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ブチロラクトンチオール

酸性パーマの還元剤でウェーブ効率が良い!!といえば皮膚への感作性の強い“チオグリセリン”また酸性側では品数少ない“システアミン”の二つがあるけど一番入手しやすいのはやっぱり“スピエラ”でしょうか?

ってことで今回はスピエラについて^^;

 

スピエラの特徴はなんといってもpH5.5という酸性領域において67%というウェーブ効率を発揮します!!

ちなみにpH9のシステインのウェーブ効率は62%…まぁ、計測の仕方次第ですけど^^;データ上はアルカリ領域のシステインを凌ぐウェーブ効率の良さです♪

でも良い事ばかりではありません…

(1)2回、3回と繰り返すとキューテイクルの剥離、パサつきが起きる。

(2)匂いが…。

 

スピエラ還元剤が発売されたばかりの頃、そんな問題に悩まされた僕のプチ実験?を少しだけ公開★

(1)2回、3回と繰り返すとキューテイクルの剥離、パサつきが起きる…ってこれもスピエラの特徴でスピエラは疎水性部分に馴染みやすいことからキュー ティクル最表面のF-レイヤー(18MEA)~コルテックスのCMC部分をスピエラが浸透・通過して行く時に油分を奪って(脱脂作用)しまうからですね。

対処方として一番結果が良かったのはペリセアやセラミドなどCMCを前処理で内部の油分を強化し、さらに高分子疎水化ケラチン(アルキル化ケラチン)で補強します。

また、親水化した毛髪を疎水化することでスピエラの均一な浸透還元が可能になります。

後処理にはラメラ構造の疎水性皮膜と含水性皮膜を形成するリピジュアNAとCの混合液でパサつきを抑えれました。

また、ペリセアとリピジュアはイオンコンプレックスを形成するので、中間処理にペリセア塗布し、後処理にリピジュアを塗布すると強力なラメラ構造を持ったナノスケールの皮膜形成をするのでオススメです!!

リピジュアに川研ファインケミカルのキトアクア(キトサン分子量40万)混合はより良い結果が出るでしょう!!一丸ファルコスさんのキトフィルマー(キトサン分子量80万)なら混合せず別で塗布すると非常に良いです。個人的な好みは後者ですが…。

 

(2)匂いが…スピエラって独特の匂いが気になりますよね?シンプルにグロスフィリンなんかをロッドアウト後に原液で揉みこむとある程度匂いは抑えれます♪

一時的に匂いをほぼ完全に抑える効果としては“シクロデキストリン”…ってわかりやすくいうとファブリーズのこと^^;

成分的にはとうもろこしから取れる“シクロデキストリン”(α体、β体、γ体あります)ってものなんですけど、これには“包接作用”といって臭いの元であるアンモニアやメルカプト基を包み込み臭いを断ちます!!

まぁ、時間と共に“除放”して臭いは再発しますが^^;それ以前にファブれません!!ウィッグの実験段階で消臭候補から除外でした!!

スピエラとシステアミン共通で消臭効果&ウェーブ保持率が最高なのは2剤に過酸化水素の使用ですね!!

※でもスピエラもシステアミンも化粧品登録なので、過酸化水素の酸化処理は薬事法に引っ掛かりますのでアウト~!!

やっぱり高濃度のグロスフィリン揉み揉み3分放置するのが無難です♪

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eye’s 6月号

出ました^^v…フリーペーパー《eye’s》6月号☆

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お知らせ

システアミン

海外ではわりと昔から使われていたカーリング剤“システアミン”これをちょっと紹介します。※既にご存知の方はスルーして下さい。

化粧品登録でダメージの少ないカーリング剤としてシステアミンが日本で発売されてから数年…歴史としては新しい還元剤で美容専門誌なんか見てると意外といいかげんだなぁ^^;と思ってしまう記事が目に付く…例えば

(1)化粧品登録なのでダメージが起きない。

(2)分子量が小さいので浸透が早い。

(3)酸リンス不要。

(4)手触りが良くない。

(5)ウェーブ効率が悪い。

技術者の方なら一度は聞いたことや、身に覚えのある事だと思います。

この辺りに関しては最近の美容専門誌なんかみると昔の記事と全然違う事が書いてあったりして^^;正しく内容が改正されてるって事で!!良いことなんですけど、中にはその当時の内容しか知らない美容師さんも意外と多いのもまた然り…なのでひとつずつ説明してみますね?

