疎水性反応型フェザーケラチン“Alice”再入荷いたしました!!
やっと“Alice”が工場から届きました!!
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前回のアミノ酸を知るということは…で、人毛ケラチン、羊毛ケラチン、シルク、コラーゲンのアミノ酸組成の概要をこんな感じに書きました↓
※数字は若干大雑把に書きました^^;さらに原料などにより数値にはばらつきはあります。
人毛ケラチンのアミノ酸組成…
シスチン15%、グルタミン酸14%、アルギニン9%、その他
ケラチン(羊毛)のアミノ酸組成…
グルタミン酸15%、シスチン10%、アルギニン10%、その他
シルク(フィブロン)のアミノ酸組成…
グリシン40%、アラニン30%、セリン15%、その他
コラーゲンのアミノ酸組成…
グリシン33%、プロリン21%、アラニン11%、その他
↑前回はここまででした。本日の本題です↓
ではφ型ケラチンと呼ばれる原料の羽毛のアミノ酸組成はというと…
羽毛ケラチンのアミノ酸組成…
グリシン18%、プロリン16%、セリン10%、その他
こうして多く含有しているアミノ酸だけみるとシルクとコラーゲンの中間のような組成です…どちらかというとシルクに似てるかな^^なので仕上がりが艶・サラなんですね♪
また、“その他”のアミノ酸組成がポイントになるのですが…書くのが面倒なので簡潔に書きます^^;
人毛と羊毛のケラチンはシスチン、グルタミン酸、アルギニンが多く、またその他の微量のアミノ酸組成までかなり酷似した組成になっていますが…
シルクはグリシン、アラニン、セリンが突出し、コラーゲンはグリシン、プロリン、セリンが突出した組成でその他の微量のアミノ酸組成は人毛や羊毛ケラチンに比べて少ないもしくは足りないアミノ酸組成なのです。
毛髪の補修の観点からみるとシルクとコラーゲンのアミノ酸組成は偏った成分であることがわかります。
で、羽毛ケラチンの“その他”のアミノ酸組成はというと人毛や羊毛に似ているんですね^^ただ羊毛ケラチンなどに比べて違うのはシスチン含有量が少ないということ!!
僕が思うに強固なシスチンが少ないから羊毛の様な硬さが無く軽い質感になって、グリシン、プロリン、セリンが羊毛に比べて多いのでシルクの様な質感なんだと思います…構造もシルク同様βシート構造なわけだし^^
アミノ酸組成だけ見るとケラチンとシルクの良いとこどりの様な感じですが、やはり毛髪の補修という観点から言えばシスチンを多く含有している羊毛ケラチンが有利なので、φ型ケラチンは決して万能なわけではないんです^^;
と、いうことで…カチオン化φ型ケラチン混合処理剤“Alice”は羊毛由来の疎水性高分子アルキルカチオン化γ型ケラチンを配合し、羊毛と羽毛の良いとこどりしたケラチン処理剤なんですね^^
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φ型ケラチンの優位性で紹介しましたが、φ型ケラチンの補修イメージはこんな感じです↓
ダメージによっては大きなダメージホールや小さなダメージホールも存在します。
そこにファイマックスー750を浸透させた後に酸縮合させるとこんな感じに↓
大きなダメージホールも小さなダメージホールもこんな感じに補修できるのがファイマックスー750なんですね♪
で、今日の本題“カチオン化φ型ケラチンの優位性”
その前に…
未だにカチオン化ケラチンだから…高分子ケラチンだから毛髪内部に浸透しない!!
と、断言される方がチラホラいますがそれは少し違うような気がします^^;
カチオン化されているものでも毛髪内部に浸透します^^;例えば、今日紹介予定のカチオン化φ型ケラチン!!
知的財産権に関わるのであまり詳しくは言えないのですが、未修飾のφ型ケラチンと同等の破断強度まで毛髪を補修するんですよね…これって毛髪内部に浸透・補修してないと考えられないことなんです^^;
未修飾のφ型ケラチンが毛髪内部に浸透しやすいだけであって毛髪外部にも吸着しますし…カチオン化されていても毛髪内部にも浸透します。ただ毛髪外部に吸着しやすいだけのこと!!
