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φ型ケラチン…羽毛ケラチン…フェザーケラチン…

φ型ケラチン…羽毛ケラチン…フェザーケラチン…

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ケラチン処理剤といえば羊毛由来…人間のケラチンに似てるってことで羊の毛を加水分解したものが多い…

ただ、この加水分解の過程で疎水性から親水性のケラチンへ…つまりダメージしたケラチン水溶液に(あくまでイメージ的にね^^;)…

親水性のケラチンは親水化した毛髪に馴染みが良いから使い道が無いわけではないのだけれど…

薬剤などのダメージで親水性に傾いた髪を疎水性にするにはやっぱり疎水性ケラチンが必要…

となると個人的には、一丸さんの疎水性高分子ケラチンシリーズなんかが便利なアイテムだと思う。

低分子だと成和さんのシリル化タイプのプロモイスあたりはデジPや矯正に重宝します。…

でも使うタイミングや施術内容によって向き不向きがあるわけで…いろいろとね^^

そこで、今日はこんなケラチンもありますよ~ってお話です。

冒頭にも書いたφ型ケラチン…羽毛ケラチン…フェザーケラチン…呼び名は何でもいいんだけど^^;

元の羽毛が撥水性ということもあって、分子量750という低分子にまで加水分解しても疎水性…撥水=疎水の定義をご存知の方はスルーして下さい^^;

pH4あたりで酸処理すると、酸縮合して分子量が約32倍の24000位の水難溶性高分子へ…ダメージホール内にしっかり留まり、間充物質として機能する優れもの♪

ケラチンの構造的にはαケラチンとγケラチンの性質を両方を兼ね備えた構造のβシート構造という平面構造…そのためシルクに似た軽い質感…柔軟性…艶感に☆

そんなケラチン…面白そうでしょ♪

WECO BASEではこの羽毛ケラチンを配合した処理剤 Trumpを発売してから約2年…

先代のファイマックスー750を数に入れると3年になりますが…

用途は主にクリープパーマの中間処理…

Trumpは疎水性のφ型低分子ケラチン…γ型高分子ケラチン…ぺリセアを混合したアニオン性ケラチン処理剤です。

次回は…時間があればクリープパーマの工程をアップします!!

ちなみにカチオン性φ型ケラチンはこちらAliceに配合!!好評発売中♪

DPP_0510

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Alice アルキルカチオン羊毛&羽毛ケラチン , Trump マルチヒートケラチン

疎水化するっぽい???

未確認情報求む!!ってタイトルで“Forest Shampoo”を使用しているお客様のポーラス気味+ヒートブリスターによるダメージ部分が髪密度が高くなることで改善していることを紹介しました^^

 

その前に、シャンプーの基本的なことですが…シャンプーってのはもともと地肌や毛髪に付着した皮脂汚れやほこりなどを洗い落とすものであって、手触りを良くする成分はコンディショナーやトリートメントに任せれば良いのです!!

極論を言えば、シャンプーの製造原価100円程度の洗浄成分のみ^^;余分な成分は配合していないシャンプーでOK!!で、シャンプー後には近所のボディショップで売っているホホバオイルを少量染み込ませれば脂質の補給が出来て応急処置は完了♪

※ホホバオイルはダメージ毛に必要な脂質成分を多く含む為、また人間の皮脂膜の分子構造とよく似ている液状エステル油なのでべたつかずにスーッと馴染みます…が、毛髪の補修にホホバオイルだけでは出来ませんが^^;

 

と・こ・ろ・が近年カラー・パーマ・縮毛矯正・デジタルパーマなど以前に比べ施術頻度が高く、さらには自宅でのスタイリングでコテやストレートアイロンなどで激しく熱変性を起こしたりと…

毛髪本来の正常な状態“疎水性”ではなく、撥水性よりのゴワゴワと硬い毛質になったり、親水性よりのコシのないパサパサな毛質になったりして…上記の様な洗うだけのシャンプーで“ヘアケア”をするには厳しくなってきました^^;

 

何故か?…洗うだけのシャンプーでは毛髪本来の“疎水毛”に戻すことは不可能だから!!…と思うよ^^;

 

※疎水毛とは水分量11~14%含んだ毛髪本来の正常な状態で、水分量が10%以下に低下した異常な状態を撥水毛と呼び、水分量を15%以上含む異常な状態を親水毛と呼びます。

 

そこで毛髪を本来の“疎水性”に近づける“Forest Shampoo”の開発が始まりました♪

できるだけ難しく言わずに書きますね^^;

“Forest Shampoo”は洗えば疎水性成分がコアセルベートします…つまり毛髪内部に疎水性のトリートメント成分が水難溶性成分として毛髪内部を補修することで疎水性に導きます。

また高分子系補修成分がコアセルベートにより架橋点密度を増加し、さらに架橋点寿命を引き延ばすため毛髪表面を強力に保護し、艶感や手触りの感触を持続して改善していきます。

 

具体的にはこんな感じ↓たぶん複数回ブリーチと矯正剤漬けにしたもの…誰が見てもどの程度のダメージか写真でも伝わると思う^^;

 

左側が美容メーカーのアミノ酸系ヘマチン配合シャンプーで、右側が“Forest Shampoo”でシャンプーとドライを7回繰り返した画像がこれ↓

 