 

ケース(1)チオグリコール酸やシステインは医薬部外品登録でシステアミンは化粧品登録のカーリング剤だから髪は傷まない?そんなことはありません^^;

パーマは毛髪中の“S-S”シスチン結合にパーマ剤の還元剤が作用してウェーブ形成しますが、還元剤の何が作用するかというと…還元剤に含まれる“―SH基”いわゆるメルカプト基が“S-S”結合を切断…つまり還元剤の構造中に―SHが含まれればチオグリコール酸だろうがシステアミンだろうが酸化時に100%酸化できなければダメージはおきる!!

一応書いときます↓

・チオグリコール酸…HOOC-CH2-SH                     分子量:92

・システイン…HOOC-CH(NH2)-CH2-SH                  分子量:121

・システアミン…NH2-CH2CH2-SH                        分子量:76

ね?化粧品登録だから傷まないって…そんなことないでしょ~^^;「酸性パーマで髪が傷まないパーマ」なんてのもたまに見かけるけど…スピエラ」使ってるのかな?確かにダメージ少ないけど確実に傷むよ?

 

ケース(2)システアミンの分子量はチオグリコール酸より小さいから浸透が早い…いやいや確かにシステアミンは…

・チオグリコール酸…HOOC-CH2-SH                     分子量:92

・システアミン…NH2-CH2CH2-SH                        分子量:76

他の還元剤に比べて小さいですよ、でもサロンワークで使用しているシステアミンは単体ではなく…

・システアミン塩酸塩…NH2-CH2CH2-SHーHCL             分子量:112

・システイン…HOOC-CH(NH2)-CH2-SH                  分子量:121

塩酸塩がくっついていて、分子量はシステインとそんなに変わらんのです^^;

浸透効率が良いというのはシステアミンが酸性~中性だとプロトン化し、+帯電性が増し毛髪表面付近を還元する特性を持っているからです。そのため浸透効率が良く、pHをアルカリにふらなくてもが中性領域でウェーブ効率があまり変わらずに作れるからダメージが少なくてすむのです…間違ってたらごめんなさいね^^;もっとも大手美容メーカーのシステアミン配合カーリング剤の多くはpH8~9くらいのアルカリです^^;どうやってダメージが少ないのやら?根拠は?です。

ちなみにチオグリコール酸やシステインは親水性なのでアルカリにふってあげないと、髪の毛表面は疎水性ですから薬液が浸透せず撥じかれてウェーブ効率は…言うまでもありませんね。

 

ケース(3)酸リンス不要?…僕自身初めてディーラーさんに同行してきたメーカーさんにシステアミンを紹介された時「システアミンは化粧品登録のカーリング剤なんで酸リンスは要りません!!」って言われたのを良く覚えてます^^当時「そ、そんなハイテクな還元剤が!!」って驚きました^^;

でも、あんまりに疑問だったので次の瞬間聞いてしまった…

僕:「pHいくつ?」

メーカー:「はい、約8.5位です。」

僕:「2剤は何?」

メーカー:「ブロム酸です。」

僕:「?…なんで酸リンス要らないんですか?」

メーカー:「化粧品登録のカーリング剤だからです!!」

僕:「?????」

確かに化粧品登録だから2剤に過酸化水素は薬事法的に不味いとして…アルカリにふった状態にブロム酸塗布しても酸化不足起こしますよ^^?ブロム酸の特性上、酸性領域でないと上手く酸化しないし…酸化不足により後日システイン酸増加でゴワゴワになっちゃうよ?

…化粧品登録であってもアルカリにふった以上は、酸リンスは絶対に必要です!!

 

ケース(4)手触りがよくないってよく聞きますね!!キシキシとか?ゴワゴワとか?硬くなるとか?でもコレってはっきりいってシステアミン全然悪くないの^^システアミンの独特のメルカプタン臭を抑えるためにメーカーが香料を入れ過ぎてしまったのが原因!!

香料を加えた分、乳化させる為にそれ以上の界面活性剤が必要になります…ということは香料の香りが強ければ強いほどメルカプタン臭は誤魔化せるけど、活性剤が多くなればなるほど毛髪中の油分が抜けやすくなり髪は硬くパサついてきます。

香料や各種PPT、シリコンなど本来の還元剤を減力するものを配合しなければシステアミンの仕上がりは…

“しっかりとしたリッジに独特の柔らかいカールが形成されます♪”

まぁ、原料から扱えるからこそ出来る事なんですけどね^^;オススメのシステアミンですか?…それは後ほど。

 

