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CATEGORY : Libra Carl 5&7&9 コスメ系パーマ液

ダブル還元パーマのメリット

最近は“Libra Carl 7(中性システアミン7%)”を発売したこともあり、還元剤やクリープパーマ関係の質問が多くなってきました。

その中で特に“パーマがかかり難い”や“パーマが落ちやすい”といった毛質に対してどう対応したら良いかという質問が多かったので、今日はダブル還元パーマについてです。

実際に毛髪診断をしなければなんとも言えないのですが、そもそも“パーマがかかり難い”や“パーマが落ちやすい”という毛質はどんな毛質でしょうか?それらが解るとかかり難い毛質もかかりやすく落ち難いパーマ施術が可能になってくると思います…。

 

既にご存知の方は多いと思いますが、毛髪内部のS-S結合にはS1とS2とS3が存在します。

まず、S1とは疎水性のマトリックスとマトリックスの間を架橋している親水性のS-S結合のことです。

次にS2というのは親水性のフィブリルと疎水性のマトリックスの間を架橋している疎水性のS-S結合のことです。

最後にS3はマトリックスの内部またはミクロフィブリル内部のS-S結合…具体的にはダイマーやテトラマーといった部分のS-S結合が開裂すると毛髪は維持出来ないそうです^^;

 

ということで、毛髪内部のS-S結合に種類があるのはご理解頂けたと思います。では次に、どの還元剤がどのS-S結合を切断するかが解るとかかり難い毛質、落ちやすい毛質という悩みから開放されると思います♪

まず、還元剤は種類によってS-S結合を切断する部位と部分が違います。

部位の違いといえば…

・チオグリコール酸、システインは主に親水性のS1へ作用。

・スピエラ、システアミンは主に疎水性のS2へ作用。

部分といえば…

・チオグリコール酸(S1)、スピエラ(S2)は毛髪内部の中心までを還元部分とする。

・システイン(S1)、システアミン(S2)は毛髪内部の外側を主に還元部分とする。

以上を踏まえるとどうでしょう?

ダメージが進行していないからってチオグリコール酸使えば良い?…毛質がS1よりもS2の多い毛質だったらかかり難く取れやすくありませんか?

ダメージが進行しているからってシステアミン使えば良い?…毛質がS2よりもS1の多い毛質だったらかかり難く取れやすくありませんか?

 

ということで本題です^^

今までパーマがかかり難いと思ったときに使っていた還元剤の種類を思い出してみてください…S1のみ還元剤や、S2のみ還元剤を使用していませんでしたか?

極度の熱変性などの理由を除けば、S1とS2の両方を切断すればパーマがかかり難いとか取れやすいといった毛質は少ないんじゃないでしょうか^^?

ダブル還元のパターンとすれば…

・酸性チオグリコール酸(S1)→アルカリシステアミン(S2)

・中性システアミン(S2)→アルカリチオグリコール酸(S1)

・中性システアミン(S2)→アルカリシステイン(S1)

・スピエラ(S2)→アルカリチオグリコール酸(S1)

・スピエラ(S2)→アルカリシステイン(S1)

おまけにトリプル還元のパターン…

・酸性チオグリコール酸(S1)→中性システアミン(S2)→アルカリチオグリコール酸(S1)

・酸性チオグリコール酸(S1)→中性システアミン(S2)→アルカリシステイン(S1)

・酸性チオグリコール酸(S1)→中性システアミン(S2)→アルカリシステアミン(S2)

・酸性チオグリコール酸(S1)→スピエラ(S2)→アルカリチオグリコール酸(S1)

・酸性チオグリコール酸(S1)→スピエラ(S2)→→アルカリシステイン(S1)

・酸性チオグリコール酸(S1)→スピエラ(S2)→アルカリシステアミン(S2)

なんだかキリがないのでこの辺で^^;

ダブル還元・トリプル還元の基本的な施術は効率よくS1とS2の2種類のS-S結合をすばやく切断すること以外に還元時間短縮によるアルカリのダメージを極力避けることもありますので薬剤塗布は…

・酸性還元→アルカリ還元(3~5分)

・中性還元→アルカリ還元(3~5分)

・酸性還元→中性還元→アルカリ還元(3~5分)

※ちなみにアルカリ還元(S1)→アルカリ還元(S2)はダメではありませんよ^^;

の順番になります。この後クリープパーマに展開するとより良い結果が得られるでしょう!!

