疎水性反応型フェザーケラチン“Alice”再入荷いたしました!!
やっと“Alice”が工場から届きました!!
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前回の…
アップしてから色々な意見やお問い合わせが多くてビックリ!!
でもね、前回も言った通りお取引サロン様にも詳細は明かせません^^;
前回のプチ公開情報…
・φ型ケラチン処理剤
・アニオン性
・疎水性
・酸縮合時の臭気が強烈になりました^^;
今日のプチ公開情報…
・低分子
ファイマックスー750(未修飾のφ型ケラチン)と比較して…
・シスチンが12倍多く含有
・リジンが約11倍多く含有
・ヒスチジンが約6倍多く含有
ちなみに羊毛ケラチンと比較すると…
・シスチンが約1.4倍少なく含有
・リジンが約2.7倍多く含有
・ヒスチジンが約1.5倍多く含有
あえてシスチン、リジン、ヒスチジンが多く含有していることを公開したか考えてみて下さい^^
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今日はアミノ酸について!!現場のサロンワークにあまり関係のない内容…関係なくはないか^^;
アミノ酸というのはカルボキシル基(酸基)とアミノ基(塩基)の組み合わせから出来ています。
サロンワークでよく耳にするアルカリ性アミノ酸…アルギニンというのはカルボキシル基(酸基)とアミノ基(塩基)の組み合わせでアミノ基(塩基)を多く含んだアミノ酸のことなんですね^^他にはリジンとかヒスチジンなど。
で、このカルボキシル基とアミノ基のバランスが同じ場合はシステインやプロリンといった中性のアミノ酸となります。
アルカリ性と中性とくれば、酸性のアミノ酸!!旨味成分のグルタミン酸とか^^構造的にはカルボシル基とアミノ基のうちカルボキシル基を多く含む組み合わせになります。
ちなみにカルボシル基とアミノ基の組み合わせでアミノ酸は約500種類も存在するといわれています。
以上で、“カルボキシル基+アミノ基=アミノ酸”という様に構成されていることは分かります。
今度はアミノ酸同士の組み合わせです!!アミノ酸同士の組み合わせをタンパク質といいます。
アミノ酸Aにあるカルボキシル基(-COOH)とアミノ酸Bのアミノ基(-NH2)が脱水縮合し…アミノ酸AとBが結合した状態がペプチド結合なんですね^^
で、このペプチド結合が多くなるとポリペプチドと呼ばれます。
ここで一旦まとめます。
カルボキシル基+アミノ基=アミノ酸
アミノ酸+アミノ酸=ペプチド(タンパク質)
ここから↓はサロンワークに役立つ情報です^^;
サロンワークで使用する処理剤といえば…ケラチン、シルク、コラーゲンが代表的な3種類になります。
この三種類はタンパク質なので当然アミノ酸から出来ています。
※数字は若干大雑把に書きました^^;さらに原料などにより数値にはばらつきはあります。
人毛ケラチンのアミノ酸組成…
シスチン15%、グルタミン酸14%、アルギニン9%、その他
ケラチン(羊毛)のアミノ酸組成…
グルタミン酸15%、シスチン10%、アルギニン10%、その他
シルク(フィブロン)のアミノ酸組成…
グリシン40%、アラニン30%、セリン15%、その他
コラーゲンのアミノ酸組成…
グリシン33%、プロリン21%、アラニン11%、その他
…もう、知っている方もいるかもしれませんが^^;
なぜ毛髪の補修にケラチンが一番有効なのか?…それは毛髪の80~90%はケラチンから出来ています。その毛髪のアミノ酸組成に一番近いのが羊毛ケラチンなんですね^^
アミノ酸を知るということは…そういうことです^^
だからといって羊毛ケラチンの処理剤がすべてが良いわけではありません…過去に何回もブログで書きましたが、羊毛ケラチンの中でも疎水性ケラチンでなければなりません。
それはダメージした毛髪は親水化して、毛髪本来の疎水性ではないからですね…親水化した毛髪を毛髪本来の疎水性に戻すのは疎水性ケラチンでなければならないからです。
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φ型ケラチンの優位性で紹介しましたが、φ型ケラチンの補修イメージはこんな感じです↓
ダメージによっては大きなダメージホールや小さなダメージホールも存在します。
そこにファイマックスー750を浸透させた後に酸縮合させるとこんな感じに↓
大きなダメージホールも小さなダメージホールもこんな感じに補修できるのがファイマックスー750なんですね♪
で、今日の本題“カチオン化φ型ケラチンの優位性”
その前に…
未だにカチオン化ケラチンだから…高分子ケラチンだから毛髪内部に浸透しない!!
と、断言される方がチラホラいますがそれは少し違うような気がします^^;
カチオン化されているものでも毛髪内部に浸透します^^;例えば、今日紹介予定のカチオン化φ型ケラチン!!
