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CATEGORY : ケミカル

シリコン

ヘアケア剤に配合される“シリコン”は正確には“シリコーン”なんですが、面倒くさいので僕のブログではシリコーンの事をシリコンと呼びます^^決して勘違いしているわけではありませんよ~^^;

※シリコンは半導体等に使用されるもので、シリコーンはヘアケア剤等に使用されるシリコン樹脂のこと!!

 

今日は“シリコン”について…お客様や、美容師の後輩からのよくある質問をまとめてみました。

まず、“シリコンが毛穴が詰まる”ですが、シリコンの特性上疎水性部分に吸着し、親水性部分には吸着しません!!

なので、親水性の地肌に吸着し、毛穴を詰まらせるなんてありえない!!※シリコンの一部製品には親水性部分に吸着するものもありますが、ほとんどは洗い流さないオイルトリートメントに配合されてます。

あれ?って気づいちゃった?健康な髪は疎水性でダメージ部分は親水性…じゃ、コーティングして保護するべきダメージ部分に吸着しないじゃん!!…ってご安心を^^;

サロントリートメントでは主にケラチン系トリートメント処理剤で親水化したダメージ部分を内部補修しながら疎水化させるので、シリコンはちゃんと吸着します。

もうひとつは“シリコンがキューティクルに蓄積して剥がれる”って…ん~…毎日、大量のシリコンをベッタリくっつけてハイテンションでブラッシングすれば確かに剥がれるかも^^;10年以上前にそんな製品はよくあったよね^^;

最近のシャンプーに配合されてるシリコンは揮発性のものが多く、洗い流せばほとんど洗い落ちてしまうしね^^;

しかも、シリコンで剥がれたんじゃなく始めから剥がれてたんじゃないのかな^^;シリコンでコーティングされてる間はほとんど剥がれないしね。

キューティクルが内部(コルテックス)との間の結合が切れれば剥がれます。本当は剥がれてるのにシリコンでなんとか剥がれないでいる状態…だから…ね?

 

…あんまり広告に踊らされないで下さい。そして意味も解からず毛嫌いしないで下さい。

いくらホームケアでノンシリコン系のケア剤を使っていても…サロンで使用される薬剤(カラー剤、パーマ剤、縮毛矯正剤、トリートメント剤)のほとんどにシリコンは入っていますから^^

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ケミカル

リピジュア

先日アクセス解析してたところ“ペリセア”で検索される事が一番多かったです^^;

今更だけどってつもりで書いたけど、検索されれてるって事はまだまだ期待されてる高機能性原料って事なんですかねぇ?まぁ、ヘアケアの分野だけでなくスキンケアの分野でも活躍してるし☆ペリセアが高機能性原料としてデビューしてからしばらく経つのに…やっぱり良い物はいいんですね!!

ペリセアに関しては簡潔に書いただけなので、さらに詳しく知りたい方はコメント欄で投稿してもらえればその件について書いてみます^^化学者や研究者ではないので美容技術関連に限った話ししかできませんが^^;

 

今回はリピジュアについて☆ペリセアもサロンワークに欠かせないトリートメント処理剤ですが、こちらのリピジュアもWECO BASEでは欠かせないトリートメント処理剤です!!

リピジュアは日油株式会社の製品で現在、世界で280社、約2600品目の医薬品や化粧品に応用されている高機能性原料で表示名は…

・ポリクオタニウム―51

・ポリクオタニウム―61

・ポリクオタニウム―64

・ポリクオタニウム―65

と、表記されてますが4種類ともすべて“リピジュア”の事です☆ちなみにWECO BASEで取り扱いがあるのはリピジュアNA(ポリクオタニウム―61)とリピジュアC(ポリクオタニウム―64)の原液☆

このリピジュアは、人口皮膚や人工臓器などの医療用として人間の細胞膜をモデルに開発されたリン脂質で細胞膜を構成するホスファチジルコリンの極性基と同一の構造をもつ2―メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンを構成単位とする世界初の水溶性ポリマーです。

特徴といえば…

・ペリセア同様に両親媒性という特性を併せ持っています!!