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“Libra Carl 7”11/26(土)販売開始!!

お待たせいたしました!!中性システアミン7%の“Libra Carl 7”が11/26(土)に販売開始です♪

はじめに…予定していた販売価格の訂正です↓

NET/500ml 1.300円(税抜き) →NET/500ml 1.200円(税抜き)

通常のパーマ液は医薬部外品登録のもので400mlのサイズという規格なのですが“Libra Carl 7”は化粧品登録で縛りがないため500mlサイズです★

なんでもそうですが、製品というものは量を作れば1つ当たりのコストは下がります!!

ちなみに“Libra Carl 7”を400ml換算すると960円になります^^

さらに“Libra Carl 7”はシステアミン濃度7%と濃度が高い為、ダメージレベルによっては2~7倍に希釈して使用するためコストは以下の通りです。

400ml換算で、( )内はシステアミン濃度です。

・2倍希釈(3.5%)=480円

・3倍希釈(2.3%)=320円

・4倍希釈(1.75%)=240円

・5倍希釈(1.4%)=192円

・6倍希釈(1.16%)=160円

・7倍希釈(1%)=137円

システアミン濃度の目安としては…

・2.3~7%でダメージ毛にシングル還元。

・1.4~3.5%でプレ還元。

・1~1.4%で還元トリートメント。(増粘剤が必要になります)

※あくまで目安なのでダメージ毛に合わせて濃度調整してください^^;

 

内容的にはシステアミン単体だと酸性なので、ちょこっとアルギニンを加えて中性に調整して、還元反応を促進する為にヘマチンを添加しました。

“Libra Carl 7”はあえてシステアミン濃度を高めに設定した理由は、ダメージ毛に対して過剰なアルカリ膨潤を避けて還元する事と、毛髪のダメージに合わせて精製水で還元濃度を希釈してパワーコントロールを可能にすること。

要は使い方次第で、ダブル還元やトリプル還元のプレ還元に使用したり、還元トリートメント、ビビリ補修、他(S1)の還元剤のミックスしたりと“Libra Carl 7”一つで用途は様々です。

あえて使用条件をつけるなら…【ケミカルに自信の無い方は使用不可】です^^;

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システアミン濃度とpH

Ba-Baさんからのお問い合わせを一部抜粋します^^;

「…こちらの中性システアミンを紹介されていたブログを拝見しましたが、どれくらいのウェーブが出るのかもっと分かりやすい写真はありませんか?…P.S営業では○○のコスメハードタイプをメインで使ってます。」

というご意見を頂きましたので、こんな感じで検証しました^^;

左半頭:某コスメカーリング剤 pH9.2 システアミン濃度1.8%

右半頭:Libra Carl 7    pH7.0 システアミン濃度5%

※“Libra Carl 7”はpH7の中性でシステアミン濃度7%ですが、サンプルの在庫が無くなってしまったので、システアミン濃度5%のサンプルで検証します^^;サロンワークでは精製水で3割ほど希釈したシステアミン濃度5%で検証したと思ってください。

①一剤塗布後加湿5分の自然放置5分の計10分。

②中間水洗。

③ファイマックスー750(φ型ケラチン)を精製水で10倍希釈したもので中間処理。

④ヘマチン塗布でケラチンを架橋。

⑤バッファ剤…φ型の酸縮合による高分子化の為。

⑥ブロム酸を7分の2度付け。

↑ウェット状態…うん、やはり画像だと分かり難いけれど左半頭のアルカリコスメの方がしっかりとしたリッジが出てる。

↑スタイラーでブワァ~っとドライ…う~ん、やっぱり画像だと分かり難いけれど左半頭のアルカリコスメの方がリッジがしっかりと出ました。でも、パッと見はあまり差異は感じられないかな^^

触った感じは左半頭の方が若干の硬さとパサツキを感じますが問題は無いレベルです。右半頭はシステアミン独特の柔らかさがしっかりと出て良い感じです。

同じシステアミンでもアルカリに頼らずに中性でここまでの結果が出ます。

注意点とすれば、いくら中性域でもシステアミン濃度が約2.8倍も濃いので、しっかりと中間水洗をして還元剤を流しましょう!!