知的財産権に関わるのであまり詳しくは言えないのですが、未修飾のφ型ケラチンと同等の破断強度まで毛髪を補修するんですよね…これって毛髪内部に浸透・補修してないと考えられないことなんです^^;
未修飾のφ型ケラチンが毛髪内部に浸透しやすいだけであって毛髪外部にも吸着しますし…カチオン化されていても毛髪内部にも浸透します。ただ毛髪外部に吸着しやすいだけのこと!!
ちなみにカチオン化した高分子ケラチンだって毛髪内部に浸透します♪
カチオン化φ型ケラチン混合処理剤“Alice”にも配合している分子量20.000~40.000のアルキルカチオン化高分子ケラチンの浸透・補修イメージはこんな感じです↓
低分子のφ型ケラチンよりは若干浸透に時間がかかります^^
カチオン化高分子なので毛髪表面にも吸着し、ダメージから保護します↓
カチオン化ケラチンだから浸透しない!!って…そんな事無いし、高分子ケラチンだって浸透する^^;
分子量が大きいとか小さいなんて、大小で表現するから誤解を招くのだろうけど…分かりやすいイメージで例えると…
仮に、10人が手を繋いだ状態が低分子なら10000人手を繋いだ状態が高分子…
10人手を繋いでビルの中へ入るのは簡単ですが、10000人が手を繋いだ状態でビルの中へ入るのは大変かもしれませんが入れます^^
この例え…分かり辛かったらすみません^^;
ちなみにこれが↓“Alice”カチオン化低分子φ型ケラチン(オレンジ色)とアルキルカチオン化高分子γ型ケラチン(ピンク色)の補修イメージです^^
高分子ケラチンが入りきれない小さなダメージホールを疎水性低分子のカチオン化φ型ケラチンが補修します。
また高分子ケラチンが低分子ケラチンの流出を防ぎます。
カチオン化φ型ケラチンの優位性って高分子では入れない小さなダメージホールまでちゃんと補修できるってことです^^;
それと、“Alice”がカチオン化φ型ケラチン単体にしなかったのは疎水性高分子ケラチンと組み合わせた方がより疎水性相互作用の効果が良かっただけの事です♪
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ダーさんへ…コメントありがとうございます。
「φ型ケラチンがなぜ酸で縮合するのか?」
は、結論からすればプロトン化したから…です^^
その前に…分かりやすいφ型ケラチンの酸縮合イメージはこちら→φ型ケラチンの優位性
で、理論的なかんじはこちらです↓
pHはアルカリに傾けば傾くほど水酸化物イオン濃度“OH-”が増加し…
酸性に傾けば傾くほど水素イオン濃度“H+”が増加します。
つまり、未修飾のφ型ケラチンはアニオン性物質なので、水溶液中のpHが酸性に傾くことで水素イオン濃度(H+)が高まりプロトン化…+に荷電したことで-に荷電しているφ型ケラチンとイオン結合をした結果が酸縮合なんです^^
さらにφ型ケラチンが等電点以下になると疎水性相互作用によって、 疎水性のアミノ酸だけが集まり分子間で疎水結合し間接的にファンデルワールス力が作用します。
通常毛髪におけるファンデルワールス力の結合強度は…
“ペプチド結合>S-S結合>イオン結合>水素結合>ファンデルワールス力”
の順として弱い結合ですがダメージ の度合いによってはペプチド結合・S-S結合・イオン結合の結合数が総合的に減少し、水素結合同様にφ型ケラチンを酸処理時に起きる疎水結合(ファンデルワー ルス結合)の結合する絶対数が多いのでハイダメージ毛であればあるほど毛髪強度を補強するに有効的な結合といえます^^
酸縮合ってちょっとイオンコンプレックスに似てますけど、別物です^^
余談になりますが…毛髪の安定した状態、等電点pH4.5~5.5がですが、ダメージ毛をφ型ケラチン処理剤で補修しようとしたときに毛髪の等電点に近いpH4で酸縮合させるってなんか面白いですよね^^毛髪の安定する位置が近い感じで♪
「それが理解出来れば他の物質でも応用出来るのかなぁなんて思ってました。」
とのことですが、低分子量の羊毛ケラチンで酸縮合させる原料もありますが、羽毛ケラチンほど高分子化はしませんし、分子量20.000以下まで加水分解した羊毛ケラチンは疎水性を保てず親水性になっていきます。
親水性のケラチンを酸縮合で高分子化したところで親水性の寄せ集め…親水性のままなので補修効果はあまり期待できませんね^^;
もうひとつ…
っても僕のなかであまりに面倒くさそうなので未解決にしてあるプロトン化を利用したスピエラ実験があります。
スピエラはpHがアルカリに傾くとラクトン環が開環し、還元力が弱まるので毛髪を等電点にあわせてからの施術になりますが…
あえて浸透促進のため等電点以下のpH3付近で“酸膨潤”させたあとにスピエラを試そうとおもいましたが…
面倒くさそうなので止めちゃいました…もし良かったらやってみてください^^;
未修飾のφ型ケラチン25%水溶液ファイマックスー750の購入はこちらから↓
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カチオン化φ型ケラチン混合処理剤“Alice”発売してからまだ1日しか経ってないのに…もう在庫が無くなりそう^^;
2.5Lリフィルタイプは残りあと一つ!!早い者勝ちです^^
※本日工場に“Alice”の増産を依頼しましたが…たぶん最短でも一ヶ月は入荷待ちになると予想されます。
今日までにお取引サロン様から頂いた“Alice”のQ&Aを簡潔にまとめました^^
Q、エタノールが配合されていますが、毛髪への影響はありますか?