・ヒアルロン酸の保湿力を比較すると約2倍という高い吸保湿があり、水で洗い流しても保湿効果が持続します!!

・乾かすとラメラ層の疎水性皮膜を形成!!

・カラー剤の退色防止効果!!

当たり前ですが、カラー剤やパーマ剤でキューティクル最表面のF層にある脂質(18MEA)が破壊されたことによって親水性になるため、ダメージ毛にはカチオン化された物質が有効的に働きます。なので、カチオン性物質であるリピジュアを塗布するとナノスケールのラメラ構造を形成し、毛髪表面が再疎水化されることによってダメージ毛を健康毛とほぼ同じ破断強度まで修復します♪

ちなみにこの“リピジュア”…原液から希釈する場合たったの1%(有効濃度0.05%)の添加で効果・効能が得られます♪

リピジュアをより効果的にするために僕がよく使うパターンがコレ↓

アニオン性であるペリセア0.5%溶液を髪の毛全体につけて1分間浸透。そうすると少しきしみ始めます^^;次にカチオン性であるリピジュアNAとCを各0.05%溶液を混合したものを重ね付けします☆そうすると・・・イオン同士が重合反応を起こしてペリセアとリピジュアが効果的に髪に長期間付着しトリートメント効果が持続します♪

ちなみにリピジュアNA(ポリクオタニウム―61)が疎水性皮膜で、C(ポリクオタニウム―64)が含水性皮膜を形成します。なので、カラーの退色防止やダメージ毛の破断強度を上げるにはNAが有効的で、水分たっぷり含むCのほうがスキンケアの配合がオススメ!!ですが、スキンケア製品の多くはポリクオタニウム―51の処方が多いのです…各リピジュアひっくるめて“塗る美容整形”とも呼ばれるくらい高機能性原料であることは間違いない!!

 

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ケミカル

φ型ケラチン

やっぱりいつの時代も美容師を困らせるのはダメージ毛!!

例えば、6ヵ月の間にカラー・パーマをそれぞれ3回繰り返したケミカル的なダメージ毛にさらにストレートアイロンやカールアイロンで熱変性を起こしたダメージ毛に対し、どのようにカラーやパーマを施術しますか?

カラーを繰り返した髪の毛、どう対処すれば色持ちが良くなる?・・・間接染料のみのカラー剤?微アルカリカラー剤?中性カラー剤?ヘナ?

パーマを繰り返しかけた髪の毛、どう対処すればダメージを抑えて大きなカールやリッジが出せる?・・・スピエラ?システアミン?サルファイト?W還元?クリープ?熱処理?

毛髪に与えるダメージを極力抑えたカラー剤やパーマ剤、技術はたくさんあります。けれど毛髪内部の栄養分が流出したまま施術するよりも、栄養分を補給してから施術した方がケミカル的なダメージを予防しつつ、カラー剤の染色率やパーマ剤のカールの形成力を上げる事によってより綺麗に仕上がります。もちろん縮毛矯正やデジタルパーマによる“ビビリ”も今まで難しいと思われた施術も補修可能になります^^

で、具体的にサロンでは前処理、中間処理、後処理とトリートメント剤を施術工程に組み込むのですが、ただトリートメントをくっつければいいってわけではありませんよね^^;カラー剤やパーマ剤が毛髪に与えるダメージは全く別物なので、それぞれの毛髪内部の損傷度を調べます。

そう何が不足してるか?

基本的にダメージ毛に対してトリートメントを設計する場合、カラー剤やパーマ剤に含まれるアルカリ剤によって毛髪内部のNMFやCMCなどの保湿因子が流出しますので、まずはこのNMFとCMCを補給します。

ただNMFとCMCの分子量はとても小さいのでこの二つを抱え込むように保持する成分ケラチンを補給します!!このときのケラチンは高分子の状態で、結晶性のα型ケラチンと非結晶性のγ型ケラチンを補給します!!