Ba-Baさん、こんな感じの検証で良かったでしょうか^^;?

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還元トリートメント

今日は“Libra Carl 7”と増粘剤の組み合わせで還元トリートメント!!

今回、用意した毛髪はブリーチ×2回の過膨潤縮毛矯正(アイロン操作180℃3秒プレス)×2回で、もう毛先はポーラス毛になって全体の手触りはゴワゴワ^^;

毛髪内部はブリーチ剤と縮毛矯正剤の強いアルカリで“ランチオニン”が生成され、毛髪のダメージレベルに合わない過剰な還元剤濃度によって“混合ジスルフィド”を生成、二剤も過酸化水素濃度3%であえて過剰酸化させてシステイン酸も生成★…つまり過収縮によってビビリの状態です。

ポーラス毛+過膨潤によるビビリであれば毛髪内部のS-S結合がほとんど存在していない状態なので、ただ普通にトリートメントしても毛髪内部に定着しないからトリートメントが持続もしなければ効果も薄い^^;

もし、こうなった場合トリートメントで効果的に毛髪を修復するには…還元剤が必要になります!!

酸性領域の還元剤は基本的にコルテックスを強化する働きがあります…還元剤のSH基(チオール基)はアルカリ領域で活性化しS-S結合を切断する作用がありますが、酸性領域だとアルカリ領域に比べ活性化せずにケラチンPPTと組み合わせ、酸化させることで毛髪内部に擬似的にS-S結合を生成して毛髪強化をします。

さらに、“Libra Carl 7”の主成分…システアミンの特性上他の還元剤に比べ、混合ジスルフィドの生成を抑制もしくは減少し、酸化処理によって疎水基相互作用によって過収縮を改善する働きがあるため、今回の様なポーラス+過収縮毛にはシステアミンによる還元トリートメントが効果的!!

上記を踏まえて以下の施術になります♪

①まず、補修したい部分にファイマックスー750の10倍希釈を塗布し、ヘマチンを重ねて塗布して前処理をします。

②“Libra Carl 7”を5倍希釈してシステアミン濃度を約1.4%に調整します。ただこのままだとシャバシャバの液体なので開発中?の増粘剤を3%添加して塗布しやすいゲル状にしたものを前処理剤の上から重ねて塗布します。

③還元時間は自然放置で5分したらお流しです。

④中間処理でファイマックスー750の10倍希釈を塗布したら、テンションをかけずにコーミングしながら湿熱で5分+冷風で1分。

⑤テンションをかけずにブロー後、毛質に合わせて100℃~150℃でアイロン操作。

※アイロン操作時の中間処理のケラチンPPT処理剤はα型ケラチンが熱処理+テンションをかけることでα型からφ型へ移行してファンデルファールス結合を強化するのが有効ですが、今回テンションを加えないので、あえてシステイン酸を抑制する効果の高いφ型ケラチンにしてみました^^;やるなら酸性チオグリコール酸のときで→酸性チオグリコール酸でビビリ補修

⑥ブロム酸で酸化処理。

今回は左サイドのみ還元トリートメントしました。何も付けずにハンドブロードライ…中間部分アップ画像↓

毛先部分アップ画像↓

全体画像↓

写真ではなかなか伝わりずらいですが、ゴワツキがとれて柔らかくサラサラになりました♪

施術ポイントとしてはヘマチンと疎水性ケラチンと還元剤(pHと濃度)でしょうか…。

今回あえて使用しなかった疎水性γ型ケラチン、疎水性α型ケラチン、リピジュア、キトサンなどを併用すればもっと良い結果が得られると思います^^;

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ポルフィリンと酸化還元反応

前回の中性システアミン“Libra Carl 7”の続きで、“ポルフィリンと酸化還元反応”についてなんですが、その前に一つ訂正があります^^;

前回のブログの中で、これから“Libra Carl 7”とアルカリ剤と増粘剤の組み合わせでいろいろできちゃうレシピをアップしていく予定でしたが…予定していたアルカリ剤が濃度的に危険物扱いとなり、薬事法に収まらないので作れないという事になりました…まぁ、その辺はダブル還元、トリプル還元で対処ということで^^;