ケース(5)ウェーブ効率が弱い?本当に?…システアミンは感作性の問題で自主規制があって確かシステアミン濃度は2%未満だったかな?チオグリコール酸は最大7%なわけだけど、チオグリコール酸に比べれば全然濃度が薄かったんです。そりゃ2段階ロッドのサイズ落をとさなければ上手くかかりませんよね^^;

でも最近はカーリング剤の自主規制が無くなってきたからそんな事は無いかも^^;チオ換算で同等の7%まで配合可能になったしね♪

システアミン濃度7%でかけるとチオグリコール酸よりもウェーブ効率は良い!!しかもpHが中性領域にあってもアルカリ領域のチオグリコール酸に遜色の無いウェーブ効率☆

 

今回も長文にお付き合いありがとうございます!!簡単にまとめるとシステアミンはチオグリコール酸並にウェーブ効率が良く、中性領域ならダメージも少ない!!です。

例えば…

アルカリ剤無しで中性の、システアミン濃度7%で、減力してしまう様な各種PPT無配合…こんな還元剤あったら理想じゃないですか?

アンモニアやアルギニンでお好みのpHコントロール、技術者の判断で各種PPTを用事調整できます!!

こんなのがあったらね~…こんなのが!!作っちゃう?作っちゃえば早いよね?ね?

ってことでWECO BASEから早ければ年末に完成します!!

今現在シャンプーや各種高機能PPT処理剤などを開発中なので予定が前後するかもしれませんが^^;

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ケミカル , Libra Carl 5&7&9 コスメ系パーマ液

梅雨入りかぁ…

EOS5DmkⅡ canon MACRO EF100mm F2.8 L IS   ss1/200  f5.6

 

とうとう梅雨入りしてしまいました…このジメジメした季節がどうしても好きになれない^^;

そうそう、6/5(日)お休みさせてもらいます♪この日は家族サービスです^^さてさて…何処へ行きましょう???

そして6/7(火)はモデル撮影とケア&ケミカル講習へ出張してきます!!サロンはWAKAIとAZUSAの2人で通常通り営業してますので宜しくお願いします。

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雑感

還元剤はpH次第で…

Kazさん、こんにちは!!コスメ系でビビリ治しですか?もちろんコスメ系の薬剤も使いますよ^^

チオグリコール酸でさらにビビリが怖いという事でしたが、ビビリ補修の時に書いたチオグリコール酸はpHが酸性なのでチオ濃度さえコントロールできればさらにビビるということはありませんよ。

 

ダメージがまだ軽度~中度の場合、毛髪内部の“S-S”であるはずの“SH-”とか“ーHS”といったSH残基がバラバラになっていて、ここにケラチン処理剤をSH残基と結合させればいいんです。いわゆる“トリートメント”ですね。

なんだけれど、ビビリ毛っていうのは“S-S”が存在しない、もしくは少ないとなるとトリートメントの効かない状態です。

そんなときは…還元剤のSH基を利用しちゃえばいいんです^^

ビビリ毛になりそうな準ビビリ毛はアルカリに触れただけでもビビリます。還元剤は“S-S”を緩ませるのだけであってアルカリ剤がなければ膨潤はしませんのでさらなるビビリへの悪化の心配はありません。なので…必ず酸性還元剤を使います。

ちなみに前回書いたビビリ補修の時に酸性チオを使った理由は…酸性チオがオルトコルテックスを強化してくれるからです。チオってアルカリ領域においてウェーブ効率は優秀なんだけど、他の還元剤に比べて酸性領域だとウェーブ効率はガクンと低下してウェーブ形成には不向きなんですよね^^;だけどビビリ補修に使うと効果的☆

Kazさん、コスメ系って…たぶんシステアミンの事だと思いますけど、システアミンでもちゃんと酸性であればオルトコルテックスを強化できますよ^^だけど結果がいまいちということはアルカリ領域のシステアミン使ってません?

いくらダメージしにくいと言われた化粧品登録のシステアミンでも分かりやすく逆から書くと“H2N-CH2-CH2-SH”と、構造中にSH基があり、他の還元剤と同じように還元作用しますのでpH次第ではビビリますので注意が必要ですね^^;

また、ビビリ補修のポイントは還元剤のSH基を利用するということなのでサルファイトは構造中にSH基を持たないのでビビリ補修には不向きな還元剤です。※サルファイトは別の目的でビビリ補修に使うときもあるけど、それはまたいつか書きます。

まとめると…SH基を持った還元剤であれば酸性領域においてオルトコルテックスを強化し、毛髪内部の減少した“S-S”の代わりに還元剤のSH基を利用し、ケラチン処理剤を結合させて2剤で酸化処理によって“SH”の“S”を奪う事によって“S-S”を新しく構築・補修します。これが俗にいう“還元トリートメント”ですね♪

