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シンプルに処理剤の使い方を考えてみる。

理・美容師の皆さんお疲れ様です。ゴールデンウィークも過ぎてひと段落というところでしょうか?

 

今日はすこし前から処理剤の塗布する順番や相性など…似た内容の質問が多かったのでお答えします。

 

これさえ押さえておけばOKという簡単な説明になりますが^^;

まずはじめに…

①アニオンなのかカチオンなのか、または両性なのか?…それともノニオン?

使用する処理剤の極性を知ることで効率よく毛髪に吸着させることが出来ます。

たとえばAとBという極性の違う処理剤をそれぞれ有効濃度以上に希釈して薄めて塗布してもAとBのイオンコンプレックスによって相乗効果が得られやすく、処理剤を単品使用するよりも毛髪への歩留まりが高く持続性も向上します。

押さえるポイントは、大雑把にいえば極性はどちらが先でも構いませんが必ず順番に毛髪へ塗布することです。気をつけたいのは極性の違う処理剤を混合してはいけないということ!!アプリケーターなどに違う極性同士を混ぜると下の画像のように容器のなかでイオンコンプレックスが起きてしまうので注意が必要です。

※イオンコンプレックスによって必ず繊維質のものが析出するわけではありません。白濁したり粘りがでるだけのこともあります。

②分子量のサイズ

 次に押さえたいポイントは分子量です…基本的には分子量が小さいほうから順番に中分子~高分子のもの施術すれば良いと思います?

高分子だと毛髪内部へは浸透しないとか?まぁ、分子量の“サイズ”という言葉が誤解を招きやすいのですが^^;処理剤では主にケラチンやシルク・コラーゲンを扱うと思いますが、どれも組成はアミノ酸です。

そのアミノ酸の鎖のようなつながりが短ければ低分子、物凄く長く繋がっていれば高分子…もうお分かりですよね?

高分子のようにアミノ酸が物凄く長い鎖状になったからってアミノ酸そのものが大きくなるわけではないので、低分子が毛髪内部へ浸透するなら当然中分子だろうが高分子だろうが毛髪内部へ浸透します。

※昔の業界誌などではよくボールのサイズで例えていた時期が一時期あったせいか未だに高分子は毛髪内部へ浸透しないという誤解が蔓延していますね^^

 

 

 

よくWECO BASEの処理剤は難しそう…と敬遠されがちですが実は物凄くシンプルな考え方で構成されています。

 

疎水性反応型フェザーケラチン処理剤“Alice”…極性はカチオン性で、低分子と高分子の疎水性ケラチンで構成しています。

酸縮合型疎水性ケラチン処理剤 “Trump”…極性はアニオン性で、低分子と高分子の疎水性ケラチンとCMC・各種アミノ酸で構成しています。

Mirror’s Alice…極性はアニオン性で、セルロースとCMC・ヘマチン・各種アミノ酸で構成しています。

Sleek Essence…極性はカチオン性で、ポリクオタニウムー73のみの構成です。

 

最後に…ヘマチンのようにケラチンのヒスチジンと結合したり、酸によって縮合する処理剤もありますのでその辺はまた次の機会に書いてみます。

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