ちなみにカチオン化した高分子ケラチンだって毛髪内部に浸透します♪
カチオン化φ型ケラチン混合処理剤“Alice”にも配合している分子量20.000~40.000のアルキルカチオン化高分子ケラチンの浸透・補修イメージはこんな感じです↓
低分子のφ型ケラチンよりは若干浸透に時間がかかります^^
カチオン化高分子なので毛髪表面にも吸着し、ダメージから保護します↓
カチオン化ケラチンだから浸透しない!!って…そんな事無いし、高分子ケラチンだって浸透する^^;
分子量が大きいとか小さいなんて、大小で表現するから誤解を招くのだろうけど…分かりやすいイメージで例えると…
仮に、10人が手を繋いだ状態が低分子なら10000人手を繋いだ状態が高分子…
10人手を繋いでビルの中へ入るのは簡単ですが、10000人が手を繋いだ状態でビルの中へ入るのは大変かもしれませんが入れます^^
この例え…分かり辛かったらすみません^^;
ちなみにこれが↓“Alice”カチオン化低分子φ型ケラチン(オレンジ色)とアルキルカチオン化高分子γ型ケラチン(ピンク色)の補修イメージです^^
高分子ケラチンが入りきれない小さなダメージホールを疎水性低分子のカチオン化φ型ケラチンが補修します。
また高分子ケラチンが低分子ケラチンの流出を防ぎます。
カチオン化φ型ケラチンの優位性って高分子では入れない小さなダメージホールまでちゃんと補修できるってことです^^;
それと、“Alice”がカチオン化φ型ケラチン単体にしなかったのは疎水性高分子ケラチンと組み合わせた方がより疎水性相互作用の効果が良かっただけの事です♪
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φ型ケラチン…巷では羽毛ケラチンやフェザーケラチンなどと呼ばれますが大きく分けると2種類に分かれます。
ひとつはWECO BASEで取り扱っている低分子のφ型ケラチン…もう一つはリトルサイエンティストの高分子のφ型ケラチン。
よく言われる羽毛ケラチン、フェザーケラチンの特徴は軽いのに柔らかくて弾力性のある…これってどちらかというとリトルさんの高分子φ型ケラチンに当てはまる言葉なんですよね^^
低分子のφ型ケラチン25%溶液のファイマックスー750
↑を販売しているのにこんな事言うの変だけど…羽毛ケラチンの良さを知るなら高分子φ型ケラチンを使ったほうが分かりやすい^^;
※僕も低分子のφ型ケラチンを軽くて弾力があって艶々なんて言ったことあるけれど、羊毛ケラチンから比べれば、その質感は間違ってないし、嘘は言っていない^^;
まぁ、同じφ型ケラチンでも分子量の違いで特性が違うって事ですね。
高分子のφ型ケラチンを知りたい方はリトルさんにお問い合わせ下さい。WECO BASEが取り扱っているのは低分子のφ型ケラチンなので^^;
今日の本題!!ファイマックスー750の優位性!!
※今回も分かりやすく伝える為に事実とは若干異なり正確性に欠けるので詳しく知りたい方は自分で調べてください^^;
加水分解って言葉ありますよね?あれは塩酸で分解したり、プロテアーゼなどの酵素で分解して分子量を小さくするんですが…分かりやすく言えば綺麗な大きな布地をボロボロに引きちぎって細かく分解している感じです^^;
ちなみに羊毛ケラチンが処理剤に使われる理由は人毛ケラチンのアミノ酸組成に近いからなんですけど、そんな羊毛ケラチンが健康毛に近い栄養分…疎水性でいられる分子量は約20.000まで!!それ以下の分子量は親水性になって補修どころかダメージを加速させます。
ダメージ毛(親水化)によりダメージさせた栄養分(親水性)を入れても意味ないでしょ?ダメージ毛(親水化)には健康な栄養分(疎水性)でなきゃ^^
じゃあ低分子で使えるケラチンは無いのか?…ということでファイマックスー750の出番です!!
ファイマックスー750のφ型ケラチンは水鳥の羽毛が原料なんですが…
水鳥の羽って…
疎水性じゃなくて撥水性なんですよね…
分子量を750という低分子量まで加水分解しても…
疎水性!!
さらに酸縮合させると分子量が20.000OVER!!
さらにさらにカチオン物質とイオンコンプレックスして毛髪への吸着性が高まる!!