還元剤とpHの関係による特性を上手く利用すれば幅は広がりますよ★

一応ビビリ補修に向いている還元剤が↓です。

・チオグリコール酸

・チオグリセリン

・システアミン

・ラクトンチオール

の4つです。チオグリコール酸は安価で手に入りやすいからオススメです^^

また、チオグリセリンやシステアミン、ラクトンチオールは中性から酸性領域においてウェーブ効率が優秀なのでオススメです→理由は還元剤の特性ですね^^;

“S-S”って細かくいえばマトリックス…ミクロフィブリル…マクロフィブリル…ダイマー…テトラマー…中間フィラメントと各部位に“S1”“S2”と種類があり還元剤によって切断する部位が違うのでここを上手く酸性領域でW還元するとより綺麗にビビリ補修が出来ます♪

 

 

「もう1つ質問です。ブログに書いてあるトリートメント処理剤はどこのメーカーの物を使用されてますか?差し支えがなければ商品名など教えてください。」…Kazさんに限らずよく質問される事なんでここで書きますね。

WECO BASEでは通常のカラー剤やパーマ剤は通常サロンと同じディーラーさんから仕入れてます。トリートメント処理剤などは原料メーカーの代理店を通して仕入れをさせてもらってます。

トリートメント処理剤を原料から仕入れるメリットとしては原料そのものなので、高濃度のトリートメント処理剤を扱える事ですね!!大手美容メーカーもトリートメント処理剤は販売しているのですが…濃度が薄過ぎてダメージの状態によっては補修効果がでない^^;っていうか大手美容メーカーのトリートメントって質感面では最終的にシリコンコーティングで終わりでしょ?内部補修は?ってね。

でも高濃度の処理剤扱っている美容メーカーって少ないからそこから仕入れると価格が高い!!その分WECO BASEは販売を目的としてない…今のところね^^;あくまで技術者が使いやすい処理剤を自分で作ってるだけのお話なので総合的にはちょっと安い♪

でもデメリットもあります。仕入れの入り目がでかいってこと!!量もさることながら価格も…うちはスタイリスト3人のみの静岡県にある小さな小さな美容室なのにトリートメント処理剤の材料費だけで¥500.000-超えたりしちゃうときあるしね^^;普通材料なんて売上の10~20%程度でしょ?

それでも仕入れたいのであれば…化粧品原料を取り扱っている代理店さんを探すといいかも^^;

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ケミカル

羽毛ケラチン

これが末端価格○○万円の・・・な~んて危ないクスリではありませんよ~!!

これはいつか書いたアレです→φ型ケラチン…の粉末…いわゆる原料そのものですね^^

φ型ケラチンって羊毛ケラチンのα型、γ型と比べて意外と知られてはないんですよね^^;

いつだかWECO BASEのトリートメントは髪質の状態にもよりますが破断強度を約130gfまで毛髪補修・強化する的な内容で書いた?気がしますが…今回はその処理剤をサロン向けトリートメント処理剤として開発中のものをちょこっと公開します^^;

まず始めにこのφ型ケラチン粉末の5%溶液を作ります。

精製水に溶かします…そしてクルクルと攪拌…出来上がりました^^;φ型ケラチン5%溶液↓

ちょうどミドルダメージに効果的な濃度です♪

サロン向けのφ型ケラチン濃度は20%で販売予定☆今後の研究で濃度設定を変更するかもしれませんが^^;

5%溶液をさらに1%まで希釈したのがコレ↓綺麗な淡黄色でほぼ無臭!!コレにクエン酸0.1%溶液を混ぜると…

見た目でも分かりますよね???瞬時に酸縮合を起こします☆詳しくは→φ型ケラチンを参照して下さい。

WECO BASEで取り扱いのあるφ型ケラチンは分子量750なので、毛髪内部への浸透性は抜群です…ところが低分子なだけに外部へ流出しやすいという欠点も^^;

しか~し!!酸処理することによって瞬時に酸縮合し分子量24000オーバーの疎水性高分子ケラチンに^^さらにカチオン処理を同時施術するとイオンコンプレックスによって吸着量UP!!

低分子ケラチンから疎水性高分子ケラチンになる為、毛髪外部に流出しにくくなります。

他にもφ型ケラチンの特徴は、アミノ酸組成で羊毛ケラチンと比べ1.5倍も疎水性アミノ酸が多く含有している事とケラチン構造がβシート構造だということ!!