このNMFとCMCとケラチンを毛髪内部に補給することによって擬似毛髪が完成します^^vそうすれば必要以上にダメージは作られないし、カラーの染色率が上がったりパーマのカールが長持ちします♪

 

代表的なものでNMFはアミノ酸や尿素、CMCにはセラミドやペリセアとありますがケラチンは少し違います^^

ケラチンは羊毛から加水分解されて生成されますので原料は同じ!!ただし分解される過程で、α型だったりγ型だったり、分子量を1000という低分子から60000という高分子まで調整され、さらにはアルキル化、シリル化、カチオン化などの化学修飾など製造過程は様々になってきます。そうする事によって同じ原料でも・・・

・カラー剤に適したケラチン

・パーマに適したケラチン

・質感を柔らかくしっとりと、硬くハリとツヤを!!

など、いろいろな質感や仕上がり感をコントロールできます^^

 

ここでちょっと変わったケラチンが一つ^^羊毛由来ではなく羽毛由来のケラチンです☆

ダメージ補修する時、羊毛ケラチンが効果的に補修するのは事実だけれど、どうしてもケラチンのみだと硬い質感になってしまいがち・・・なのでシルクだったりコラーゲンを使ったりするのですが^^;どうもシルクは原価が高くなるし、コラーゲンはパーマ時にダレの原因になって不向きなタンパク質だったりと・・・何か良いトリートメント処理剤はないかなぁ・・・あった!!羽毛ケラチン^^v

基本的に動物の毛はα型とγ型の2種類の組み合わせでできているのに対して、羽毛はφ型ケラチンから出来ていて一つの分子内にα型とγ型の両方の性質を併せ持っているので軽くてしなやかな質感に加え、従来の羊毛ケラチンに比べて疎水性アミノ酸が1.5倍多く含まれるってことが特徴!!

どういう事かというと羊毛のα型ケラチンは螺旋構造・・・α型ケラチンの螺旋が1周するのに平均3.6個のアミノ酸が使われて立体構造になっているのに対し、羽毛ケラチンはφ型ケラチンといって平面的なβシート構造になってて・・・つまりシルクタンパクの構造に近いわけです!!

そう!!ケラチンなのにシルクみたい♪

さらにちょっと面白いのが酸縮合する事によって高分子化するって事!!

WECO BASEが扱っているφ型ケラチンの分子量は750と低分子なのですが、pH4付近の酸処理をすると瞬間的に酸縮合を起こし、疎水性タンパク質に変化!!このときの分子量は24000オーバー^^;

また、WECO BASEが扱うφ型ケラチンはアニオン性なのでカチオン性のものとも結合します!!

通常、高分子ケラチンで頑張っても破断強度は110gf前後までしか修復しないのに対し、いつかのブログでも書いたようにWECO BASEでは毛髪の破断強度を100~130gf付近まで修復します^^v

個人的なレシピは・・・φ型ケラチンにヘマチン+酸リンス+カチオン化18MEAかな^^;

まぁ、なんにしてもφ型ケラチンのみ使用って事はないけどね・・・。

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ペリセア

つい最近のこと、自宅に着いたらガムを髪にくっつけた姪っ子がいました!!表面的にくっついていれば氷で冷やして簡単に取れたのに…頑張って取ろうとしたんだね^^;

くっちゃくちゃにガムが絡んでる…こんな時はチョコレートやバター・マーガリン等、油脂を含んでるもので揉みこんであげればガムは溶けてキレイに取れます☆ガムの主成分には酸ビニール等が使われてて、これらは親油性だから油脂類で溶けるんですねぇ。

ちなみに姪っ子はバターで取りました^^もちろんバター臭いので髪の毛洗っていくかと思いきや…家に帰ってから洗うってさ!!変わった子^^;とりあえず冷蔵庫の中にバターは必需品だね♪

 

サロンで必需品といえば“ペリセア”!!一番手前に写ってるのがペリセアL―30(30%原液)です。“ペリセア”を使ったことのない人はほとんどいないんじゃないかな?