酸縮合とかイオンコンプレックスって分かりづらいと思うのでこんな感じにわくわくさんみたいに工作してみた…
毛髪がカラーやパーマのダメージによってダメージホールという穴が開きます↓
そこに疎水性低分子φ型ケラチン“ファイマックスー750”を浸透させ、ダメージホールを補修していきます。
ちなみに“ファイマックスー750”に配合しているペリセアがφ型ケラチンのカルボシル基と相互作用し、お互いに毛髪外部へ流出し難くなるので、φ型ケラチン単体で使用するより効果的になっています↓
浸透したφ型ケラチンをpH4付近の酸を重ねて塗布すると…瞬時にギュッと縮合します♪
シリコンでシリル化したヒートケラチンより操作は簡単ですね^^
このとき分子量750から一気に分子量約24.000付近まで高分子化します↓
ちなみに高分子PPTの補修イメージはこんな感じ↓
大きなダメージホールは補修出来ても小さなダメージホールの補修は苦手^^;
大きなダメージホールも小さなダメージホールも補修できるのが疎水性低分子φ型ケラチン“ファイマックスー750”なんですね♪
※よくトリートメント処理剤を誤解される方がいます。トリートメント処理剤は治療ではなく、補修です!!そこの意味を履き違えないように施術をお願いします。トリートメント処理剤は施術次第で良くも悪くもなるものです^^;
次回は“疎水性低分子カチオン化φ型ケラチン”と“疎水性高分子アルキルカチオン化γ型ケラチン”の混合処理剤“Alice”の補修イメージです^^
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おまけ…
φ型ケラチン粉末を密閉式の容器に小分けしたものを久しぶりに開いたら…
…密閉しきれてなかったのかな?1/3くらに圧縮して、バブみたいな固形になっていた^^;
このバブみたいなφ型ケラチンに秘密のPPT粉末を混合して実験♪
ムフフなPPT濃度50%!!
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マテリアさんへ…
強力な皮膜形成なので施術内容によっては弊害も予想されますので使いどころは自己判断でお願いします^^;
用意するものは…
アニオン性の…
・セルロース
・ミルスタイルX-HP
カチオン性の…
・キトサン
で、基本的にはアニオン物質の後にカチオン物質を重ね付けすればいいわけですが…
・アニオン性セルロース→Alice
・ミルスタイルX-HP→Alice
それぞれ質感が違うので色々試して下さい。
オススメは…
・ミルスタイルX-HP→Alice→ハーフドライ→ヘマチン→キトサン→Forest Shampoo
・一連の施術工程は、すべて重ね付けでいきます。
・効果的にコンプレックスさせるには、しっかりタオルドライしてからミルスタイルX-HPを塗布します。ミルスタイルX-HPを塗布後によく揉み込み、軋みが出てきたらタオルドライしてAliceを塗布します。
・Aliceをハーフドライする前にCMCなどを少量塗布すると保湿感や柔らかさが増します。
・キトサンにはクエン酸1%溶かすとより効果的です。
・皮膜感を少し控えめにしたい場合はミルスタイルX-HPの代わりにファイマックスー750を同じ手順でご使用ください。※違いとすればイオンコンプレックスとポリイオンコンプレックスです。
Aliceを使ってコアセルベーション!!これは簡単お手軽ですぐ出来ます♪
Alice→ハーフドライ→ヘマチン→キトサン→Forest Shampoo
・理由はこちら→Forest Shampooで前処理
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カチオン化φ型ケラチン混合処理剤“Alice”発売してからまだ1日しか経ってないのに…もう在庫が無くなりそう^^;
2.5Lリフィルタイプは残りあと一つ!!早い者勝ちです^^
※本日工場に“Alice”の増産を依頼しましたが…たぶん最短でも一ヶ月は入荷待ちになると予想されます。
今日までにお取引サロン様から頂いた“Alice”のQ&Aを簡潔にまとめました^^
Q、エタノールが配合されていますが、毛髪への影響はありますか?
A、エタノールそのものはCMC(脂質や油剤)などの溶剤にもなり、毛髪内部へCMCの浸透を助けるので、ご使用の際はCMCとの併用をオススメします。またアルキル化ケラチンも配合されているため油分系との相性も良いです。
Q、他のPPT処理剤と混合しても良いですか?