それでなくても“Libra Carl 7”のシステアミン濃度7%はかなりの強さがありますけどね♪

では、本題!!“ポルフィリンと酸化還元反応”について…

ヘマチンや銅クロロフィリンって言えば美容師さんならピンとくるはず^^そう、ポルフィリン類似化合物のひとつ金属錯体のことです。

このヘム鉄や銅クロロフィルNaを含むポルフィリンには酸化還元特性があり、酸化にも還元にも良好な触媒作用が得られるというメリット☆

分かりにくい方はこちらを参照して下さい→カラー剤とヘマチンパーマ剤とヘマチン

ってな感じで、WECO BASEではヘマチンしか使わないのですが^^;

・カラーの前処理でヘマチンを毛髪内部に浸透させると、ヘマチンが酸化触媒作用によりカラー剤の過酸化水素による酸化分解を促進し、発色作用時間を結果的に早め染色率アップ♪

・カラーの乳化時には乳化することによって酸化しきれていない酸化染料を毛髪内部に浸透させ、乳化後にヘマチンでさらに乳化させることで酸化しきれていなかった酸化染料をヘマチンが酸化触媒作用により酸化重合を促進し、カラー剤の分子量が増大するので退色を防ぎます。

・パーマにいたっては簡単^^;中間処理でヘマチンを塗布することで2剤である酸化剤の作用をヘマチンの酸化触媒作用によって酸化を促進するもの…

…そう、僕自身ヒントを下さった大阪市のNさんのあるひと言が無ければ僕はヘマチンはただの酸化促進剤+ケラチン架橋剤という認識しか無かったのです;;

二回も言っちゃうけど、ヘマチンや銅クロロフィリンNaなどのポルフィリン化合物は酸化還元特性があるってこと!!つまりヘマチンは酸化促進だけじゃなく還元作用も促進してくれるってことです^^;

では実験、中性システアミン7%にヘマチンを○○%配合して還元促進させてみる!!

中性システアミン7%にヘマチンを濃度別に添加して還元作用の効率が良い配合を特定する実験がコレ↓

まぁ、このへんの%は秘密になりますが^^;上の6種類の中から一部実験結果を公表☆

手順は以下の通り

①23mmウィンディロッド使用。

②左:某コスメカーリング剤、真中:中性システアミン7%ヘマチン入り、右:中性システアミン7%ヘマチン無しで湿熱で7分。

②中間水洗

③ファイマックスー750(φ型ケラチン)を精製水で10倍希釈したもので10分湿熱クリープ。

④クリープ後ヘマチンでケラチンを架橋

⑤バッファ剤…φ型の酸縮合による高分子化の為。

⑥ブロム酸を5分の2度付け。

1剤の還元作用と2剤の酸化作用がヘマチンの触媒効果によって酸化還元反応を促進することから還元時間を10分から7分へ3分間短縮、酸化はブロム酸7分の2度付けを5分の2度付けで4分短縮、合計7分短縮して検証。

左は某コスメカーリング剤はpH8.5のアルカリでもシステアミン濃度が低いためか右の中性システアミン7%に負けてる^^;

真中の中性システアミン7%ヘマチン入りはなかなか均一なウェーブを形成♪

ドライ後ウェーブがが見えやすいようにちょっと刈り上げちゃいました^^;それでも画像だと少し分かり難いのですが、右の中性システアミン7%は根元から中間にかけて若干ダレを感じる程度なのに対して真中の中性システアミン7%ヘマチン入りは均一なリッジ感♪

中性システアミン7%のみと中性システアミン7%ヘマチン入りの結果から、ヘマチンによる1剤の還元促進作用により毛髪内部のS-S結合が速やかに切断され、2剤もヘマチンの酸化促進作用で切断されたS-S結合を速やかに再結合したものと推測。

つ・ま・り…ヘマチンを添加することで酸化還元反応を活性化して時間短縮になり、還元剤としてはアルカリに頼らなくても還元促進できちゃう^^もちろん“Libra Carl 7”にはヘマチンを添加しています♪※ちなみにヘマチンの添加量が多いとウェーブ効率がダウンしました^^;