左側の美容メーカーのアミノ酸系ヘマチン配合シャンプーで7回洗ったアップ画像↓

右側の“Forest Shampoo”でシャンプーで7回洗ったアップ画像↓

分かりますでしょうか?毛髪の適正な水分量である疎水性に近づけるだけでここまで差が出ます^^

今回はハイダメージ毛なので7回シャンプードライを繰り返しましたが、ミドルダメージ毛なら1~2回目くらいには効果を実感できると思います♪

 

“Forest Shampoo”に配合してある疎水化へ導く、関与成分一覧

・疎水性低分子φ型ケラチン…毛髪内部を主に疎水結合を促進し疎水化へ導きます。

・疎水性高分子α型ケラチン…γ型と併用することで毛髪を面で包み込み疎水化へ導きます。

・疎水性高分子γ型ケラチン…α型と併用することで毛髪を面で包み込み疎水化へ導きます。

・ヘマチン…過酸化水素除去、ケラチンPPTを毛髪内部・外部に架橋します。

・18MEA…キューティクルを守る脂質成分で疎水性へ導きます。

・メドウフォームーδーラクトン…ケラチンPPTを吸着。疎水性質への強化作用。

・ペリセア…PPTの浸透促進、またケラチンPPTとのイオン結合。

・キトサン…擬似キューティクルを生成、またケラチンPPTとのイオン結合。

・疎水性アミノ酸…アラニン、バリン、イソロイシン、フェニルアラニン、プロリン

これら補修成分は相互作用によって補修成分単体の何倍もの効果を生みだし毛髪を疎水性へ導きます。

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※疎水化する処方でも、実際にSEMなどの電子顕微鏡で観たわけではないので、あくまで結果論です!!なので、処方した僕がいうのも変ですが“Forest Shampoo”は厳密に言うと…疎水化するっぽい…シャンプーです^^;

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Forest Shampoo ダメージケアシャンプー , ケミカル

カラーの前処理にシステアミン

このケミカル関連のブログを書き始めてからメールやコメントでよく言われてたのが…

「今は難しくてよく分かりませんが、これから勉強していきます!!」

などなど…確かに難しく書きすぎたかも^^;使う言葉を違えても言ってる意味は同じなら分かりやすい方がいいですもんね^^

例えば…

「砂糖を精製水に添加する→溶解させる為に攪拌してピコ化した砂糖水を生成した。」

砂糖を水に溶かしたときに普通こんな言い方しませんよね?

「砂糖を水に入れて棒で混ぜる→水に溶けた。」

そう、言っている意味は同じでも難しくいうとそういう言い回しもあるってことです。

CMでお馴染みのシャンプー・トリートメントのピコアミノ酸もそう…水に溶かしただけのこと…そんなこと言ったら“Forest Shampoo”だってピコアミノ酸配合って商品として謳える♪言わないけど^^;

なのでこれからはもう少し分かりやすい説明に変えていきたいと思います^^;

 

で、今回はこの↓中性システアミン7%’Libra Carl 7’を使ったカラーリング時の前処理方法を紹介します。

まず、その前に’Libra Carl 7’の商品説明^^

・中性のpH7 システアミン濃度7%の化粧品登録のカーリング剤です。

・毛髪の還元部分でチオグリコール酸やシステインはS-S結合の親水性部分のS1と呼ばれる部分を主に還元します。また、システアミンは疎水性部分のS2と呼ばれる部分を主に還元します。

 

具体的にはチオグリコール酸などで縮毛矯正・デジタルパーマなどの熱処理で硬くなった部分にS1に作用する還元剤を使用すると余計に硬くなり、酷いときにはチリツキやビビリがおきます。

解決方法としてはシステアミンで硬い疎水性部分のS2を切断し、硬く収縮した部分を柔らかくしてウェーブ形成すれば良いと思います^^

特に’Libra Carl 7’はpHが中性なのでチオのアルカリ還元剤に比べて、シスアミのミックスジスルフィドは疎水性のため2次膨潤がほぼ起きずタイムオーバーによるチリツキやビビリがおきにくくなっています!!

 

で、本日の本題です^^

先ほど書いた髪質…縮毛矯正・デジタルパーマなどで硬くなった髪質というのは髪本来の疎水性の状態から熱処理(過度の^^;)によって撥水性に近い状態へ毛髪内部の構造が変化しています。

そう、システアミンのS2還元により縮毛の捻れを緩和したり、熱によって硬く変性した部分をほぐす効果(限度はあります^^;)があります…つまり…カラー剤の浸透性があっぷして染色作用の効率をアップします。

 

~施術例~

①基本的にカラー剤が入り難い又は、色が落ちやすいという方は’Libra Carl 7’を7~10倍希釈したものを毛髪に塗布して5分ほど放置もしくは2~3分パルッキーなどでスチームして一度お流ししてからカラー剤を塗布すればOK!!

②熱処理によってカラー剤が入り難い又は色がくすみやすい方は’Libra Carl 7’を7~10倍希釈したものを毛髪に塗布して5分ほど放置もしくは2~3分パルッキーなどでスチームしてそのままカラー剤を塗布するだけ。

③乳化時にジカルボン酸でシステアミンのアミノ基と反応させて架橋&残臭処理。

 

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