A、カチオン化されたPPTであれば5%まで可能です。またそのために若干エタノール濃度を高めに処方してあります。
Q、希釈しても大丈夫ですか?
A、もし濃度が濃く感じるようであれば、必ず35%エタノール水溶液で希釈して下さい。間違っても精製水のみの希釈はしないで下さい。
Q、ペリセアを添加しても大丈夫ですか?
A、大丈夫です。ペリセアL―30であれば3%で十分です。
Q、必ずハーフドライしないといけませんか?
A、ドライヤーの熱でハーフドライすることでより毛髪への吸着性が高まりますので、効果を十二分に発揮させるなら手間でもハーフドライをオススメします。
Q、大体どのくらい持続しますか?
A、お客様のヘアケア剤と髪質にもよりますが約2~3週間くらいです。※CMCやヘマチンを併用すると成分同士が相互作用して持続性がアップします。…WECO BASEのお客様のなかには5~6週間実感されたと言う方もいます。
また、150mlスプレータイプは店販用でもあるのでダメージレベルの酷い方には自宅でもお使い頂けるとより効果的です。※1一度使用したら必ず3週間は間を空けるよう説明してください。※2お風呂場ではドライヤーを使わず蒸しタオルで包み5分程度、放置時間を作るように説明してください!!感電の危険性があります。
Q、ビビリ補修にも使えますか?
A、使えます。ただし、ビビリ補修の時は“Alice”を塗布→ドライ→塗布→ドライと2~3回繰り返すと効果的ですが、やり過ぎると質感が硬くなってきます。
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“疎水性低分子カチオン化φ型ケラチン”と“疎水性高分子アルキルカチオン化γ型ケラチン”の混合処理剤“Alice”を本日から販売!!
この“Alice”の使い方や詳細はこちら→“カチオン化φ型ケラチンAlice”
ちなみに…こんな感じ↓の毛質に“Alice”を使用すると…
ハンドブローのみで、こんな感じになります↓
それと悲しいお知らせが…
…ファイマックスー750の製造が追いつきません…
なので今現在の在庫…400mlのボトルタイプが4本…1250mlのリフィルタイプが2つ…
次回商品が発送できるのは4月の中旬くらいになってしまいます^^;
まぁ…個人的な趣味で製造販売しているのでお許し下さい。
どうしても欲しい方は原料メーカーの代理店に直接お問い合わせ下さい。※販売して頂けるかは代理店さん次第でしょうが^^;
WECO BASEの処理剤やカーリング剤はできるだけ原料の特性を活かす為に必要最低限の成分しか配合していないので、限りなくメインの原料単体に近い処方になっています。
それでも他の成分を少量組み合わせて配合することで成分同士の相互作用によってメインの原料単体の効果だけでは得られない強度・保湿・艶・滑り・持続性などをより効果的にすることが出来ます♪
まぁ、そういう理由もあってWECO BASEでは原料の“生詰め”での販売はしていないんですけどね…
だって原料を小分けして販売しているだけって…塩じゃないんだから^^;
それなら原料メーカーの代理店から仕入れた方が中間マージンが無いほうがコスト的に…ねぇ?
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昨年から試行錯誤しながら考えていた“Alice”の試作品で検証…ってもほぼ完成のものですが^^;発売前にどんなものかを紹介します♪
去年のブログの“お取引サロン様へ”や“疎水性反応型Alice”で少し触れましたが内容成分は“ファイマックスー750”の主成分φ型ケラチンをカチオン化したもの^^
カチオン化φ型ケラチンは特別な施術操作…例えば未修飾のφ型ケラチンを酸縮合による高分子化などしなくても、塗布してから少し時間を置くだけで同等の毛髪破断強度があります。
つまり、未修飾のφ型ケラチンと同等の補修能力があります!!