A、エタノールそのものはCMC(脂質や油剤)などの溶剤にもなり、毛髪内部へCMCの浸透を助けるので、ご使用の際はCMCとの併用をオススメします。またアルキル化ケラチンも配合されているため油分系との相性も良いです。
Q、他のPPT処理剤と混合しても良いですか?
A、カチオン化されたPPTであれば5%まで可能です。またそのために若干エタノール濃度を高めに処方してあります。
Q、希釈しても大丈夫ですか?
A、もし濃度が濃く感じるようであれば、必ず35%エタノール水溶液で希釈して下さい。間違っても精製水のみの希釈はしないで下さい。
Q、ペリセアを添加しても大丈夫ですか?
A、大丈夫です。ペリセアL―30であれば3%で十分です。
Q、必ずハーフドライしないといけませんか?
A、ドライヤーの熱でハーフドライすることでより毛髪への吸着性が高まりますので、効果を十二分に発揮させるなら手間でもハーフドライをオススメします。
Q、大体どのくらい持続しますか?
A、お客様のヘアケア剤と髪質にもよりますが約2~3週間くらいです。※CMCやヘマチンを併用すると成分同士が相互作用して持続性がアップします。…WECO BASEのお客様のなかには5~6週間実感されたと言う方もいます。
また、150mlスプレータイプは店販用でもあるのでダメージレベルの酷い方には自宅でもお使い頂けるとより効果的です。※1一度使用したら必ず3週間は間を空けるよう説明してください。※2お風呂場ではドライヤーを使わず蒸しタオルで包み5分程度、放置時間を作るように説明してください!!感電の危険性があります。
Q、ビビリ補修にも使えますか?
A、使えます。ただし、ビビリ補修の時は“Alice”を塗布→ドライ→塗布→ドライと2~3回繰り返すと効果的ですが、やり過ぎると質感が硬くなってきます。
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“疎水性低分子カチオン化φ型ケラチン”と“疎水性高分子アルキルカチオン化γ型ケラチン”の混合処理剤“Alice”を本日から販売!!
この“Alice”の使い方や詳細はこちら→“カチオン化φ型ケラチンAlice”
ちなみに…こんな感じ↓の毛質に“Alice”を使用すると…
ハンドブローのみで、こんな感じになります↓
それと悲しいお知らせが…
…ファイマックスー750の製造が追いつきません…
なので今現在の在庫…400mlのボトルタイプが4本…1250mlのリフィルタイプが2つ…
次回商品が発送できるのは4月の中旬くらいになってしまいます^^;
まぁ…個人的な趣味で製造販売しているのでお許し下さい。
どうしても欲しい方は原料メーカーの代理店に直接お問い合わせ下さい。※販売して頂けるかは代理店さん次第でしょうが^^;
WECO BASEの処理剤やカーリング剤はできるだけ原料の特性を活かす為に必要最低限の成分しか配合していないので、限りなくメインの原料単体に近い処方になっています。
それでも他の成分を少量組み合わせて配合することで成分同士の相互作用によってメインの原料単体の効果だけでは得られない強度・保湿・艶・滑り・持続性などをより効果的にすることが出来ます♪
まぁ、そういう理由もあってWECO BASEでは原料の“生詰め”での販売はしていないんですけどね…
だって原料を小分けして販売しているだけって…塩じゃないんだから^^;
それなら原料メーカーの代理店から仕入れた方が中間マージンが無いほうがコスト的に…ねぇ?
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昨年から試行錯誤しながら考えていた“Alice”の試作品で検証…ってもほぼ完成のものですが^^;発売前にどんなものかを紹介します♪
去年のブログの“お取引サロン様へ”や“疎水性反応型Alice”で少し触れましたが内容成分は“ファイマックスー750”の主成分φ型ケラチンをカチオン化したもの^^
カチオン化φ型ケラチンは特別な施術操作…例えば未修飾のφ型ケラチンを酸縮合による高分子化などしなくても、塗布してから少し時間を置くだけで同等の毛髪破断強度があります。
つまり、未修飾のφ型ケラチンと同等の補修能力があります!!
