンにあるというだけで従来の羊毛由来の疎水性高分子ケラチンもダメージ補修には欠かせない原料です♪

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中性システアミンでクリープパーマ

クリープ時に使用したケラチンはファイマックスー750Ver.と某有名:アルキル化ケラチンVer.で検証。

毛束はカットウィッグの“SPILO 102 ライトブラウン”から切り取ったものを使用。

還元剤は現在開発中の中性システアミン7%で手順は以下の通り。

①20mmロッドに中性システアミン7%塗布、湿熱で10分。

②中間水洗

③左がファイマックスー750(φ型ケラチン)を精製水で10倍希釈、右がアルキル化ケラチン(γ型ケラチン)をエタノール35%溶液で10倍希釈したもので10分湿熱クリープ。

④クリープ後ヘマチンでケラチンを架橋

⑤バッファ剤…φ型の酸縮合による高分子化の為。

⑥ブロム酸を7分の2度付け。

 

ウェット状態↓ではあまり差は無いけれど、クリープ無しのコールドパーマホットパーマに比べればかなりウェーブが安定している…まぁ、本当はアルカリでアクティブさせたクリープが一番なんですが^^;

ドライ後↓はクリープ時に使用したケラチンPPTの種類の違いでは驚きの結果です!!

左がファイマックスー750で右がアルキル化ケラチンです…一目瞭然の結果ですね^^

柔軟性、ハリコシ、手触りはどちらも遜色ない…ただ違うのはファイマックスー750の方が“ツヤツヤ☆”そして“軽いっ!!”

個人的には美容業界最強!?の某有名会社のアルキル化ケラチンの方が安定したウェーブ形成すると予想してたんですけど^^;結果的にはWECO BASEのファイマックスー750の方がダレが少ない♪

結果から考察するに…

同じ疎水性ケラチンでもファイマックスー750の分子量は750、今回使用したアルキル化ケラチンの分子量は20000~40000。

つまりファイマックスー750という低分子の方が毛髪内部のダメージ箇所隅々までに行き渡り、毛髪内部の細部まで浸透し、ヘマチンにより架橋…たぶんこのときにヒスチジン残基に結合する量が必然的に高分子のアルキル化ケラチンよりも効率が良かったのだと推測。

さらに、ファイマックスー750の最大の特徴、酸縮合により分子量約750から約24000へ分子量が高分子化する為、毛髪内部をクリープ後分子量が増した為に形状が安定し、ドライ後のダレが最小限に止めたと推測する。

どちらも内部・外部に作用しますが、イメージ的にはファイマックスー750が主に内部から…アルキル化ケラチンが主に外部からってとこでしょうか^^?

 

 

 

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ファイマックスー750 Q&A

“ファイマックスー750”使ってみた感じはどうでした?今回は“ファイマックスー750”について寄せられた疑問にお答えします。

Q,「ファイマックスー750を他のPPT処理剤と混ぜるときに相性みたいなものはあるんですか?」

A,あります。ファイマックスー750に含まれる成分はアニオン性のφ型ケラチン(羽毛)とアニオン性のペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)で構成されているためカチオン性物質とコンプレックスを生じます。

このコンプレックスの特性を利用すると毛髪外部にファイマックスー750の吸着量を増やせるので、先にカチオン性PPTなどを混合すると効率的では無いかな?と思います。ただ手間を省きたい時はそれでも良いと思います^^;

ただ、手順からしたらファイマックスー750を希釈したものを毛髪内部に浸透させ、酸処理で高分子化させ内部補修、さらにカチオン処理によって毛髪外部に吸着量UPで外部補修!!ってのが効率的です♪…でも、いろいろ試してみてくださいね^^

 

Q,「ダメージの修復のみを施術した場合、
ダメージ度合いにもよると思のですが、低分子や中分子のケラチンも
必要なんでしょうか?
それともφ型を酸処理すると、
高分子になりきらないぶんが、
中、低分子として髪の内部でつくられるのでしょうか?
よく三種混合のケラチンが配合された処理剤をみるので、気になりまして。」