予定では11月末に…

“Libra Carl 7” ポルフィリン含有中性システアミン7%カーリング剤

NET/500ml 1.300円(税抜き)

での販売予定ですが、もしかしたら遅れる場合もありますのでご了承下さい。

 

※訂正です。還元促進はしません。酸化効率が上がるだけでしたm(__)m

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中性システアミン “Libra Carl 7” 

先日、中性に調整したシステアミン濃度7%のカーリング剤の化粧品申請が完了しました♪

現在工場からの出荷待ちです^^;発売準備が整い次第ブログアップしますので、もうしばらくお待ち下さい。

NET/500ml 1.300円(税抜き)

“Libra Carl 7”開発の経緯としては…単純にダメージの大元であるアルカリに極力頼らずにウェーブ効率の良い還元剤を作ってしまえばいーじゃん!!って感じでした^^;

基本的に還元剤はアルカリ領域でウェーブ効率が良くなるけど、その分ダメージが^^;でも中性域であってもあまりウェーブ効率が落ちない還元剤がシステアミンとチオグリセリン…理由があって今回はシステアミンのみなんですけど^^;

その理由ってのが後からアルカリにふって使えるって事☆

毛質によってはアルカリやS1へアタックできる還元剤が必要な時って必ずあると思うんです…ちなみに同量のアルカリを添加した場合、チオグリセリンは少量でもpHが一気に上昇するので調整が難しくなるため今回はシステアミンのみなんです。

名前の由来にもなった“Libra”は天秤って意味で毛質によってはケースバイケースで酸性にもアルカリにもふれるようにpHは中性に調整、システアミン濃度も後から精製水で調整できるように高めに設定♪pH調整や濃度調整が美容師のお好みで用事調整できるバランスが天秤みたいでしょ^^?

 

実際にどのくらいのかかり具合かはこちらで参考程度に見て下さい。

“Libra Carl 7” プロトタイプでの検証…

コールドパーマ

ホットパーマ

クリープパーマ

…ってな感じですべて中性もしくは弱酸性のままで検証しました。サロンワークでは現実的に考えて多少のアルカリ還元剤が必要に迫られるケースはあると思いますが^^;

上の画像は何かって?これには…“Libra Carl 7”の秘密が!!

次回は「ポルフィリンと酸化還元反応」について…気分次第で書いてみます。

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中性システアミンでクリープパーマ

クリープ時に使用したケラチンはファイマックスー750Ver.と某有名:アルキル化ケラチンVer.で検証。

毛束はカットウィッグの“SPILO 102 ライトブラウン”から切り取ったものを使用。

還元剤は現在開発中の中性システアミン7%で手順は以下の通り。

①20mmロッドに中性システアミン7%塗布、湿熱で10分。

②中間水洗

③左がファイマックスー750(φ型ケラチン)を精製水で10倍希釈、右がアルキル化ケラチン(γ型ケラチン)をエタノール35%溶液で10倍希釈したもので10分湿熱クリープ。

④クリープ後ヘマチンでケラチンを架橋

⑤バッファ剤…φ型の酸縮合による高分子化の為。

⑥ブロム酸を7分の2度付け。

 

ウェット状態↓ではあまり差は無いけれど、クリープ無しのコールドパーマホットパーマに比べればかなりウェーブが安定している…まぁ、本当はアルカリでアクティブさせたクリープが一番なんですが^^;

ドライ後↓はクリープ時に使用したケラチンPPTの種類の違いでは驚きの結果です!!

左がファイマックスー750で右がアルキル化ケラチンです…一目瞭然の結果ですね^^

柔軟性、ハリコシ、手触りはどちらも遜色ない…ただ違うのはファイマックスー750の方が“ツヤツヤ☆”そして“軽いっ!!”