もう5年位前の話だけど、旭化成が開発したリジンというアミノ酸を原料にした世界初のジェミニ型両親媒性物質(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)で、当時もの凄く話題になった高機能性原料なわけだけどあらゆる美容メーカーがこぞって製品、縮毛矯正剤やトリートメント等に投入してきたからね^^;

で!!ペリセアの特徴といえば、たったの1分で効果がわかる!!その1分の間にラメラ結晶構造再生、カラーの染色率アップ、パーマのカール形成力アップ、紫外線カット、キューティクルのリフト防止、保水力アップe.t.c.

 

ペリセア―L30といえば30%原液なわけだから当然希釈して使います。

・ブローローションや化粧水作るなら精製水199ccにペリセア-L30を1gを添加・・・約200倍に希釈(ペリセア0.3~0.5%溶液)したものをブローローションとして使うとしっとりサラサラに♪※これ以上希釈濃度を高めるとかえってキシミます><このキシミは髪質が良くなったことによって生じるキシミですけどね^^;

・カラー剤やパーマ剤には3%添加することによってカラー剤が良い意味で深く染まりパーマはプルン♪としたカールを形成します。※3%以上の濃度で配合すると薬事法に抵触するかも知れない^^;

・ペリセアはpH約7.2のアニオンで、酸やカチオン化された製品と混ぜるとコンプレックスを生じます・・・という事は・・・逆に酸やカチオン化された製品を組み合わせるとより長い期間毛髪内に留めておくことが出来ます☆その辺は工夫してね。

ペリセア―L30は極少量の添加でカールの形成力の違いや色の深い染まり方は凄いねぇ~って感動したけど・・・したこと無い?

まぁ、美容師が扱うトリートメント処理剤の中にペリセア配合なんて謳っている製品も多くは実際使ってみるとこんなもんか?って感じで効果があまりでないのが現状かも・・・単純にペリセアの有効濃度に達してないだけだと思うけど^^そう、ただ配合してればいいってワケではない!!話題の成分だからとりあえず配合しとけ~って感じ?0.01%でも配合してあれば成分表に記載できちゃうからね^^;;※ペリセアの有効濃度は0.5%溶液です。0.01%からすれば50倍の濃度。

 

もうちょっとペリセアについて詳しく・・・

ペリセアをカラー剤や、パーマ剤に3%混ぜて使用するとツルンとした感触に仕上がりますが、それはカラー剤やパーマ剤に含まれるアルカリ剤によって剥がれかけたキューティクルをペリセアがキューティクルの最表面にある18MEA等の脂質等と相互作用しやすい疎水基をふたつ持っているために内部の保水力を高めプルン♪とし、また毛髪表面への疎水性相互作用により吸着しツルン♪とした感触になります^^

ペリセアは付けた瞬間に手触りの感触が変わるくらいに浸透が早い!!一分間で毛髪内部へ素早く浸透してしまう・・・これにはペリセアの持つ3つのカルボキシル基や4つのアミド結合が毛髪を構成しているケラチンタンパクにもカルボシル基やアミド結合がある様に相互作用するからですね☆

また、よく美容師さんがCMC(細胞膜複合体)と言いますが、これは一体どんな構造をしているかというと脂質二重層という構造です、ちなみにペリセアはジェミニ構造(二鎖型)を持つため毛髪内部のCMCと相互作用しやすいのです^^それだけに毛髪内部との親和性の高くなり、素早く浸透しさらに外部に流出しにくい理由の一つなんですね♪

これだけ言ってしまうと何かピーン!!と気づいてしまった方も多いのでは^^?

