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TAG : シクロデキストリン

ブチロラクトンチオール

酸性パーマの還元剤でウェーブ効率が良い!!といえば皮膚への感作性の強い“チオグリセリン”また酸性側では品数少ない“システアミン”の二つがあるけど一番入手しやすいのはやっぱり“スピエラ”でしょうか?

ってことで今回はスピエラについて^^;

 

スピエラの特徴はなんといってもpH5.5という酸性領域において67%というウェーブ効率を発揮します!!

ちなみにpH9のシステインのウェーブ効率は62%…まぁ、計測の仕方次第ですけど^^;データ上はアルカリ領域のシステインを凌ぐウェーブ効率の良さです♪

でも良い事ばかりではありません…

(1)2回、3回と繰り返すとキューテイクルの剥離、パサつきが起きる。

(2)匂いが…。

 

スピエラ還元剤が発売されたばかりの頃、そんな問題に悩まされた僕のプチ実験?を少しだけ公開★

(1)2回、3回と繰り返すとキューテイクルの剥離、パサつきが起きる…ってこれもスピエラの特徴でスピエラは疎水性部分に馴染みやすいことからキュー ティクル最表面のF-レイヤー(18MEA)~コルテックスのCMC部分をスピエラが浸透・通過して行く時に油分を奪って(脱脂作用)しまうからですね。

対処方として一番結果が良かったのはペリセアやセラミドなどCMCを前処理で内部の油分を強化し、さらに高分子疎水化ケラチン(アルキル化ケラチン)で補強します。

また、親水化した毛髪を疎水化することでスピエラの均一な浸透還元が可能になります。

後処理にはラメラ構造の疎水性皮膜と含水性皮膜を形成するリピジュアNAとCの混合液でパサつきを抑えれました。

また、ペリセアとリピジュアはイオンコンプレックスを形成するので、中間処理にペリセア塗布し、後処理にリピジュアを塗布すると強力なラメラ構造を持ったナノスケールの皮膜形成をするのでオススメです!!

リピジュアに川研ファインケミカルのキトアクア(キトサン分子量40万)混合はより良い結果が出るでしょう!!一丸ファルコスさんのキトフィルマー(キトサン分子量80万)なら混合せず別で塗布すると非常に良いです。個人的な好みは後者ですが…。

 

(2)匂いが…スピエラって独特の匂いが気になりますよね?シンプルにグロスフィリンなんかをロッドアウト後に原液で揉みこむとある程度匂いは抑えれます♪

一時的に匂いをほぼ完全に抑える効果としては“シクロデキストリン”…ってわかりやすくいうとファブリーズのこと^^;

成分的にはとうもろこしから取れる“シクロデキストリン”(α体、β体、γ体あります)ってものなんですけど、これには“包接作用”といって臭いの元であるアンモニアやメルカプト基を包み込み臭いを断ちます!!

まぁ、時間と共に“除放”して臭いは再発しますが^^;それ以前にファブれません!!ウィッグの実験段階で消臭候補から除外でした!!

スピエラとシステアミン共通で消臭効果&ウェーブ保持率が最高なのは2剤に過酸化水素の使用ですね!!

※でもスピエラもシステアミンも化粧品登録なので、過酸化水素の酸化処理は薬事法に引っ掛かりますのでアウト~!!

やっぱり高濃度のグロスフィリン揉み揉み3分放置するのが無難です♪

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