また、カチオン化されているため毛髪表面に多く吸着しますので皮膜系処理剤だと思われますが、未修飾のφ型ケラチンほどではありませんが、毛髪内部にもちゃ~んと浸透します♪
それから、カチオン化φ型ケラチンのみだと分子量1000と低分子のため、カチオン化高分子ケラチン系処理剤に比べ持続性の問題が…
ということで、“Alice”には疎水性高分子ケラチン処理剤の中でも最も補修能力の高い“プロティキュートCガンマ12”を配合し、また混合処理剤として作ることで同じ疎水性ケラチンでも低分子と高分子のお互いの欠点を補いました^^
使用方法として今回もファイマックスー750同様にできるだけ高濃度で提供し、技術者のお好みの濃度に希釈できる様にしたかったのですが、“Alice”に配合しているプロティキュートCガンマ12の希釈方法にクセがあるので希釈せずにストレートで使用して頂きます。
使い方は簡単♪
気になるダメージ部分に塗布してハーフドライするだけ!!
効果としては…
・カラーの後処理で退色を防ぎます。
・マニキュアの前処理でマニキュアの染まりを良くします。
・パーマの前処理で毛先のかかりすぎを防ぎ均一なウェーブ形成。
・パーマや縮毛矯正の中間処理でキューティクルの剥離を防ぎ、毛髪強度の低下を防ぎます。
・トリートメントの処理剤で毛髪内部のダメージホールを補修し、毛髪表面のキューティクルを保護して毛髪内部のCMCの流出を防ぎます。
・アニオンでコンプレックスさせてさらに効果アップ!?
やってみるとこんな感じになります↓
施術履歴…
・2011年11月はじめに縮毛矯正?
・2011年11月末に毛先だけコールドパーマ?
という履歴の髪質は現在こんな感じ↓
施術方法は…
①“Forest Shampoo”でシャンプーで下地作り
②インナーCMC
③“Alice”塗布
④ハーフドライ
⑤ヘマチン
⑥キトサン
⑦“Forest Shampoo”でシャンプー仕上げ!!
写真から手触りなんか伝わらないので見た目だけですがこんな感じです^^;
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久しぶりにアクセス解析をしたところ…“φ型ケラチン”、“フェザーケラチン”、“羽毛ケラチン”と検索キーワードが急激に増えて先月の約2倍もアクセス数が増加していたので、今日は“φ型ケラチンの総集編”にしてみます。
そもそもφ型ケラチンの原料は従来の羊毛や人毛からではなく、水鳥の羽毛を加水分解して得られるケラチンです。
従来のケラチンとの大きな違いはアミノ酸組成が羊毛ケラチンに比べて約1.5倍疎水性アミノ酸を多く含有していること!!
疎水性アミノ酸が多いことで、毛髪を構成している成分との疎水結合が促進して親水化したダメージ毛を健康毛に近い疎水性に導きます。
もう一つはα型ケラチンとγ型ケラチンの両方の性質を兼ね備えた構造のβシート構造という平面的な構造であるため、シルク(βシート構造)に似た非常に柔軟性のある分子構造のケラチンです♪
またβシート構造のため吸湿性が低く、湿度による広がりなどを抑制し、羊毛ケラチンにはない“艶感”や“軽さ”といった質感を与えることが出来ます。
現在、このφ型ケラチンには未修飾タイプとカチオン化タイプの2タイプがあります。
・未修飾のφ型ケラチンは平均分子量750という低分子なのですが、pH4付近で酸処理すると酸縮合し分子量が750から32倍の約24.000へ高分子化します!!
・カチオン化タイプは未修飾のφ型ケラチンのアミノ基に第4級アンモニウム塩を結合させ、カチオンの電荷を付与したタイプで平均分子量1.000という低分子です。
未修飾タイプの様に酸縮合による高分子化はありませんが、カチオン性を持つことによって特に傷んだ毛髪表面に多く吸着する性質があります。
基本的にどちらも同じく疎水結合を促進し、カラーやパーマの前処理ではコルテックス間のCMCの流出を防ぎ、過酸化水素やブリーチ処理の過酸化によって生成されるシステイン酸の増加を抑制し、S-S結合の減少を防ぎます。
最近はよく「どう使用するのが効果的か?」というメールを多く頂くのですが、個人的には…
パーマの中間処理で未修飾タイプの特性を活かして、低分子で浸透後(クリープ処理剤としては最高^^)に酸縮合による高分子化を利用してウェーブ効率アップ♪
扱いやすさ優先でカチオン化タイプ使用でもいいんじゃないでしょうか?
以上、φ型ケラチン~総集編~終了です^^
さらにφ型ケラチンの詳細を知りたい方はファイマックスー750を参照して下さい。
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