羊毛ケラチンは親水性アミノ酸を多く含有しているので…特に分子量20000以下のケラチンになると、より親水性の傾向が強くカラー剤やパーマ剤をかえって阻害するからできるだけ分子量2000以上の疎水性の強いケラチンが望ましいのだけれど…それを解決してくれるのがφ型ケラチンなんですね^^分子量750と低分子ながらも疎水性の傾向が強いのでカラー剤やパーマ剤を阻害しにくい低分子ケラチンなんですね~♪

またケラチン構造的にも羊毛ケラチンだと毛髪内部を補修するとき点々と吸着しますが…φ型はケラチンなのに、βシート構造で…いわゆるシルクの様に面で吸着補修するため…また疎水基が毛髪外側に向かって露出した形で吸着もするので疎水性が強いのもうなずけますよね?

同じ“ケラチン”でも性質が羊毛とは別物なんです!!

WECO BASEではφ型ケラチン単体で使用することはありませんと以前に書きましたが…酸処理+カチオン処理をする際に他の低分子・中分子のPPTを巻き込んだ形で高分子化します↓φ型ケラチン単体で酸処理+カチオン処理したときよりもハッキリと高分子化したのが分かると思います!!何を配合したかは企業秘密★ヒントはペリセア、カチセロ、アルギニン、リシン、ヒスチジン・・・後は・・・やっぱり企業秘密^^;

さらに応用編として…毛髪内部でイオンコンプレックスを生じつつも…毛髪表面にも分子量24000以上の疎水性ケラチンむき出しという事はさらに高分子の“コンプレックスを生じる何か”をつければポリイオンコンプレックスを生じる^^???

…なんて機能性のあるトリートメント処理剤を只今研究開発中です♪

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ケミカル

ビビリ補修

ナルさんこんにちは!!「縮毛矯正でビビッてしまっている毛の修復方法を教えてください。」という事ですが…まず、1剤のタイムオーバーによる“過膨潤”のビビリか?それとも“熱炭化”によるビビリか?それとも…で施術方法は変わってくるのですが…

“熱炭化”によるビビリは正直難しい場合もあります。最近のストレートアイロンやコテは無駄に220℃も設定温度が上昇するものもあってビックリしますよね!?僕なんかサロンワークで仕上げのコテは160℃以上なんて使った事無いし^^;美容師がビビリの原因のひとつ“熱炭化”させてたらどうかと思うし…150℃で早めの3秒数えれば必要にして充分なカールもつくれるしね?

もし、お客様が自宅で超高温アイロンでスタイリングしてたら巻き方だけでなく設定温度も教えるのも良いかも知れませんね^^

でも、そうじゃなくて一剤のタイムオーバーによる過膨潤のビビリや2剤の酸化不足でシステイン酸増加に伴うゴワゴワ準ビビリ症状はある程度の補修・修正は可能です。

そろそろ縮毛矯正の時期だなぁ~って思って…そろそろアップしようと思っていたブログが出来上がっていましたのでこちら↓をご覧下さい。また、分からない事があったらコメント欄に書き込んでくださいな^^;

 

 

 

今日は《ビビリ補修》について!!幾つかビビリには種類があるのですが、サロンワークでありがちな毛先の過膨潤の補修方法について書いてみます。※クリープパーマ理論同様に施術理論や技術は様々ですので、あくまで参考程度に^^;

これ↓1剤のタイムオーバーによるビビリ毛(過膨潤)!!ドライの状態だとガサガサしてとても髪質が硬くなっているのが見た目でも解ると思います。

濡らすとゴム状にビヨ~ンと伸びます…

極度に低下したCMCの補給と親水化してしまった内部を疎水性ケラチンで補給します。

今日の前処理レシピは…

・ペリセア

・平均分子量35000のα型ケラチン

・平均分子量50000のα型ケラチン

・平均分子量30000のγ型ケラチン

※α型は2種類とも“S-スルホ”作用のあるタイプを使用します。

次に還元剤塗布…pH5.5のチオ濃度3.5%に用事調整したものを塗布します。

さらにラクトンチオールなどの還元剤を重ねて再塗布する酸性W還元も良いかも知れませんね^^;

ビビっている毛先は揉み込んで薬剤をつけましょう!!