A,分子量20.000以下のケラチンは必要無いと思います。というのもダメージが進行すると、毛髪は健康な状態の疎水性からダメージ毛の親水性へと変化していきます。これは内部のケラチンがアルカリや熱などダメージによってケラチンの架橋構造を破壊することで起きます。

ちなみにケラチンPPTを作る過程の話ですが…基本的には化学修飾されていない分子量20.000以下のケラチンは加水分解する過程でシスチンのジスフィルド結合を還元し、架橋構造を無くす事で親水性の低・中分子量のケラチンPPTなります。

つまり低・中分子量の加水分解された親水性ケラチンPPTはダメージの進行した親水性になった毛髪に対して補修効果は期待できません^^;

何故なら、親水性に傾いたダメージ毛はファイマックスー750の様な疎水性ケラチンPPTで補修することでダメージ補修と言えるので低・中分子の親水性ケラチンPPTは必要無いと思います。

 

「それともφ型を酸処理すると、
高分子になりきらないぶんが、
中、低分子として髪の内部でつくられるのでしょうか?
よく三種混合のケラチンが配合された処理剤をみるので、気になりまして」

ですが、確かにφ型ケラチンを酸処理すると高分子になりきらない部分もあると思いますがほとんどが高分子化するので、低・中分子の特性が必要な時は混合したほうが良いと思います。

あと、三種混合の処理剤って…たぶんあの有名メーカーさんの処理剤だとは思いますが^^;同じ羽毛由来のφ型ケラチンでも製造過程が違うので分子量や特性も違います…なので別の処理剤だと思って使ってください^^

もし他のPPTと混合するならケラチンの場合、疎水性が強くなる分子量20.000以上のものや、分子量の違うシルクなど試してみても面白いですよ!!

 

※ファイマックスー750のカチオン処理のときのカチオン物質の組み合わせは自由!!

・リピジュア

・キトサン

・カチオン化セルロース

・カチオン化ケラチン、シルク、e.t.c.…

パッと思いついたカチオン物質だけでもこれくらいあります^^いろいろと試してお好みの組み合わせを見つけてください♪

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高濃度φ型ケラチン処理剤~ファイマックスー750~

こちらφ型ケラチンPPT処理剤“ファイマックスー750”完成しました♪

どんな施術にも薬剤設計しやすいようシンプルにφ型ケラチンにペンチレングリコールとペリセアを配合しました。

使用する時は精製水で5~10倍のお好みで希釈して使用してください。

目安としては…

・ダメージ予防で10倍希釈。

・ミドルダメージで7倍希釈。

・ハイダメージで5倍希釈。

・クリープパーマの中間処理には10倍希釈。

・原液使用不可。

~特徴~

・“ファイマックスー750”はアニオン性物質という特徴としてカチオンに対してイオンコンプレックスを生じますのでカチオン化PPTと混合する時は注意してください。

・pH4付近の酸リンスなどで酸処理すると瞬時に酸縮合し、分子量750から約24.000以上に高分子化します。

“ファイマックスー750”の1%溶液↓

クエン酸0.1%溶液を混ぜた状態↓

・“ファイマックスー750”に含まれるφ型ケラチンは、もともと羊毛ケラチンに比べ疎水性アミノ酸を1.5倍多く含有する稀有なケラチンですが、酸処理+カチオン処理することによってより疎水性の強い高分子ケラチンへと処理できるためカラーの退色やパーマのダレ防止に効果的です。

・酸処理+カチオン処理した場合、酸処理によって分子量750から約24.000以上に高分子化し、カチオン処理することでイオンコンプレックスにより毛髪内部・外部に強力に吸着し、“ファイマックスー750”の流出を防ぎ、トリートメントの持続性がUPします。またダメージによって約90gfまで低下した毛髪破断強度を130gf以上に補修強化します。

・シルクやコラーゲンなど他のPPT処理剤に“ファイマックスー750”を混合して酸処理+カチオン処理すると高分子化する過程で他のPPT処理剤を取り込みます。低分子のシルクやコラーゲンの流出を防ぎますので、流出しやすい低分子PPTのデメリットを解消し、他の低分子PPT処理剤の機能を強化します。※中分子PPTや高分子PPTでも可!!