ペリセアが毛髪内部のCMCやカルボシル基を持った各種ケラチンに相互するということは各種ケラチンPPTやペリセア以外のCMC(セラミド、スフィンゴ糖脂質等)などを併用することによって毛髪の保水力や破断強度がPTT等単体で使用する時よりもさらに改善されます^^v

縮毛矯正の失敗・・・毛先のビビリ!!このビビリ治しに必要なトリートメント処理剤の一つでもあるしね☆この辺の話はまた後日^^

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シャンプー

毎日皆さん毎日シャンプーしますよね?何を基準に選んでますか?

価格、量、香り、手触り、泡立ち、カラーケア、パーマケア、頭皮ケア、クチコミ?・・・判断基準は様々ですねぇ~。

まぁ、人にはそれぞれの髪質や悩みがあるように選ぶ目的変わって当たり前なのですが・・・今回は美容師がシャンプーを選ぶ判断基準というより、ケアリストが考える良いシャンプーの選び方を教えます^^

ちょっと注意が必要なシャンプーキーワード・・・無添加、ノンシリコンです。

なんだか世間ではこういうものが流行っていますねぇ・・・で、何が注意がなのか?ですが、まず無添加○○○シャンプー・・・大概のものは防腐剤のパラベン等が入ってないと謳っている商品が多いと思いますが、入っていたとしても“キャリーオーバー成分”として成分表に記載しないとか、そのパラベンに替わる防腐剤が凄い量で入ってるとか?でも、僕が注意してほしいのは防腐剤ではなく界面活性剤(気泡成分)のほう・・・“脂肪酸Na”“カリ石鹸”とか成分表に書いてあったら“石鹸”が入ってるってことです。

石鹸系で普段ヘアケアされてるお客様の髪の毛はカウンセリングの時点で触った瞬間判ります。ん~・・・なんていうのかな・・・石鹸系独特のカラーの退色、手触り、きしみ、乾燥等です。

何で今まで使っていた市販のシャンプーから変えたのか理由を聞くと、市販のシャンプーは髪に良くないと聞いたとのこと・・・確かに無添加って謳われると何だか良さげに聞こえる^^;でもだからって無添加系の商品が良いものとは限らない!!

ちなみに石鹸系シャンプーを使うと水の中に含まれる遷移金属のカルシウムイオンと石鹸の化合物に反応してカルシウム石鹸と言うものが出来ますが、これ石鹸カスやスカムと呼ばれきしみの原因です^^;ある程度は酸リンスで除去できますが完全には難しいと思います。それに市販のシャンプーで多く採用されてるSLS(合成界面活性剤)に比べても抜群の脱脂力があるので、カラー剤がしっかりと退色されます;;

無添加系の製品が全てとはいいませんが、石鹸系のもの使っていて色持ち、手触り、枝毛、乾燥良くなりました?髪質やカラー、パーマの持ちを良くしたいのなら使わない事!!こんな事書いてると嫌われてしまうと思うけど、石鹸系の成分は化学的に見て髪質が悪化する事はあっても良くなる要素はありませんから・・・ね^^;

シリコンもそうですが、何故こんなにもノンシリコンシャンプーが流行ってるのでしょうか?

毛穴が詰まってしまう?カラーやパーマの薬液が浸透しない?・・・誰から聞いたのでしょうか?まさか美容師さんから聞くことはまず無いとは思いますけど?必ずっていっていいほどカラー剤やパーマ剤には入ってるからね^^;

シリコンには種類が豊富にあります。女性が使うファンデのパウダー状から機械部に使われる潤滑油のオイル状とか?そう種類は豊富♪

確かに約10年前は皮膜形成がとても強いタイプで、毛穴が詰まってしまう物やカラーやパーマの薬液が浸透しない物も一部ヘアケア剤にも使われていた時もありました・・・そう10年前は!!