個人的には美容業界最強!?の某有名会社のアルキル化ケラチンの方が安定したウェーブ形成すると予想してたんですけど^^;結果的にはWECO BASEのファイマックスー750の方がダレが少ない♪

結果から考察するに…

同じ疎水性ケラチンでもファイマックスー750の分子量は750、今回使用したアルキル化ケラチンの分子量は20000~40000。

つまりファイマックスー750という低分子の方が毛髪内部のダメージ箇所隅々までに行き渡り、毛髪内部の細部まで浸透し、ヘマチンにより架橋…たぶんこのときにヒスチジン残基に結合する量が必然的に高分子のアルキル化ケラチンよりも効率が良かったのだと推測。

さらに、ファイマックスー750の最大の特徴、酸縮合により分子量約750から約24000へ分子量が高分子化する為、毛髪内部をクリープ後分子量が増した為に形状が安定し、ドライ後のダレが最小限に止めたと推測する。

どちらも内部・外部に作用しますが、イメージ的にはファイマックスー750が主に内部から…アルキル化ケラチンが主に外部からってとこでしょうか^^?

 

 

 

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中性システアミンでホットパーマ

今日はコールドパーマとデジタルパーマの中間であるホットパーマで、現在開発中の中性システアミン7%で検証♪

毛束はカットウィッグの“SPILO 102 ライトブラウン”から切り取ったもので左から…

・中性システアミン7%

・中性システアミン:酸性チオグリコール酸 3.5%:3.5%

・酸性チオグリコール酸7%

今回は処理剤やクリープ無しで、デジロッド20mmに一剤塗布後、60℃で10分間加温。二剤はブロム酸で7分の2度付け。

ウェット後がこちら↓

ドライ後がこちら↓

左から…

中性システアミン7%

中性システアミン:酸性チオグリコール酸 3.5%:3.5%

酸性チオグリコール酸7%

実用的なのはやはり中性システアミン7%でしょうか…前回のコールドVer.の時と比べるとウェット時の変化はあまり無いけれど、ドライ後はデジタルパーマほどではないけれど、ホットパーマなだけにそれなりのリッジが出ている♪

今度はクリープVer.で検証してみます…。

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中性システアミン7%

パーマのダメージってアルカリによるところが大きいのです…だったら中性以下でウェーブ効率の良いパーマ剤を作ってしまえばいーじゃん!!

ってことで、システアミン濃度7%と5%の2種類で中性に調整して、中間水洗しやすいように粘度のないサラサラの中性システアミンを取引先の工場で作ってもらいました^^

用意した毛束は美容師さんがカットウィッグとしてよく使う“SPILO 102 ライトブラウン”

薬剤は左から順に…

・中性システアミン7%

・中性システアミン5%

・中性システアミン3.5%※1

・中性システアミン3.5%:チオグリコール酸3.5%※2

※1、中性システアミン7%と精製水を1:1で割ったもの。

※2、中性システアミン7%と酸性チオグリコール酸7%を割ったもの。

今回は純粋にパーマ剤の還元力の違いだけを見たかったので、加温無し、処理剤なし、クリープなしの施術です。

時間がなかったので少しいい加減な(毛束が均一でない^^;)検証ですが…結果はコレ↓です。

今回は20mmのロットでまきまき…自然放置の15分で中間水洗です。

2剤はブロム酸で7分の2度付けです。

ロットアウト直後のウェット状態を見ると左から中性システアミン7%、5%、3.5%なんだか予想通りの結果に^^

写真だと分かり難いかもしれませんが、一番右の中性システアミン3.5%:酸性チオグリコール酸3.5%はリッジが弱いのですが、根元から毛先までのかかりが一番均一でした…まぁ、S1とS2の両方に作用してるので想定内ですが^^;

手触りに関しては中性システアミン3.5%:酸性チオグリコール酸3.5%が一番滑らかで柔らかく、中性システアミンは3.5%、5%、7%の順によく言えばハリコシが、悪く言えば硬質感が出ました。まぁ、中間処理でいくらでも質感コントロールできるのでその辺りは美容師さんにお任せ^^

 

今回の中性システアミン…

・遠赤や湿熱で加温したら?

・ホットパーマにしたら?

・プレ還元に酸性チオグリコール酸5%で中性システアミン5%を再塗布したら?

・処理剤使ったり、クリープさせたら?

・短時間でアルカリ還元剤再塗布でアクティブさせたら?

・1~2%濃度に希釈してビビリ補修にも良いかも?

ん~…どれもウェーブ効率上がりそう^^中性システアミン7%があったらいろいろ出来ちゃう?

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