各種PPT混合溶液に“ファイマックスー750”添加後、酸処理+カチオン処理↓

カラー施術前処理使用例…

・シャンプー後希釈した“ファイマックスー750”を毛髪に塗布しコーミングして揉みこみます。毛髪内部に浸透すると手触りがキシミはじめます。

・酸リンス(クエン酸0.1%水溶液でも可)などを重ねて塗布しコーミングして揉みこみます。酸処理によって高分子化し手触りがチュルンとします。このとき酸性ヘマチン水溶液で架橋させるとより良い結果が得られます。

・さらにカチオン化水溶液(キトサンがオススメ)などを重ねて塗布しコーミングします。カチオン化処理によってイオンコンプレックスを形成します。

 

パーマ施術中間処理使用例…

・中間水洗後に希釈した“ファイマックスー750”を塗布し湿熱(クリープ)で加温。

・酸リンスで酸処理します。高分子化のため1分間放置後2剤の塗布。

 

“ファイマックスー750”ってこんな感じです…。

既存の羊毛ケラチンPPT処理剤には無い最軽量・高補修のケラチンPPT処理剤です。

 

ボトルタイプ400mlと詰め替えタイプの1250mlの2種類です。

ボトルタイプ400ml/  ¥9.975

詰め替えタイプ1250ml / ¥23.100

 

詰め替えタイプ1.250mlを1.000ml換算で5~10倍に希釈した時のコストです。

10倍希釈 1.000ml換算…1.848円

7倍希釈 1.000ml換算…2.640円

5倍希釈 1.000ml換算…3.696円

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カチオン化φ型ケラチン

新しい原料が手に入りました♪

真ん中に映っている“TK-C…カチオン化φ型ケラチン20%溶液!!”

従来のφ型ケラチンをカチオン化したもの!!ダメージ部分の吸着率をUPしたタイプです☆

従来のφ型ケラチンについてのブログはこちら→羽毛ケラチンφ型ケラチン←読んでから↓見てね!!

ちょっと以前にこのφ型ケラチンの性質を利用して一つ面白いホームケア商品を作ろうと思ってたの^^;

φ型ケラチンは酸とカチオン処理することによって分子量750が24000以上に高分子化するって性質!!

であれば、リンス・コンディショナーは毛髪を等電点に安定させる為にpH5前後に調整され、帯電防止の為にもちろんカチオン化されてるでしょ?

ならシャンプー後に“φ型ケラチン1%溶液”を塗布してリンス・コンディショナーして貰えれば…使えば使うほど内部補修して健康毛に近づくってね♪

でも、ある理由からWECO BASEオリジナルの“Forest Shampoo”にφ型ケラチンを配合しちゃいました!!

ちなみに…1%っていったら少なく配合してるイメージ持つ方多いかも知れませんが…これってホームケア商品レベルなら立派な高濃度!!

これって商品を製造販売する立場にあるから分かることだけれど、よく成分表示にいろいろ書いてあるけど0.01%以上配合してあれば効果はあまり期待できなくても記載できる…いや、記載しなきゃならないの。

で、成分を多く配合している順に記載しなきゃなんだけど、薬事法で面白いのが0.1%以下は順不動!!

なので0.09%の防腐剤よりも0.01%配合のシルクやコラーゲンなどが上位に記載されて…“高配合!!”とか、“高濃度処方!!”って記載できちゃうし、実際そういう風に謳っているメーカーも…^^;

だからトリートメント成分“高配合!!”とか、“高濃度処方!!ってあんまり信じちゃいけない…そういった商品使っていて効果でました?ってね。

もちろん、WECO BASEオリジナルの“Forest Shampoo”にはφ型ケラチン1%添加してますよ~!!使えば一回で分かる効果です☆

って話が逸れちゃいましたけど、今回のこの“カチオン化ケラタイド”組み合わせからいってトリートメントに処方するつもりです。

まだ“Forest Shampoo”と対となるトリートメントが完成してませんからね^^;

他にもサロンワーク用に“カチオン化ケラタイド”を複合したPPT処理剤としての展開も考えてますが、そちらはもう少し研究してからなのでお楽しみに!!