こんなに皮膜形成の強いタイプは僕ら美容師にとっても厄介でしたよ・・・だってカラーやパーマの薬剤が浸透しないって・・・困る^^;

そんなこんな要望から現在のヘアケア製品に入っているシリコンはラップみたいに皮膜形成するのではなくガーゼの様にメッシュ状というか網目状に皮膜形成するから現在は困らなくなった☆

手触りを良くするための感触剤としてシリコン以外に高分子ポリマーなどもあるけど・・・まぁこの辺の話はまたいつかしますが、シリコン無しでコーティングしなかったら、傷んでキューティクルが開いた状態の髪の毛同士が摩擦起こして余計にキューティクルが剥がれてダメージが進行するって!!

何故今ノンシリコンシャンプーが流行っているのか・・・素髪で綺麗な髪???

まぁ、無添加やノンシリコンって謳っていても洗浄成分がアミノ酸系洗浄剤だったり、シリコンの替わる高分子ポリマーやキトサン等の皮膜系成分で良く出来た製品ならオススメですけどね^^

シャンプー選びの相談にのりますよ~^^ケアリスト的には良い製品なら例えWECO BASEに無い物でもオススメ紹介はしますから^^

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グロスフィリン

“ヘマチン”の原液!!これを3%に希釈した物が↓です。前回の“ヘマチン”をもう少し詳しく書いてみます^^

“ヘマチン”といえばヘモグロビンから作られた製剤のことで別名“グロスフィリン”、効果といえば・・・

カラーの退色防止、タンパク質定着強化、育毛促進、脱毛予防、脱臭効果、薬害除去、活性酸素除去、UVカット、後は・・・白髪をだんだんと黒髪が生えてくるように働きかける等!!

様々な効果をもたらす素晴らしいトリートメント処理剤(架橋剤)の一つです。

では、前回の内容で“ケラチン”と組み合わせると架橋構造を形成し、毛髪強度がアップすると書きましたが、具体的にどの様に?ってとこです^^

“ヘマチン”ってのは血液中に含まれる血色素成分からなるポルフィリン誘導体のことで、環状の基本骨格の中央に鉄原子を配置しています・・・

化学式ではC34H32ClFeN4O4ちょっと難しくなってきたかな^^;?

で、この“ヘマチン”は鉄(Fe)を有するという特徴のゆえに金属タンパク質なんて呼ばれたりします。さらにグロビンタンパクのヒスチジン残基も併せ持つのも大きな特徴です!!

と、いうことは・・・美容師さんがこのブログを見てたらもう気づいてしまった方も多いはず^^;

グロビンタンパクから切り離された状態の“ヘマチン”はケラチンに含まれるヒスチジンと結合します。

※解りやすく例えればマジックテープの引っ掛かるほう(ケラチン)と引っ掛けるほう(ヘマチン)の関係です^^;

もうひとつ、ポルフィリン内にあるビニル基とケラチンタンパクのひとつであるシステインも併せて結合するためにもの凄く毛髪強度がアップするんですね♪

前回のブログにWECO BASEでのトリートメント効果について、「カラー剤やパーマ剤で傷んだ髪の毛の破断強度が60~80gfだとすると、100~130gfまで修復します☆」と書きましたが、どのくらいの修復度合いかというと・・・

通常の健康毛の破断強度は140~160gfといわれてます・・・WECO BASEのトリートメント頑張ってるでしょ^^;

ちなみにWECO BASEは“濃密ハホニコトリートメント”なんてメニューで呼んでますけど、この“ヘマチン”使ってるからだけでは無いですよ~><

WECO BASEの“濃密ハホニコトリートメント”は“ヘマチン”含めて最低でも12種類のトリートメント添加剤を追加使用し、髪質によって必要であれば最大5種類ほど追加しますからね^^

今回は“ヘマチン”について書きましたが、他のトリートメント添加剤は又の機会に書いてみます^^

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