※ラクトンチオールは少なからず脱脂作用がある為アルキル化ケラチンや疎水性ケラチン等で対処しましょう!!でないと後日パサついたり、キューティクルの剥離が…。

アイロン施術前の中間処理レシピは始めに…

・ペリセア

・平均分子量35000のα型ケラチン“S-スルホ”作用しないタイプ使用

・平均分子量30000のγ型ケラチン

・平均分子量750のφ型ケラチン

・グロスフィリンで架橋処理…この時点でビビリ毛はチュルンと良い感じ♪

ドライ前には…

・シリル化シルクPPTとキトサンの2種混合液

・ポリクオタニウム―61とポリクオタニウム―64の2種混合液

2種混合液をそれぞれ重ねるように塗布してポリイオンコンプレックスによる皮膜形成。

70~80%ドライ後100~150℃でアイロン操作してから過酸化水素で2剤処理して終了!!

どうでしょうか?何もつけずにただハンドドライしただけですよ~☆サラサラ~…これで毛先1~2cmでも切らせてもらえれば…^^;

完全にビビリは補修しきれるものでは無いけどここまで補修できればまずまずの結果ではないでしょうか?

今回は《ビビリ補修》って内容でしたけど、基本的に還元剤や処理剤の濃度やダメージレベルに合わせて薬剤を用事調整すればダメージは全く起こらない事は無理であったとしても、限りなくダメージを“0”に近づけた施術は可能だと思います^^;

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ケミカル , 縮毛矯正

クリープパーマ

最新記事→簡単クリープパーマ♪

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《愛知県シネシネ団のS・Hさん》からクリープパーマ理論とクリープパーマに相性の良いPPT処理剤に関するリクエストで、前回はPPT処理剤について書きました。

なぜPPT処理剤の特徴を先に書いたかというと…説明が簡単だから!!使えばわかるし^^;だけどクリープ理論は簡単だけど難しい…地球はなぜ回転するの?ってくらい説明が簡単で難しい!!

なので始めに簡単な手順を書いてから、後半ネチネチと理論を書いてみます。

一剤はアルカリ還元剤で5~10以内で還元終了→→→中間水洗→→→CMC、ケラチンPPT塗布→→→湿熱加温(クリープ)→→→バッファ→→→2剤で酸化処理☆

上記の手順でクリープパーマは簡単に出来てしまう…けれど1つ1つの工程に幾つかの注意点があるので、各工程で起きている毛髪内部の状態に注意点を交えて書いてみます。

まず始めに、《一剤はアルカリ還元剤で5~10以内で還元終了》…必ずpHはアルカリ領域の還元剤を使用!!クリープはアルカリ領域で毛髪を膨潤させた状態を利用するので、オススメはハードタイプのチオグリコール酸!!長時間低アルカリの還元剤を毛髪にさらしてるよりも、チオグリコール酸ハードタイプの薬剤で短時間還元したほうが毛髪へ与えるダメージは少ないですしね^^;

《5~10分で還元終了》…5分経過でテストカールします。通常のパーマと違いクリープさせる事によってウェーブ効率を上げるので60~70%程度の還元度合いで充分!!

また、還元させすぎると毛髪自体が疎水性から親水化が進み弾性が分刻みでどんどん低下しますので根本的に疎水性ケラチンの弾性を利用するクリープパーマの理論が難しくなります。こうなったらただのパーマですよね?

さらにハードタイプの還元剤は平均的にpHが約9前後と高いので10分以内に終了させないとCMCの破壊が…ダメージ原因がアルカリなら中性や酸性タイプの還元剤を使えばいいのですが、これではクリープは…無理!!

《中間水洗》…一番初めに書きましたがクリープパーマはアルカリによる膨潤を利用するものなので^^;毛髪内部がアルカリによって膨潤した状態から中間水洗することによってアルカリ剤や還元剤を毛髪内部から抜き取ります。さらにアルカリと水の浸透圧を利用して水膨潤をさせます…コレ重要!!

ここまでを要約するとチオグリコール酸ハードタイプの薬剤で短時間で親水性部分を還元し、中間水洗によりさらに水膨潤させることによって次の工程クリープ(変形、ずらす)をさせやすい状態にします。

《CMC、ケラチンPPT塗布→→→湿熱加温》…先ほどまではクリープさせる為の準備です。ここからがクリープさせていくことになるのですが…中間水洗後、毛髪内部は還元状態になっています…この時点でもうクリープ(歪み、変形、ずれる)は始まっています^^

還元剤で“S-S”から“SH-HS”の還元状態にしました…でも60~70%までしか還元していません…ちなみに毛髪内部では“S-S結合”以外の“イオン結合”“水素結合”も切断されて、安定したαへリックス構造から不安定なβランダム構造へと立体構造が変化しています。

この時ロットに巻かれた毛髪内部の分子内に歪みが生じた状態を放って置くと還元されたSH基がまだ還元されてない“S-S結合”に還元作用し、分子内の歪みを解消します。還元したことによって新たにできたSH基は連鎖反応を起こし次々と切断を繰り返します。