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羽毛ケラチン

これが末端価格○○万円の・・・な~んて危ないクスリではありませんよ~!!

これはいつか書いたアレです→φ型ケラチン…の粉末…いわゆる原料そのものですね^^

φ型ケラチンって羊毛ケラチンのα型、γ型と比べて意外と知られてはないんですよね^^;

いつだかWECO BASEのトリートメントは髪質の状態にもよりますが破断強度を約130gfまで毛髪補修・強化する的な内容で書いた?気がしますが…今回はその処理剤をサロン向けトリートメント処理剤として開発中のものをちょこっと公開します^^;

まず始めにこのφ型ケラチン粉末の5%溶液を作ります。

精製水に溶かします…そしてクルクルと攪拌…出来上がりました^^;φ型ケラチン5%溶液↓

ちょうどミドルダメージに効果的な濃度です♪

サロン向けのφ型ケラチン濃度は20%で販売予定☆今後の研究で濃度設定を変更するかもしれませんが^^;

5%溶液をさらに1%まで希釈したのがコレ↓綺麗な淡黄色でほぼ無臭!!コレにクエン酸0.1%溶液を混ぜると…

見た目でも分かりますよね???瞬時に酸縮合を起こします☆詳しくは→φ型ケラチンを参照して下さい。

WECO BASEで取り扱いのあるφ型ケラチンは分子量750なので、毛髪内部への浸透性は抜群です…ところが低分子なだけに外部へ流出しやすいという欠点も^^;

しか~し!!酸処理することによって瞬時に酸縮合し分子量24000オーバーの疎水性高分子ケラチンに^^さらにカチオン処理を同時施術するとイオンコンプレックスによって吸着量UP!!

低分子ケラチンから疎水性高分子ケラチンになる為、毛髪外部に流出しにくくなります。

他にもφ型ケラチンの特徴は、アミノ酸組成で羊毛ケラチンと比べ1.5倍も疎水性アミノ酸が多く含有している事とケラチン構造がβシート構造だということ!!

羊毛ケラチンは親水性アミノ酸を多く含有しているので…特に分子量20000以下のケラチンになると、より親水性の傾向が強くカラー剤やパーマ剤をかえって阻害するからできるだけ分子量2000以上の疎水性の強いケラチンが望ましいのだけれど…それを解決してくれるのがφ型ケラチンなんですね^^分子量750と低分子ながらも疎水性の傾向が強いのでカラー剤やパーマ剤を阻害しにくい低分子ケラチンなんですね~♪

またケラチン構造的にも羊毛ケラチンだと毛髪内部を補修するとき点々と吸着しますが…φ型はケラチンなのに、βシート構造で…いわゆるシルクの様に面で吸着補修するため…また疎水基が毛髪外側に向かって露出した形で吸着もするので疎水性が強いのもうなずけますよね?

同じ“ケラチン”でも性質が羊毛とは別物なんです!!

WECO BASEではφ型ケラチン単体で使用することはありませんと以前に書きましたが…酸処理+カチオン処理をする際に他の低分子・中分子のPPTを巻き込んだ形で高分子化します↓φ型ケラチン単体で酸処理+カチオン処理したときよりもハッキリと高分子化したのが分かると思います!!何を配合したかは企業秘密★ヒントはペリセア、カチセロ、アルギニン、リシン、ヒスチジン・・・後は・・・やっぱり企業秘密^^;

さらに応用編として…毛髪内部でイオンコンプレックスを生じつつも…毛髪表面にも分子量24000以上の疎水性ケラチンむき出しという事はさらに高分子の“コンプレックスを生じる何か”をつければポリイオンコンプレックスを生じる^^???

…なんて機能性のあるトリートメント処理剤を只今研究開発中です♪

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