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全然違う!カラーの乳化時間による仕上がりの差

1年に一回くらい新規のお客様からカラーの乳化中に「今何してるんですか?」と聞かれることがあります。

 

「メイクのクレンジングオイルの様に乳化して頭皮に付いたカラー剤を落としてるんですよ~」

 

と、ざっくり(笑)

 

頭皮のカラー剤を落としやすくしていることは間違いないのですが

 

実は…ダメージを予防しながらカラーの綺麗な仕上がりのためにしていることがメインなのです♪

 

では乳化中に何が起きているでしょうか?という毛束検証です。

 

15レベルの毛束

グレイカラー8トーンのナチュラルブラウン

ヘキサローション3%

毛束の中間に塗布して30分放置

左は乳化無し

中は3分乳化

右は6分乳化

 

↓検証結果はこちら↓ウェットの状態で見ても乳化無しと乳化有では全然違います。

たった3分乳化しただけでも毛先まで馴染むように染まっています。

↓見やすく完全ドライ↓このように6分乳化はそれなりに濃く染まっています。

カラー剤を乳化すると毛髪内部のアルカリと乳化時させるときの水分が浸透圧で入れ替わり膨潤が進み

※浸透圧…濃度の低い方から濃度の高い方へ水が移動します。

酸化重合した染料も未酸化の染料も短時間で素早く浸透しやすい環境になり結果染まりが良くなります。

 

同時にアルカリ量も減るのでアルカリ残留を減らしダメージを予防することにも繋がります。

 

まとめると乳化の効果は

地肌のカラー剤を落とす

繋ぎ部分の馴染みが良い(リタッチカラー時)

染ムラが無くなり均一な仕上がり(全体カラー時)

染色率アップするため耐退色性がアップ

残留アルカリを減らす

 

ちなみに乳化時にマレン(ジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコール)やSSSrate(ケラチン)を使うと効果的に毛髪強度を上げながら耐退色性をアップできます。

また乳化を流す前にフォレストシャンプーを馴染ませると過酸化水素分解することで酸素が多く発生し濃染効果で染まりが良くなります。

※フォレストシャンプーを乳化に使う注意点として濃く染まり過ぎて沈む場合もあるので染まりが薄いときにご使用ください。乳化後であれば過酸化水素除去シャンプーとしてお使い頂けます。

 

 

 

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