これを“SS/SH交換反応”と呼ぶのですが身近なとこではアレです…パン生地って捏ねたあと寝かせますよね?小麦のタンパク質グルテンも同じ交換反応で寝かすという工程でモチモチ感を出します♪超熟パンパーマではなく…クリープパーマも同じです^^;

このSS/SH交換反応をさせることで不安定なβランダム構造から安定したβシート構造へ変化するときに…ミクロフィブリルケラチンとマトリックスケラチンが並行状態になると分子間に側鎖結合ができます。これによって弾力のあるモチモチっとした状態へ変化が起きます。簡単に言えば“イオン結合”“水素結合”“疎水結合”の再配列ですね^^

ここまでがクリープパーマの本質《クリープ(変形)》させるということですね!!これをさらに効率よくするには毛髪内部の分子間をクリープ(ずれる)させやすい状態にすれば良いのです…そこでCMCの登場です^^v

《CMC、ケラチンPPT塗布→→→湿熱加温》…傷んだ毛髪はラメラ結晶が破壊もしくは低下してます…つまりCMCを補給しなければクリープ(ずれる)させるのが難しくなりますので補給します。

また、傷んだ毛髪内部は還元剤で“S-S結合”を切った時点でケラチンが少なからず流出してますので補給します。前回のブログで書いた通り相性の良いPPT処理剤は解りますよね?詳しくはこちらを参照して下さい→理論武装最前線~化学修飾~

疎水性の強い分子量20000以上の高分子ケラチン!!特にクリープパーマはCMCを併用するためアルキル化したものが非常に相性が良いです^^また分子量が20000以下になると親水性寄りになる為パーマがダレる可能性があり非効率的^^;コラーゲンなんてもってのほかです!!

《CMC、ケラチンPPT塗布→→→湿熱加温》…CMCとケラチンPPTを塗布したら湿熱加温をします…この時は温度に気をつけましょう!!ラメラ結晶は40~50℃付近になると結晶性を保てなくなり粘度が低下します。この粘性低下状態が一番効率良くクリープさせることができるのですが、あまり温度が高すぎるとかえってCMCの流出が多くなり仕上がりはパサパサします。

ローラーボールで湿熱加温する場合は蒸したタオルで包み、さらにラップで包んだ状態で40~50℃を保てる設定温度で固定します。パルッキーは40cm程離した距離が約40℃前後です!!

「直本工業のパルッキーでなければクリープパーマは出来ない?」とよく聞かれますが…湿熱状態が保てれば何でも良いです♪CMCは40~50℃で融点に達するので^^;ただWECO BASEでは使いやすいってだけでパルッキーを使用してますけどね。

話は戻りますが、CMCとケラチンPPTを塗布後湿熱加温する事によって効率よくクリープ(SS/SH交換反応)させます。βランダム構造からβシート構造に安定してくると、ロットに巻かれた毛質が触るとモチモチするのが解ります^^そしたら次の工程に移ります。

《バッファ→→→2剤で酸化処理》…酸リンスや2剤はウォーマトロン?でお客様が冷たい思いをしないように温めてあるのですが…クリープ直後は常温の冷たい酸リンスを塗布します。βシート構造に安定してますが…酸と冷水によって効率よくギュッと収斂させ、内部をさらに安定状態にして2剤処理をする為です☆

2剤塗布…これで終了です^^

そもそも何故クリープパーマが必要な技術なのでしょうか?正直、手間が掛かるから面倒臭いですよね?それでも必要なのです!!それは既存のパーマでは2剤の酸化不足が原因だからです^^;…通常のコールドパーマの様にしっかりと還元した場合S-S結合の再結合率は約80%前後です。

残りの約20%のSH残基といえば後日どうなるでしょう?…システイン酸になってごわついたり…仮にアルカリ剤が除去しきれずに残留してたらランチオニンや混合ジスルフィド結合が生成されて次回以降のパーマがかかり難くなったり?

…それはちょっとマズイですよね?

なので毛髪自体の内部構造をクリープ(変形、ずらす)させることによって共有結合以外の二次的結合力を高める事で残りの約20%のSH残基を減らすのです。

今から約60年前のクリープ理論はウェーブ保持が目的でした…現在のクリープ理論はウェーブ効率の上昇に加え、毛髪のダメージ軽減又は補修が目的だと思います。

 

今日も長々と読んで頂きましてありがとうございます!!

愛知県シネシネ団のS・Hさん…リクエストのクリープパーマ理論はこんな感じでよろしいでしょうか?