また、カチオン化されているため毛髪表面に多く吸着しますので皮膜系処理剤だと思われますが、未修飾のφ型ケラチンほどではありませんが、毛髪内部にもちゃ~んと浸透します♪
それから、カチオン化φ型ケラチンのみだと分子量1000と低分子のため、カチオン化高分子ケラチン系処理剤に比べ持続性の問題が…
ということで、“Alice”には疎水性高分子ケラチン処理剤の中でも最も補修能力の高い“プロティキュートCガンマ12”を配合し、また混合処理剤として作ることで同じ疎水性ケラチンでも低分子と高分子のお互いの欠点を補いました^^
使用方法として今回もファイマックスー750同様にできるだけ高濃度で提供し、技術者のお好みの濃度に希釈できる様にしたかったのですが、“Alice”に配合しているプロティキュートCガンマ12の希釈方法にクセがあるので希釈せずにストレートで使用して頂きます。
使い方は簡単♪
気になるダメージ部分に塗布してハーフドライするだけ!!
効果としては…
・カラーの後処理で退色を防ぎます。
・マニキュアの前処理でマニキュアの染まりを良くします。
・パーマの前処理で毛先のかかりすぎを防ぎ均一なウェーブ形成。
・パーマや縮毛矯正の中間処理でキューティクルの剥離を防ぎ、毛髪強度の低下を防ぎます。
・トリートメントの処理剤で毛髪内部のダメージホールを補修し、毛髪表面のキューティクルを保護して毛髪内部のCMCの流出を防ぎます。
・アニオンでコンプレックスさせてさらに効果アップ!?
やってみるとこんな感じになります↓
施術履歴…
・2011年11月はじめに縮毛矯正?
・2011年11月末に毛先だけコールドパーマ?
という履歴の髪質は現在こんな感じ↓
施術方法は…
①“Forest Shampoo”でシャンプーで下地作り
②インナーCMC
③“Alice”塗布
④ハーフドライ
⑤ヘマチン
⑥キトサン
⑦“Forest Shampoo”でシャンプー仕上げ!!
写真から手触りなんか伝わらないので見た目だけですがこんな感じです^^;
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久しぶりにアクセス解析をしたところ…“φ型ケラチン”、“フェザーケラチン”、“羽毛ケラチン”と検索キーワードが急激に増えて先月の約2倍もアクセス数が増加していたので、今日は“φ型ケラチンの総集編”にしてみます。
そもそもφ型ケラチンの原料は従来の羊毛や人毛からではなく、水鳥の羽毛を加水分解して得られるケラチンです。
従来のケラチンとの大きな違いはアミノ酸組成が羊毛ケラチンに比べて約1.5倍疎水性アミノ酸を多く含有していること!!
疎水性アミノ酸が多いことで、毛髪を構成している成分との疎水結合が促進して親水化したダメージ毛を健康毛に近い疎水性に導きます。
もう一つはα型ケラチンとγ型ケラチンの両方の性質を兼ね備えた構造のβシート構造という平面的な構造であるため、シルク(βシート構造)に似た非常に柔軟性のある分子構造のケラチンです♪
またβシート構造のため吸湿性が低く、湿度による広がりなどを抑制し、羊毛ケラチンにはない“艶感”や“軽さ”といった質感を与えることが出来ます。
現在、このφ型ケラチンには未修飾タイプとカチオン化タイプの2タイプがあります。
・未修飾のφ型ケラチンは平均分子量750という低分子なのですが、pH4付近で酸処理すると酸縮合し分子量が750から32倍の約24.000へ高分子化します!!
・カチオン化タイプは未修飾のφ型ケラチンのアミノ基に第4級アンモニウム塩を結合させ、カチオンの電荷を付与したタイプで平均分子量1.000という低分子です。
未修飾タイプの様に酸縮合による高分子化はありませんが、カチオン性を持つことによって特に傷んだ毛髪表面に多く吸着する性質があります。
基本的にどちらも同じく疎水結合を促進し、カラーやパーマの前処理ではコルテックス間のCMCの流出を防ぎ、過酸化水素やブリーチ処理の過酸化によって生成されるシステイン酸の増加を抑制し、S-S結合の減少を防ぎます。
最近はよく「どう使用するのが効果的か?」というメールを多く頂くのですが、個人的には…
パーマの中間処理で未修飾タイプの特性を活かして、低分子で浸透後(クリープ処理剤としては最高^^)に酸縮合による高分子化を利用してウェーブ効率アップ♪
扱いやすさ優先でカチオン化タイプ使用でもいいんじゃないでしょうか?
以上、φ型ケラチン~総集編~終了です^^
さらにφ型ケラチンの詳細を知りたい方はファイマックスー750を参照して下さい。
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