僕自身いろいろと毛髪に関する様々なデータを取ったり試行錯誤しながら研究し、解らない時は大手メーカーさんの文献を拝見させて貰いながら紡ぎ出した途中結果のクリープパーマ理論なのでハッキリ言ってとても不完全な理論です^^;たぶんメーカーさんが公表しているクリープパーマ理論とは違うと思いますし、きっと何かもっと良い方法はあると思います!!

また、これからも新しい理論が次々と出てくると思いますので、上記のクリープパーマ理論はあくまで数ある中のひとつと思って下さい。

※僕がクリープ時によく使用する処理剤…参考にしてみて下さい。

・ケラチン系(アルキル化高分子γ型ケラチン、アルキル化高分子α型ケラチン、φ型ケラチン)

・CMC系(セラミド、ペリセア)

・NMF系(尿素、アルギニン、リシン、ヒスチジン)

・他(シルク、ヘマチン、キトサン、18MEA)

濃度・配合比率は髪質に合わせて調節して下さい^^;

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理論武装最前線~化学修飾~

《愛知県シネシネ団のS・Hさん》からクリープパーマ理論とクリープパーマに相性の良いPPT処理剤に関するリクエストがあったのですが、始めに基本的なPPT処理剤の種類について書いてみます^^;

PPT処理剤といえば、ケラチン、シルク、コラーゲン等いろいろあるのですが、僕がPPT処理剤を使用する際に一番気にする重要ポイントはどんな化学修飾されたものなのか?です。例えば同じケラチンでもカチオン化されたものなのか?またはエステル化…シリル化…アルキル化…で、効果が変わってきますし、使用するタイミングを間違えるとカラー剤やパーマ剤などの薬剤を阻害する可能性もあります。

サロンワークでよく使用される代表的な化学修飾4つがこれ↓

・カチオン化…ダメージ毛への吸着性アップ、さらに毛髪に柔軟性を与えつつ帯電防止!!

・シリル化…熱処理により 高分子化し、吸着性アップ、皮膜形成することで艶感、光沢感アップ!!

・アルキル化…油性成分と結合することでダメージ毛への吸着性、艶感、柔軟性アップ!!

本来、加水分解されただけのPPTに無い機能を上記のような化学修飾をさせる事によってダメージ毛に対しとても有効的な効果を付加させることが出来るということがわかると思います!!

なぜ化学修飾されたPPTが重要ポイントかというと…例えば化学修飾されてない“ケラチンPPT”これをカラー剤やパーマ剤に前処理や中間処理に使用すると、カラーの退色、パーマのダレが起きます…え!?って思います???

化学修飾されていない加水分解されただけのケラチンPPTはアニオン性なので…つまりカラー剤は毛髪内部で酸化重合して発色しますよね?このとき染料中間体のジアミン類はカチオン性なのでアニオン性であるケラチンPPTと酸化重合を起こし毛髪自体の染色がどうしても甘くなってしまう^^;こんな時はカチオン化またはアルキル化したケラチンPPTなら染色効率が良くなります!!

また、化学修飾されていない加水分解されただけのケラチンPPTでパーマがダレてしまうのは原料の問題でもあるのですが、ケラチンは加水分解する過程でシスチンのジスフィルド結合を還元し、架橋構造を無くす事で水への溶解性を高める反面、分子構造がバラバラになってしまいます。つまり低分子化されたケラチンは毛髪内部に留まっていられないし、還元剤を減力するだけなのでダレてしまうのです^^;こんな時は疎水性の強い高分子ケラチンをエステル化したもので毛髪内部に誘導しやすくしたケラチンPPTがウェーブ効率を上げてくれます!!

つまり…カラーの染色率もパーマのウェーブ効率も化学修飾された高分子ケラチンが有効的なのです!!

とか言いつつ高分子ケラチンだけでダメージ毛が効率よく補修するわけでは無いんですけどね^^;

・“アルキル化PPT+CMC”で吸着性を利用したり…

・“ケラチン+グロスフィリン”の架橋性を利用したり…

・“(高分子ケラチン+ペリセア)+キトサン”のポリイオンコンプレックスを利用したり…

複合的に反応させる事によってダメージ補修を効率よくするのです!!上記3つとシルクPPT、コラーゲンPPT、シリル化PPTはまたの機会に書いてみます^^;

 

愛知県シネシネ団のS・Hさん…こんな感じでよろしいでしょうか^^?次回は謎の椅子ホネーキンの謎々理論…ではなくクリープパーマの理論について書きます^^;

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